魔法の言葉を知れば友達100人も夢じゃない。

4月になり、新たな出会いの季節になりました。もしかしたら一年の中で最もコミュニケーション能力が必要な時期かもしれません。進学して周りに友だちがいない環境に置かれ、新しく人間関係を作り上げていくための重要な一歩を踏み出す季節だからです。そんな時のための、はじめましての相手にも使えるコミュニケーションのコツについて書いていきたいと思います。

対人関係において第一印象は大切とされています。では、その第一印象はどこから決まるでしょうか。基本的には視覚的なものだと思います。あなたが初対面の誰かと会う時に笑顔で接せられるのと無表情で接せられるのではどちらが好印象を抱くでしょうか。おそらくほとんどの人が前者と答えるでしょう。初対面の人とコミュニケーションを取ろうとするときは誰でも緊張するものですが、それは相手も同じです。こちらが笑顔で接することで相手の緊張が解け、よりスムーズにコミュニケーションを取ることができます。

また、初対面においてはこちらから話しかけるというのも重要なポイントになってきます。これに関しては今までに書いてきた記事の中でも最も困難なことかもしれません。ただ、話しかけるとは言っても気の利いたことを言う必要も面白いことも言う必要もありません。ただ、話しかければいいのです。何気ない内容でも挨拶でも構いません。なぜなら、自分が周りに知り合いがいないように相手も周りに知り合いのいない不安な環境なのです。そんな時に笑顔で話しかけられたら話の内容がなくても嬉しくなるものです。

最後に紹介するのは「魔法の言葉」です。これはただ単に相づちのことを自分が勝手にそう呼んでいるだけですが、特に心がけていることで一番重視しています。

なんとか勇気を振り絞って相手に話しかければそこからは会話が始まります。もちろんそこでも気の利いたことを言う必要はありません。当たり障りのない内容から始めてどんどんと発展させていけばよいのです。そんな時に使えるのが魔法の言葉、つまり相づちです。普段のコミュニケーション以上に初対面での肯定は効果があります。相手の言った内容に対して「そうなんだ」や「うん」と肯定の相づちから返答するようにしましょう。これをするだけで相手は「自分に興味を持ってくれているんだ。」と感じるので、警戒心が解けさらに多くのことを話してくれるでしょう。こうなってしまえば勝ちも同然です。自分から話さなくても円滑なコミュニケーションが結べるのはとても楽で効果的だからです。

新しい生活において良いスタートダッシュを切れるかどうかは非常に大事な点です。簡単なコミュニケーションのコツを知って勝ちを掴みましょう。