物語の始まり
今回もお越しいただきありあがとうございます。
新作のご紹介です。ギャラリーベルンアートのグループ展に展示されます。展示と作品詳細は文末に掲載しておりますので、そちらもご覧ください。
後戸に無数の紫陽花が撒かれた
そのひとつへ“何か”が臍の緒のように伸びる薔薇から注がれる
こうして新たな可能性は次の段階へ
無数の可能性
今回のグループ展には作品を４点を出品します。今までは同じーテーマ、コンセプトはありつつもそれぞれ独立した作品でした。しかし、今回の作品群は同じ世界の中で時系列順に沿って展開しています。
その世界の始まりが本作『生命がはじまる』です。
後戸という生命力に満ちた空間に紫陽花が無数に点在しています。この中のひとつが芽吹き、新しい世界が誕生する物語です。
後戸は例えるなら胎内であり、紫陽花から伸びる薔薇は臍の緒です。あるいは卵や蛹、民俗学的な観点からはうつぼ舟のようなものです。その中には神秘的なエネルギーが満ちていて新たな生命が胎動しています。
本作で表現したいのはまさにここで、無数の可能性の中からより良い世界が生まれることを願うものです。また無数の紫陽花はこの世界やそこに住まう生命の今とは違った可能性の存在を示し、想像力を膨らませられる余地として漂っています。
さて、本作では無数の可能性の中から選ばれた紫陽花に未知のエネルギーが注ぎ込まれました。次のシーンではどんな物語になっているのか次の記事をお読み下さい。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
以下、作品情報と展示情報です。ウェブ上でも十分楽しんでいただけるよう画像は提供させていただいていますが、本物は本物で違った魅力があります。是非会場でもお楽しみ下さい。
【作品情報】
タイトル：生命がはじまる（後戸_∅_ある世界の可能性）
サイズ：P6号（410*273mm）
技法：パネルに油彩
価格：198,000円（税込み）
【展示情報】
『Eden上の君たち・絹の雨：展』
会期：2023.9.15（金）～9.23（土）＊日・月曜休廊
時間：13:00-18:00
会場
ギャラリーベルンアート
530-0047 大阪市北区西天満4-2-4(美術ビル2F)
TEL 06-6361-5507
www.gallery-bernart.com
E-mail: bernart@kf6.so-net.ne.jp
出品作家
浅野 信二、小川 香織、小林 宏至、さかの 依、平林 孝央、伊豫田 晃一（友情出品）、 高松 ヨク（特別出品）
＊敬称略
＊購入など作品に関するお問い合わせは画廊までお願いします。
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