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同人活動

さて、私は文芸雑誌をほとんど買ったことがない。小説を書いてその都度新人賞に送っているにも関わらず、だ。また、この賞はこんな傾向があるからこんな書き方をしようとか、この作品は○○賞で最終に残ったから読んでおかなくてはみたいなこともあんまりない。基本自分が読みたいものしか読まない。所謂「公募勢」のくせに果たしてこれでいいのだろうか??が、前回にも書いたがに私の「公募」に対する野心、モチベーションは明らかに失速している。今後ますますその傾向は強まって行くのではないかと考えている。そのかわりと言ってはナンだが近頃ではいくつかの同人雑誌に原稿を書き送っている。

なにせ一月の京都文学フリマで出店した際に数人の方から「ぜひうちに寄稿して下さいよ」みたいなことを言われて、調子のいい私は「はい、書きましょう!」と答えてしまった。私は人の期待には応えなければならないような気質を持っているので、そう言った手前書かないのは不義理な気もして、だからと言ってそうそう自信作を次々書く能力もないので、過去作を送ったという情けない側面もあるにはあるのだが。

無論送り先の同人はしっかりしたところであり、採用されれば名誉なことだ。私の自作の拙い冊子を買ってくれた方だけではなく、もっとより多くの方に作品を読んでもらいたいという気持ちもある。が、掲載料や校正にかかる時間や労力を考えると、あっちもこっちも書き送ることは出来ない。今後は調子に乗って引き受けるのを戒めようと思う次第。(これではプロ作家にはなれない)

だけどどこか同人に正式に参加したいという気持ちはある。そこに足場を固めて私の物書きとしての第二のスタートを切りたいなとは思っている。

さて、西村賢太「雨滴は続く」を読んでいるのだが、それによると故西村さんは同人から文芸雑誌に転載され、それがきっかけで作家となり芥川賞まで登りつめたらしい。なるほど、こういう例もあるのだなと。本著によると故西村さんは新人賞に応募したこともなければ、文芸雑誌も買ったことがない。自分が読みたいものしか読まなかったようだ。それに倣ってということでもないが私も棚からぼた餅的な的なことを期待しているという訳である。

今日は執筆もしてこちらのnote記事も書いているので疲れてしまった。仕事もずっとパソコンに向かっていたのでなおさらだ。睡眠は大事なので今日はこの辺にして寝ることにしたい。

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