推しが宣伝しているものならオタクは何でも買うのか?

テレワーク会社員になってから、いかに化粧をさぼるかに全力を注いでいます。自分で言うのもなんですが、美容に関する意識があまりないです。

そんな私が応援しているグループに、中島健人さんという方がいます。言わずと知れたケンティーですね。

中島さんは新日本製薬「パーフェクトワン」のCMに出演しています。

中島さんは、自分が出ているCMのものや出演する作品をゴリゴリにブログでプロモーションしてくる人なので、当然パーフェクトワンもゴリゴリに宣伝していました。

■パーフェクトワンを買ったのかというと……

ただ、最初に中島さんのCMが決まったときには、正直パーフェクトワンを買いませんでした。

もちろんLPは見ました。しかし、今のところシミやシワに困っていませんし、美白願望もあまりありません。使っている美容液がそろそろ切れそうなんてこともありませんでした。

マーケティングでいうところの、不要・不適・不急だったわけです。

孫引きで申し訳ないのですが、営業・マーケティングでは4つの「不」を解消するのが大事だと言われていますよね。

・不信の壁:「お宅は信用できない」という壁
・不要の壁:「それは私には必要ない」という壁
・不適の壁:「それは私には適切ではない」という壁
・不急の壁:「今すぐ買う必要がない」という壁

https://sairu.co.jp/method/btob-sales/001

推しが宣伝しているものなら何でも買うオタクもいます。Twitterでは「使ってるよ!」「お母さんに買ったよ!」という投稿をたくさん見ました。

ただ私は、推しが宣伝しているからというだけでポンポン買うオタクではなかったのです。申し訳ないことに。

■パーフェクトワンフォーカスの登場

その後、中島さんが新シリーズ「パーフェクトワンフォーカス」のCMに出演することが発表になりました。

公式サイトによると、商品としてはクレンジングとウォータリージェルがあるとのこと。最初は「ウォータリージェル」が何か分からなかったのですが「化粧水、乳液、クリーム、美容液、パック、化粧下地の1品6役のオールインワンジェル」と書いてあり、理解できました。顧客に理解できる言葉で書かれているのはとてもありがたい。

新シリーズのコピーは「毛穴スッキリ、フォーカス肌」。思いっきり自分のささやかな悩みと合致しています。20~30代をがっちり狙いに来ているなと感じました。一気に不要・不適が解消されました。

また、ちょうどこのとき、クレンジングがなくなっていました。クレンジングに対する不急が解消されていたんです。ちょうどわんわん王子のステッカ―プレゼント企画をやっていたので、不急どころか緊急になっていました。

わんわん王子、中島さんファンなら中島さんを感じずにはいられないキャラクターなんですよね……。オタクが狙われている。

その上、スマホアプリを入れたら1000円オフ!
金額の壁まで破壊されました。

こうして私はスムースクレンジングバームを買いました。

■いざ使ってみて

で、いざ使って見るととんでもなく便利でした。

なにせクレンジングと洗顔が一発で済むんです。もう何もしたくないという日でも、すぐに顔を洗えます。時々パーフェクトワンフォーカスを使っていても面倒な日が正直あるんですが、「商品を使ってケンティーを応援しろよ!!」と心の中のオタクが叱咤激励してくるので化粧を落として眠れます。

一つで済むので、出張の時も便利です。クレンジングも洗顔フォームも持っていくより楽ですし、どちらか忘れてくる可能性も減らせます。

この手軽さとその後やってきたお誕生日クーポンにつられて、先日リピート購入しました。こうして消費者はものを消費していくんですねえ……。

■この購買体験を振り返ってみて

パーフェクトワン、パーフェクトワンフォーカスとの体験を振り返って思うのは、

  • オタク相手でも有名人を起用したマスプロモーションだけで物が売れるとは限らない

  • ただし目を向けてもらうきっかけにはなるので、後工程さえしっかりしていれば購入に至る

でした。

そして使ってみた感覚がよければ、また買っちゃうんですよね。

  1. 目を向けてもらう

  2. 4つの不を解消する

  3. いい商品を提供する

  4. また使ってもらう

の流れに乗ったからこそ、私はパーフェクトワンフォーカスを使っているんだと思います。

④に関しては、美容に興味がないからこそ他にスイッチしようという気にならないのもありますね。調べるのも比べるのも面倒なので、支障がなければ現状維持でいいか~と思っちゃう。

きっとあらゆるジャンルで私みたいな人がいると思うので、全顧客がしっかりくまなく製品を比較して買っているわけじゃないよなあ……と思いました。その辺はBtoBとBtoCでまた違うかもしれませんね。

以上、オタク的購買体験の振り返りでした。

やっぱりプロモーションと商材のターゲットが一致しているのを感じたり、本で読むようなことを体験したりすると興奮しますね。面白いなー。

ちなみに似たような購買体験をした製品にtirtirのマスクパックがあります。よかったらこちらもどうぞ(?)


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