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私は覚悟ができていなかった、、 「クスノキの女神」クライマックスについて

東野圭吾作「クスノキの女神」を読んでの感想です。ネタバレもあります。 今作も大変面白くて、終始涙が溢れそうなのを、主人公である玲斗と一緒にこらえながら読んでいました。ただ、本当に面白かったからこそ、ラストまで読み終えた時、「こんなラストなの?」と、思ってしまったのです。 最後のクスノキの奇蹟(元哉の受念)は果たされたのかもわからず、千舟は玲斗のことを前置きもなく忘れてしまうという、唐突なエンディングでした。 このクライマックスにどんな思いが込められているのか考え、自分な

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