0秒思考を読んでみて

1.この本を手に取った理由

この本を手に取った理由は3つある。
・就活の時期に自己分析をする為、メモの魔力を読んで書いてあることを実践したが、継続できず挫折した。この本の存在を知った時、この本のメモの書き方なら簡易に実践でき、継続できるのでは?と思った為。
・この本に書いてあることを実践すれば、仮説思考を身に着ける為のトレーニングになると思った為。
・仕事で上司に「やったことがないような難しい課題でもまずは自分の頭で考えたものを持ってこい」と言われ、時間をかけてたくさん考えたがさっぱりわからず、その仕事に丸3日もかかってしまった。この本には「時間をかければ考えが深まるとは限らない」ことについて書いてあり、共感し読んでみたいと強く思った為。

2.内容要約

①0秒思考とは

難しい課題に対して即断即決できる思考のことを0秒思考という。
具体的に言うと、瞬時に現状を認識し、瞬時に課題を整理して、瞬時に解決策を導き出し、瞬時にどう動くべきか意思決定をして行動に移すことが出来ることだ。
0秒思考を身に着けることで頭の中のモヤモヤを引きずることなく処理できる為、行動に移すスピードをあげたり、脳の働くスピードをあげたりすることが出来る。


②人は0秒で考えられる


世の中のごく一部の優れた人は、短時間で大きな成果を出すことができる。
素晴らしいスピードで情報収集をし、意思決定をし、行動に移している。
かなりのボリュームの企画書を驚くほどのスピードで仕上げることもできる。しかも、時間をかければかけるほどますます良い内容に仕上げていく。一方、ほとんどの人は延々と時間をかける。急いでも急がなくても思ったように考えが深まらない。時間を2倍かけても2倍良い内容を考え出すことはなかなかできるものではない。
この両者の差の主な要因は、日本の教育において「深く考える訓練」「真剣に・本当に考える訓練」がなされていないからだ。日本の教育で重要視されるのは記憶力と試験でいい点をとる為のノウハウであり、「自分の考えをどのように深めていくか」、という教育はほとんどなされていない。
では優れた経営者やリーダーはどうして即断即決できるかというと、普段から様々な問題について取り組んでいるからだ。常に感度が高く、アンテナが強力に立っている。専門家とのネットワークも豊富に持っている。信頼できる相談相手が何人もいる。トラブルが起きることを想定して物事を考えているので何があっても驚かない。
別の言い方をすると、どんなことに対しても「これはこうかな」という仮説をすぐ立てることができる。仮説は立てた後で検証する。検証して違っていれば、すぐ立て直す。このスピードが滅法早くかつ迷走しない。
即断即決出来るようになる為には、トレーニングを積まなければならない。
毎日まっさらなA4の紙に自分の思考を書きまくることで、思考が整理され、即決即断が出来るようになる、すなわち0秒思考を身に付けることが出来ると本書には書かれている。


③0秒思考を身に付けるメモの書き方


A4用紙を横書きにして、左上にタイトル(テーマ)を書き下線を引く。
タイトルはなんでも良い。自分の頭に浮かんでいることを顕著せずに書く。
タイトルの下に本文を書く。4行〜6行の分(1行20字から30字)を1分以内に余計なことを考えずにどんどん書いていく。最初は中々浮かばず、2行くらいで手が止まってしまう人もいるが続けていれば、すぐ書けるようになる。私自身も最初は2行3行ほどしか浮かばないテーマも多かったが、1ヶ月くらい継続してみると5行くらいは書けるようになってきた。最近は悩んだり思考停止した時は特にこのトレーニングをやるようにしているが、思考が整理され、意思決定して行動に移せているので、今後も継続して行きたいと思う。

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3.感想と今後の0秒思考トレーニングについて

私は0秒思考トレーニングを1ヶ月続けてきて、メモ書きする習慣がだいぶついてきた。今までは悩んで頭の中がモヤモヤしたまま1日が立ってしまう日もあったが、このトレーニングのおかげでそういったことも無くなってきた。
今までは自分の赴くままに書きたいことをとことん書いてきたが、これからは「仮説思考を身に付け、即断即決出来る人」になることを目指して取り組んでいく。1分間でどれだけのことが書けるか、また書いた内容についてさらに深掘りできるかなどを考えていく。さらなる効果が出てきたらまたこの記事に追記していく。

終わり


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