見出し画像

【じーじは見た!】後編:スタートアップ育成分科会を見てみた⁉

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

「新しい資本主義実現会議」の下に具体的なテーマとして3つの分科会が設けられています。

「資産所得倍増分科会」「スタートアップ育成分科会」「新たな事業再構築のための私的整理法制検討分科会」の3つの分科会です。

今回は、Z世代のチャレンジに最も期待したい「スタートアップ育成分科会」の資料を確認しています。

本編は後編です。前編から読んでいただくと話が繋がります。

✅ユーグレナの出雲社長の資料から⁉

出雲社長はユニークな経営で有名ですよね。

出雲さんは、何と高校生を社外取締役に起用されています。
それは、2025年にミレニアル世代以降生まれの人口が労働力人口の過半数を占めるということを最も意識しておられる経営者だからです。

そんな出雲社長がどんな資料を提供して意見を述べられているのでしょうか?

出雲委員提供資料から抜粋

日本の大学発のスタートアップは3,306社、そのうち64社がIPO(株式上場)を果たした。50社のうち1社がIPOをするということは、ホームランの確率であり、まさに日本の宝物である。これは大学の知的財産、研究成果を活用している、大学発スタートアップの強みそのものであると言える。
例えば広島大学は55社のスタートアップをつくり1社、フェニックスバイオという会社がIPOした。産業技術総合研究所は64社のスタートアップをつくり1社、イーディーピーという会社がIPOした。このように50社つくって1社がIPOすると、その会社が中核となり、後輩が先輩のようなスタートアップをつくりたいと次々と連鎖するエコシステムが、大学や地域の国立の研究開発機関に生まれる。したがって、若者がなりたいロールモデルとして、IPOをするスタートアップを全国の研究大学につくる必要がある。
(中略)
ちなみに日本を代表する自動車産業は、550万人が関与し、その合計の付加価値の創出額が70兆円である。したがって、日本のスタートアップにより、東証のグロースの企業価値が7兆円から70兆円になれば、まさに日本の学生や若者、大学のスタートアップが新しい資本主義実現の主役であり、日本の屋台骨であると言えるようになる。そのために日本中の研究大学からIPOし、各県各地のロールモデルとなるスタートアップが生まれるよう、各大学でスタートアップ50社起業を集中的に支援し、スタートアップ立国を実現してまいりたい。

議事録より出雲委員の発言部分抜粋
※IPOというのはInitial Public Offeringで新規公開株を指すので「上場を果たした」と読み替えてください。

これってすごく大切なマインドセットだとじーじは思います。

50社のうち1社がホームランを打てば十分だという目利き力でいいんだよと思える資金の余裕があれば、大胆な投資が可能です。100発100中でなければならない銀行融資の目利き力(駄目な場合のために担保や個人保証をとって銀行はリスクヘッジ)とは全然違うマインドセット、これが日本になかった米国流マインドセットですね。

✅スマートニュースの鈴木社長の資料から⁉

会議メンバーではないものの第2回会合で発表機会を得たスマートニュースの鈴木社長の主張を見てみましょう。

スマートニュースは、noteとも連携したようで最近ではじーじがフォローしているnoterさんが続々とスマートニュースに記事が紹介されています。

鈴木社長提供資料より抜粋①
鈴木社長提供資料より抜粋②
鈴木社長提供資料より抜粋③
鈴木社長提供資料より抜粋④
世界へ出ていけ日本の若者たち!それを支えろ日本政府!
鈴木社長提供資料より抜粋⑤
日本の魅力を武器に世界のTech人材、日本に集めるんだ!
安く働かせる労働力を「外国人技能実習生」などと呼ぶ建前社会をじーじは変えたいです。
鈴木社長提供資料より抜粋⑥
鈴木社長提供資料より抜粋⑦

鈴木社長の資料は、こどもたちへの教育の重要性を指摘しておられます。
若者に海外を経験してもらうための留学支援は実現できるといいですね。

もっと「海外」に出やすく「世界」基準で物事を考えるクセづけをしていくためには、入試改革を含めて学校教育そのものの変革が必要ではないでしょうか?

✅その他委員の資料から⁉

スタートアップを支援して育んでいくためには、資金の出し手の目利き力をどうやって上げていくか?、人材をどうやって育んでいくか?、課題は多いですが、じーじは時代は動きだしていると思いますよ。

上野山委員提供資料より抜粋

資金は手段であって起業する「人材」を増やさないことには、スタートアップの車輪は回っていかないという理屈は、すごくよく分かりますね。

大櫃委員提供資料より抜粋

大櫃委員の資料では「資金」をどうやってスタートアップにもっていくのかについて「プライベートファンド」や「機関投資家によるプレIPO段階の投資」というセカンダリー市場の育成という課題認識が示されています。

そのためには金融側というかファンド側の目利き力とファンドへ投資してくれる投資家への情報提供が求められているのだと思います。

きっと会議の中で有識者の皆さんは「残念な国」だよなあと思っておられるハズです。

ポテンシャルを持っていながらチャレンジしない前例踏襲をよしとする社会のしくみが邪魔をしつづけた40年。

そろそろジャパニティの意味を欧米人に書き換えさせましょう!
羽ばたけ日本!

そろそろメスを入れないと「衰退途上国」が揶揄ではなく現実になってしまいます。もはや数字の上では経済敗戦国なのですから。。。

頑張れZ世代!
バトンを渡せ昭和人!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
よろしかったら「スキ」🤍ポッチンをお願いします😊😊
コメントなんかいただけたら、飛び上がって喜んじゃいます😂😂

▼「じーじは見た!」シリーズのサイトマップができました。

▼Z世代応援団のじーじをよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?