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【#note川柳】#17:お題は「値上げ」(81~85)

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです。

コロナ禍だけが原因ではなく、地政学的リスクや脱炭素に向けた産みの苦しみもあって、いろいろな物やサービスの値段が上がっています。

その分給料も上がっていくのであれば問題ないのですが、給料据え置き物価は上昇では実質賃下げなので困った値上げです。

今の「値上げラッシュ」の状況を川柳にしてみました。
お題は「値上げ」です。


光熱費値上げ給料上がらずに⁉


良い物価高と悪い物価高があります。今の物価高は給料は上がらずに光熱費を始めとしていろいろな物やサービスの値段が上がる悪い物価高です。

給料が上がっていく良い物価高ならいいのですが、このままでは実質賃金の大幅な目減りです。

企業は物価上昇分を値上げでカバーできなければ、従業員の給料(コスト)を下げようと「人を安く雇うこと」を更に追求してきます。

一人当りGDPが伸びない日本社会は要するに一人当たりの平均給与が上がっていない社会なのです。

給料が上がる社会にしていくには、どうしていったらいいのでしょうか?
どうして日本は「人を安く雇う」競争に企業が熱心になってしまったのでしょうか?

その難しいテーマについては、「じーじは見た!」シリーズで今週の土・日に岸田首相肝煎りで始まった「新しい資本主義実現会議」でどんなことが議論されているのかを見てみましょう。

そして次の週は、日本大好きデービッド・アトキンソンさんが昨年の総選挙前から我々に教えてくれていた日本がどうして「人を安く雇う」ことにしか能のない国になってしまったのか?、やっぱりそこには法律という人々の行動を決めてしまう原因があったんだというアトキンソンさんの主張を見てみることを予定しています。お楽しみに❕

今回は、予告的に皮肉交えて「値上げ」をお題に川柳を詠んでみました!

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いい値上げタバコひと箱二千円


じーじが豪州(オーストラリア)を出張で飛び回っていた2000年頃、一人当りGDPで日本は豪州の上にいました。

ところが今や全く歯がたちません。豪州は物価も上がり、給料も上がって経済成長を遂げています。

豪州の物価で驚くのは、例えば、タバコの値段です。

今は、いくらなんでしょうか?少なくともワインの方が安いハズです。

要するに買おうとする動機がわかないようなタバコの値段が設定されています。国民は自然と喫煙習慣をやめようと動きます。

税制も含めた法律というのは大切な国民の行動の方向付けです。

20円/箱の値上げを繰り返すといった中途半端なことをやめて、いっそのことタバコひと箱2,000円、1カートン(10箱)20,000円にしてしまえばいいのです。

選択の自由は国民に与えて2千円/箱でも吸いたいという頑固な人には税金を沢山払ってもらいましょう😊😊

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ひと箱の価格据え置き数減った


値上げすると消費者離れにあうと考える企業は、見た目の値段を上げずに内容量を減らす工夫をしているようです。

でもこれも一個あたりの価格は上がっている実質値上げです。

よく確かめてみると数量が減っていたとか、内容量が減っていたという商品も出てきていると思います。

黙ってそういう値上げをすることを「ステルス値上げ」と言うそうです。

上手い事言いますよね。ステレス戦闘機のように相手のレーダーに引っかからないようにこっそり内容量を減らして実質値上げするという意味なのでしょうか?

「知らぬ間にステレス値上げされていた」また一句できそうです。

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値上げにはSNS(エスエヌエス)が難敵だ


ステレス値上げは、値上げを公表せずにこっそり内容量を減らす実質値上げをすることのようです。

しかし、メーカーが恐れるのは、実質値上げを公表せずに内容量の削減をやってしまって、SNSで話題にされることです。「黙ってそういうことをする会社なんだ」というレッテルが怖いのです。

メーカーはこのハレーション(周囲に悪影響を及ぼすこと)を値上げによる売上減少よりも恐れているそうですよ。

価格を上げようが、同じ値段で内容量を減らそうが、値上げを公表する方がメーカーにとってはSNS対策になりそうです。

LNG不足、コンテナ不足、いろいろな要因で輸入物資が値上がりして原材料・光熱費の値上がりからメーカーの値上げ発表が相次いでいますが、消費者離れで消費減退になりかねない悪い予感がしますねえ⁉

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ベアリング卵にバナナ見習って


昔は「巨人・大鵬・たまごやき」が子供の好きな定番だったけれど、戦後最も値上がりしていない優等生三羽烏を言うなら「卵にバナナにベアリング」ですよ。

「巨人大鵬たまごやき」に引っ掛けたこのフレーズをベアリングメーカーの方から聞いたと友人に教えてもらいました。

確かにこの三品はずっと庶民の味方であり続けてくれたと思います。

それぞれに私たちが日常的に使たったり、食べたりするものの価格が適正であるように「調達や製造、供給の仕組み」を日本人が工夫してきたおかげで値段が上がらなかったのでしょうねえ⁉

バナナの「輸入」元の工夫や国内の養鶏場の工夫、そしてベアリング開発・製造工程改善の連続といった先人の努力があったればこその価格だったのでしょうが、今回ばかりは値上げが待っているのでしょうか?


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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