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20年前の7月26日 北部連続地震

2003年7月26日 7時13分 震度6強の宮城県北部連続地震が起きました。

その日は実家にて法事の予定でした。
未明に前震があり実家から電話で「大地震だ」
電話がありましたが、仙台は殆ど揺れなかったが、
予定通りに出来るか解らないとの事だった。

明け方になり「法事は予定通り」
と連絡が有り、明け方に実家へ向かいました。

当時は猫と仙台在住で、猫はお留守番。
雨の中、利府街道(県道8号線)を走行中、
突然、路上の雨水が左右に弾け飛ぶように撥水した。
何事かと思ったら、ラジオから地震の放送。
本震でした。

利府付近の揺れは運転に支障はなく、そのまま実家へ向かいました。
県道60号線の小さな橋を渡っている途中、消防団?の方に止められます。
橋と道路に15cmほどの段差が出来ていました。
(震源地から直線で7kmほどの場所)


土手が崩壊していたり被害が出てきます。
実家に着くと塀が全部倒壊していました。
法事は中止になりました。

直したばかりの屋根瓦も崩れていた。

実家の猫達は逃げて無事でした。

当時は出入り自由だったので自分で避難したらしい。

部屋の中は滅茶苦茶
仏壇は飛び出し、本棚は倒れ、天井は雨漏りで脱落しました。

雨漏りで溜まった水の重さに耐えれず天井が脱落
お墓も倒壊して法事は無理だった。

局所的な揺れで震源から半径15km程度が震度6
30km離れると震度2程度で極端に狭い範囲の地震でした。
その為、周辺から素早く救援物資が届き、大変助かりました。


残して来た猫のご飯が無くなるので、一旦仙台へに戻る途中、
夜間にも関わらず、各所で復旧作業が始まっていた。

2003年7月28日 夜間照明をつけて工事中

家に帰ると、猫にモンクを言われました。

深夜、顔見知りの猫がいた。


普段は帰省の際、猫と一緒に帰っておりましたが、
地震当日は、なぜか残して行きました。
結果的に残して行って良かったものの、
現在の様な暑さだったら、
熱中症の危険があるので、連れ出さざる得なかったかも。
当時は肌寒かった。
2003年7月26日の仙台の最高気温は17.8度
2023年7月26日、今日は30度越え・・

goo天気2003年7月仙台の気温
goo天気2023年7月仙台の気温


※ goo天気・・9月でサービス終了なのか・・残念。


宮城県北部連続地震の後、
実家の修理の為、家財の一部を仙台まで運び、
最終的に猫をつれて実家へ戻る事になりますが、
2008年には震度6強の岩手・宮城内陸地震がおき、
2011年には東北地方太平洋沖地震が起こります。


-宮城県北部連続地震-
①発生日時
平成15年7月26日(土)7時13分
②震源地
宮城県北部(北緯38度24.1分 東経141度10.4分)
③震源の深さ:約12㎞
④規模:マグニチュード6.4
⑤各市町村の最大震度(震度6弱以上)
震度6強:南郷町、鳴瀬町、矢本町
震度6弱:鹿島台町、河南町、小牛田町、桃生町、涌谷町

宮城県 人的被害(人) 住宅被害(棟)
死者 0   負傷者 675
全壊 1,276 半壊 3,809 一部破損 10,975

内閣府防災ページ







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