脱コミュ障のコツは「方向転換」?!

人とコミュニケーションを取るのが苦手だ、という人たちにはある共通点が見られます。その共通点に気付き、脱却することができればあなたのコミュニケーション能力はぐんと上がるでしょう。

早速ですが、その共通点とは何でしょうか。それは「会話中の意識の方向が自分に向いている」ということです。人見知りの人や、会話が続かないという人はよく「自分の話が面白くなかったらどうしよう」や「沈黙になったらどうしよう」のようにコミュニケーションを取る相手ではなく自分に意識の方向が向きがちです。しかし、これでは自分の中だけで思考のループに陥ってしまうため、相手のことなんて考えられません。さらに、このループは負の感情を含む場合がほとんどです。

例えば、

人から話を振られたときにうまく返すことができなかった。

自分は話すことができない、と思いこむ。

この先話が振られてときも「話すことができない」という思考が優先されてしまい話せる内容についても話すことができなくなってしまう。

これはよくありがちな負の思考のループです。この思考をしている間は人とコミュニケーションがうまく取れるはずがありません。

ではこの思考の方向を変えたらどうなるでしょうか。自分ではなく会話をする相手に意識を向けるということです。つまり、「自分の話が面白くなかったらどうしよう」ではなく「どんな話をしたら相手は喜ぶだろう」と変換するわけです。コミュニケーションは相手がいて初めて成り立つものなので、その相手に意識を向けるのは当たり前かもしれませんがそれに気づけない人が多くいるのも事実なのです。

しかし、思考の方向を変えるだけでいいと言われてもそう簡単に変えられるものではありません。どうしても自分のことは気になってしまいます。そんな時には相手も同じ人間だと考えてるようにしてください。もっと簡単に言えば相手も会話中は自分に意識が向きがちだということです。つまり、こちらが少し話せなかったとしても相手はこちらのことなんてそんなに気にしていないのです。そう考えるだけで少しは気が楽な状態で会話ができるのではないでしょうか。


自分は人と会話をするのが苦手だ、という方や人見知りをしてしまう、という人はこの「意識の方向転換」を実践するだけで効果は表れます。トークのテクニックなどを学ぼうとする前に意識を変えるだけのちょっとした工夫を実践してみてください。