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【じーじのもろもろ】ジャパニティを知りませんでした⁉

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

さて、今日は「ジャパニティ」がテーマです。
実はこのテーマ、フォローしているnoterの池 辰彦さんの下記投稿からネタをいただきました。

記事の中でセレンディピティ(serendipity)の対義語が「ジャパニティ」と紹介されているところがありました。

セレンディピティという言葉は、ホレス・ウォルポールによる造語で、スリランカの『セレンディップの3人の王子(The Three Princes of Serendip)』というおとぎ話に登場する、王子たちの持つ発見する能力に因んだ言葉です

これは、旅に出た三人の王子がラクダに逃げられたというラクダ引きと出会い、 ラクダを見なかったかと尋ねられたという話です。

三人はラクダには出会っていないにもかかわらず、「そいつは片目のラクダだろ?」と第一の王子が言い、第二王子は「そのラクダは歯が一本抜けてるね?」、「それに、片足を引きずっているよね?」と第三の王子が言い当てました。

彼らはラクダを実際に見てはいないのに全て言い当てました。
「道端の草が左側だけ食べられていたので、ラクダの右目は見えないとわかった。」
「草のかみ跡で、ラクダの歯が抜けていたのがわかった。」
「片側の足を引きずったような跡があった。」

このエピソードが元になりセレンディピティは「ほんの僅かな痕跡を見逃さず、その背後に隠されている真実を読み説く聡明さ」という意味の造語になったそうです。

ちょっと調べてみると平成28年(2016年)、今から7年前の愛媛大学大学院入学式で大橋学長の式辞にセレンディピティとジャパニティの話が出てきていましたのでその部分を引用して紹介しますね。

さて、昨年度の入学式に続いて、今回も「Serendipity」についての話を少しさせていただきたいと思います。Serendipityとは、「セレンディップの3人の王子 たち」というおとぎ話をもとに、イギリスのウォルポール伯爵により造られた言葉で、「偶然と才気によって本来探していなかったものを見つけ出す能力」を指し ます。例としてよくあげられるのがレントゲンによるX線の発見、フレミングの ペニシリンの発見で、自然科学の進歩にはこの「Serendipity」がよく関わってい ます。

確かに、高分子タンパク質の質量分析に成功した「ソフトレーザー脱離法」の 田中耕一氏、窒化ガリウムの結晶化に成功した「青色発光ダイオード」の天野 浩 教授などのノーベル賞受賞者のほか、わが、地球深部ダイナミクス研究センター の入舩徹男教授の世界一硬い「ヒメダイヤ」も、すべて実験条件の変調の中で生じた、偶発的な事象にヒントを得た発見です。

そのような機会を生かせるかどうかは、研究者の注意深い観察力と先入観のない直感力にかかっています。ただし、その前提として、オーソドックスな手法の中で安定した実験を遂行できる基本能力が不可欠なのは言うまでもありません。 最近、「Serendipity」の反対語として「ジャパニティ」という言葉が使われてい るようです。この言葉は「誰もがやっていることを追いかけて、必然のところで発見する能力」と定義されており、日本人研究者を揶揄した言葉とされています。

でも決して卑下することはありません。何故なら、「Serendipity」で象徴される成果は、「ジャパニティ」による地道な研究の上に成り立っていると考えられるか らです。

平成28年度愛媛大学大学院入学式 式辞より引用

そうです。「ジャパニティ」を卑下する必要はありません。
当たり前のことを徹底してやり続け、寝ても覚めても考え続ける執着心をもってこそ、ブレークスルーがあるのだと思うからです。

さあ、これからジャパニティの逆襲です。

セレンディピティの反対語ではなく「誰でもやれることを誰にもできないところまでやり切ってブレークスルーしてしまう。凡事徹底すれば非凡になる。」という意味の造語に欧米人がWikipediaを書き換えるように、頑張れZ世代!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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▼これは令和元年というか平成最後の年の東大入学式での上野千鶴子さんの祝辞に関する記事です。

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