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3ヶ月で0から個展準備
本当は小出しにしようと思っていたのですが、次の展示でとてもこまめに記事を書いている余裕が無いので、一気に放出します。
それでは、個展の準備の話です。
夏の個展から冬の個展までわずか3ヶ月。
9月3日に個展が終わり、次の個展が12月16日から。必要な新作品数は10~15点。その間にグループ展が2件(7点)。合計20点くらい。
今書いていてよくこんなスケジュールをこなしたなと失笑しています(笑)。
さて、私の実践ですが以下3点です。
作品を描くスピードを上げる。
心を整える
作品を描く時間を増やす。
制作が楽しいと自分に思い込ませる
まずは描くスピードですが、
パレットにたくさん絵の具を出しておく
使いきれなかったらどうしようなんて考えない(ちびちび使っててもどうせ絵の具がチューブの中で固まっちゃいます、なんなら固まったキャップを無理やり開けようとしてチューブをねじ切っちゃいます。)、そして惜しむことなく使う。
だから、安い絵の具を使うことにした。
いつも使っている絵の具の1グレード下のもの。とは言え、いままでの描き心地と極端に違うと筆に迷いが出るので、合成顔料(ヒュー、とかチント)は使わない。つまり良い色を使う。そして色の出が良いものを使う。発色の強さではなくて隠蔽力の強さです。中途半端に透明だったり、隠蔽力があっても彩度が強すぎたりすると余計な手間が増える。ここはどんな作品を描くかによって違ってきますが。いずれ、どんな色を使ってどういう工程で描いているかお話しましょう。
心を整える。
ある意味絵の具の準備などや技法よりも大切です。
材料と技術があってもやる気がなければ手が止まってしまいますからね。
というわけで、実践したのは”水回りの掃除”と”食べない”です。
水回りの掃除は具体的には台所の流し、洗面台、トイレを毎日です。別にアトリエが散らかってても綺麗でも制作に影響がないんですが、汚れが目立ちやすい場所が汚いと生きる気力が半減します。なので、綺麗に。水回りは掃除をするとピカピカになるので、きれいになった実感が得やすいです。
毎日するわけですから、効率よく掃除をするために色々揃えました。使い捨てタオル、トイレマジックリン汚れ防止プラス、ペーパータオル。
食べないですが、
食べません。それだけです。私の制作は遅くとも朝4時には始まります。そこからお昼までは食事は摂りません。なんでかというと気持ちが萎えるからです。
食べるという安易な快感を朝から感じてしまうと一日その欲望に縛られます。特に私は心の弱い人間なので、一度食べて「おいしい」と思うとちょくちょく食べ続けてしまいます。それが制作のロスです。食べる時間だけでなく、食べたいという余計な思考が制作の推進力を下げます。
描く時間を増やすですが、
私は朝早く起きてました。もともと早起きなのですが、締切間際の2週間前は朝3時起床、夜11時就寝がデフォルトです。
ずっと描いているわけではないですが、ほぼずっと描いてます。まあ睡眠時間は5時間もとれれば十分でしょう。とくに締め切りに追われているときは。直前もそれほど生活リズムには違いはありません。
制作が楽しいのだと自分に思い込ませる。
制作ペースに関しては正直なところ地獄です。
でも、良い作品を作るんだ、これを描けば必ず良い絵になる、描かなければ形にすらならない、自分ならできる、などと常に思う。
で、そういった前向きな発言をSNSでする。いくら自分で思ってもすぐに萎えてしまいます、そこで自分はこういう前向きな思考なんだと目に見える形で残す。それもひと目につくところに。それがSNSです。周りの目もあるので、自分も引くに引けなくなります。それを繰り返す。
制作ってなんて楽しいんだ♪って思いながら制作していました。
今も制作の真っ只中です。ちょっと息抜きに以前書いた下書きをまとめました(まとまってません)。尻切れトンボな終わりになってしまいましたが、こんな感じのメンタルでやってます。
次はいつになるのかわかりませんが、また書きます。
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