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【じーじは見た!】シリーズ:政治・経済・環境について

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じーじの初期投稿シリーズは「日米比較・環境問題」54本に始まり、1985年から2020年までを振り返る「その時あなたは何してた?」シリーズ36本へと続くお堅い内容でした。 その間…
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2021年9月の記事一覧

【じーじは見た!】 前編:地域脱炭素ロードマップを知っていますか⁉

環境省の脱炭素ポータルから最新情報のアップデートを確認したところ国・地方脱炭素実現会議で「地域脱炭素ロードマップ」が決定したという記事がアップされていましたので内閣が変わる前に紹介しておきます。 ✅地方からはじまる、次の時代への移行戦略⁉再エネをめぐる現下の情勢は、課題が山積(コスト・適地確保・環境共生など)。国を挙げてこの課題を乗り越え、地域の豊富な再エネポテンシャルを有効利用していく 再エネをめぐる課題山積という状況を共有して、それを乗り越えて地域の再エネポテンシャル

【じーじは見た!】 後編:地域脱炭素ロードマップを知っていますか⁉

首相が誰になるのか? 新内閣では小泉環境大臣はどうなるのか? 気になりますねえ⁉ 小泉環境大臣肝いり自画自賛の「地域脱炭素ロードマップ」の後編です。 前編から読んでいただいた方が話が繋がっていいと思います。 ✅脱炭素の基盤となる重点対策の全国展開⁉ ここに書かれていることは、脱炭素社会への移行措置として私たちの生活をどのように変えていくのかというポイントがまとめられています。 それぞれの項目毎に目標が「絵姿(えすがた)目標」という言葉で示されています。 ①屋根置き

【じーじは見た!】 前編:IPCC AR6に向けてのWG1報告書 ~気温上昇の速度がこれまでの予想より早そうだ⁉~

IPCC(気候変動の政府間パネル)が発表している気候変動問題に関する評価報告書は、2022年に第6次評価報告書(AR6)が発表されます。 AR6は3つのWG(ワーキンググループ)の成果発表です。 WG1(第1作業部会):気候システム及び気候変動の自然科学的根拠についての評価を担当 WG2:気候変動に対する社会経済及び自然システムの脆弱性、気候変動がもたらす好影響・悪影響、並びに気候変動への適応のオプションについての評価を担当、つまり災害の激甚化にどう対応していくのかを検

【じーじは見た!】 後編:IPCC AR6に向けてのWG1報告書 ~気温上昇の速度がこれまでの予想より早そうだ⁉~

IPCC(気候変動の政府間パネル)が発表している気候変動問題に関する評価報告書は、2022年に第6次評価報告書(AR6)が発表されます。 AR6は3つのWG(ワーキンググループ)の成果発表ですが、まずWG1(第1作業部会:気候システム及び気候変動の自然科学的根拠についての評価を担当)の報告書が発表され、8月9日に環境省のHPに内容が公表されました。 じーじは、この発表内容の意味合いを3つのポイントでとらえました。 1)現在の地球温暖化は、人間が化石燃料を燃やしてきたこと

【じーじは見た!】 前編:複雑系のマネジメント ~根性論と属人化が好きな日本人~

ばーばは、とにかく私の本を処分したがるのです。 「老後の楽しみだから置いておいて」と言うのだけど事ある毎にBookoffにもっていけと言うのです。 「二度と読まないって」「書棚から持ってきて本読んでるところなんか見たことない」「最近はnote読んでるんだからそれでいいじゃない」 この攻撃を防ぐためには、役立っているところを見せるしかありません。 たまには書棚の本が役立っている記事を書かなくちゃあ。 そんな訳で書棚から3冊取り出してきました。 ①「複雑系による科学革

【じーじは見た!】 後編:複雑系のマネジメント ~根性論と属人化が好きな日本人~

ばーばに処分されそうな古い図書3冊を引っ張りだしてきて役に立つところを見せるために読み返してみました。 ①「複雑系による科学革命」(講談社 1997年5月28日初版) ②「複雑系の選択」(ダイヤモンド社 1997年12月11日初版) ③「複雑系のマネジメント」(ダイヤモンド社 1998年2月13日初版) 今回は後編です。前編をさっと3分で読んでからどうぞ。 ✅複雑系を経営に取り入れたソニー⁉③「複雑系のマネジメント」のまえがき「はじめに」は、ソニーの出井(伸之)社長(1

【じーじは見た!】 おまけ編:複雑系のマネジメント ~アリさんの転職にみる複雑系~

先週の土曜(前編)・日曜(後編)は、下記3冊を読み返した複雑系をテーマに投稿しました。 ①「複雑系による科学革命」(講談社 1997年5月28日初版) ②「複雑系の選択」(ダイヤモンド社 1997年12月11日初版) ③「複雑系のマネジメント」(ダイヤモンド社 1998年2月13日初版) 前編・後編を読んでいただいた方に、少し「複雑系」研究をイメージしていただきやすい事例のおまけを用意しました。 ①「複雑系による科学革命」で紹介されている研究事例です。 ✅転職するアリ