コミュニケーションの黄金比とは。

人とのコミュニケーション能力を上げる時に皆さんは何から手をつけますか?相手に積極的に話を振るための話題作りでしょうか?相手を飽きさせないためのトーク力を身につけることでしょうか?

たしかにそれらも重要でコミュニケーション能力の向上に繋がります。しかしもっと簡単に、かつ、効果のある方法があります。

それは聞き上手になることです。

相手の話を聞いてそれに対して適切な返答をする、それだけの事で相手との対話はスムーズに進行していくのです。

相手があまり話をしない人だったら意味がない、と思うかもしれません。しかし、コミュニケーションを取る相手がそんな人ばかりとは限りません。自分を発信するSNSがどんどん普及していることからも分かる通り、自分のことを知ってほしいと思ってる人は多くいます。まずはそこをターゲットにすればいいのです。いきなり全員とコミュニケーションを取るのはとても難しいです。


では聞き上手になるためにはどんな事を心がければ良いでしょうか。例を挙げ始めるとキリがないので自分なりにここが大事、と思うポイントを紹介します。


①表情


まずは表情です。この記事にもある通りコミュニケーションにおいて表情は重要な意味を持っています。もちろんそれは相手の話を聞く時も同様です。皆さんも自分が話している時に相手が無表情だと「話がつまらないのかな」とか「興味が無いのかな」とか思ってしましますよね。なので相手にそんな思いをさせない為にも楽しい話なら笑顔、真剣な話なら真顔、の様に表情を作るだけで相手は安心します。


②肯定

次に大事なのは肯定するということです。上にも書いた通り話す人は自分のことを知って欲しい、認められたいと思って話すわけです。それに対して否定的な発言をしてしまったら意味がありません。まずは相手の意見を肯定する、簡単ですが忘れがちなポイントなので気をつけたいですね。


③8:2の法則

最後に紹介するのは「8:2の法則」です。これは相手の話す量と自分が話す量の比を表しています。自分の中ではコミュニケーションの黄金比だと思っています。②肯定と内容が多少被ってしまいますが相手は自分の話をしたい状況です。そんな時にこちらからたくさん話す必要があるでしょうか。まったくその必要はありません。相手には気持ち良く話をしてもらってそれに対して少し反応するくらいがちょうど良いのです。


以上3点が特に自分が気をつけている相手の話を聞く時のポイントです。人とコミュニケーションを取れるようになりたいけど話すのは自信がないと思う方はぜひ参考にして欲しいです。聞き上手になれれば自ずと話し上手への道も拓けてきます。コミュニケーション能力の向上の第一歩として気をつけてみてはいかがでしょうか。