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かえこがアホやから〜あたりまえっ!⑦可愛いところもあったかも

かえこの初恋
昭和38年に大ヒットした「高校三年生」は詰襟の学生服に身を包んだ舟木一夫のデビュー曲で、当時一世を風靡した。

私は舟木一夫が大のお気に入りで、彼がテレビに出でいると、真っ赤になって母の後ろに隠れたらしい。

2、3歳にして、恋する乙女の恥じらいを見せたというのだ。
なんか、照れる(笑)

かえこは口から先に生まれてきた 
2歳上の兄が、おっとりしていたのに反して(おっとりしていても、ファインプレーの逸話を持っているけどね。過去記事⑤に、、)
私は、つけんまで帰るくらいだから、こまっしゃくれていた。(過去記事⑥)

発語も早かったし、まあ、いわゆるおしゃべりでおませさん。

当時ミシン刺繍を習っていた母が、ミシンを購入。やや値が張るものだし、親戚や会社の皆にはまだ言いあぐねていたらしく、、、

母は私や兄に、
「ミシンを買ったことは、まだないしょ。
みんなに言ったらあかんよ」と口止めしたらしい。

会社には賄いの人もいて、食堂で皆で昼食を囲んでいたようだが、その時、、、

私は、おもむろに、
「おかあちゃん、ミシンなんか買わへんかったなぁー」と言ったらしい。

この唐突な爆弾発言に、皆は
「あれ、奥さん、ミシン買わはったんですか?」 と驚く。
はい、バレバレです。

「言うたらあかんって言われても、いいとーていいとーて(言いたくて言いたくて)仕方なかったんやなぁ。そりゃそうやな」と母は笑って懐かしそうに話してくれた。

口から先に生まれたと言われるほど、おしゃべりなのは困りものではあるけれど、
お母ちゃんがミシンを買った!と言わずに、
買わへんかったなーって言った自分が、なんか愛しい。

他のトホホなエピソードはまた明日。