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ペーパーハウス終了記念登場人物総括

いやー終わりましたね。いやはや。終わってしまいました。
zozoセールの話じゃないですよ。すぐ次が来るから、あれは。
そうじゃなくて、「ペーパーハウス」ですよ。え?知らない?

ちなみに仮面のモチーフはサルバドール・ダリです。

「ペーパーハウス」とは、Netflixオリジナル、スペイン産の激面白ドラマのことです。ざっくりした内容としては、強盗、恋愛、戦闘、ダンスです。わかりやすくていいですね。このドラマ、要所要所で登場人物が踊り狂うんですが、スペインって本当にこんな感じなんでしょうか。スペインに詳しい方、ぜひ教えてください。そんなペーパーハウスですが、このたび、最新シーズン5を持ちまして、終了してしまいました、、、。このたび、最新と言ってもシーズン5が配信されたのは2021年9月のことなので、流石にもうネタバレしてもいいでしょうから、登場人物全員の活躍を振り返ってみようと思います。

Netflixドラマについては前にも書いてるので、こちらも是非。
(こっちでペーパーハウスに触れていないのはそっとしておいて下さい。)

この先、シーズン5までのネタバレを多分に含みます。全部見てから読み進めることをお勧めします。

教授(セルギオ・マルキナ)

ピエロになったりします

曲者ぞろいの強盗チームを類い稀なる頭脳でコントロールする、唯一無二の存在。眼鏡と折り紙がトレードマークで、言葉遊びをして相手を煽りながら交渉するのが上手です。頭脳派かと思いきや行動力もあり、浮浪者に変装したり、即席で椅子を改造して隠れたりと、まさに強盗界のプリンスです。
最初の方は冷徹で人間味がなかったんですが、シーズンを増すごとに笑ったり泣いたり感情を爆発させたり、気づけばチームの中でも一番喜怒哀楽のある人間になっていったのはなんか感動しました。ありがとうリスボン。
デティールをものすごく緻密に計画している割に、重要なところを即興と交渉で何とかしようとしてるのも何かいいです。あとはパジャマが可愛いです。甥っ子とのやり取りをもうちょっと見せてくれたらありがたかったなぁとは思いますが、あのアリシアを味方に引き込んだところまで含めて、最終シーズンまでずっとみんなの教授でいてくれただけで充分かなって感じです。

トーキョー(シレネ・オリベイラ)

いやーお疲れさまでした。天の声担当で、実質主人公らしいですが、そんな感じ全くしなかったですね。いい意味でも悪い意味でもパワフルで、問題も起こすけど機転を利かして仲間を救うことも出来る、非常に強い女性でした。最後にナイロビ姐さんの敵をとっておつりがくる爆発で散っていったのも、むしろ本望だったのではないかと思います。リオは本当に可哀そうだったけど。
演じたウルスラ・コルベロさん、ペーパーハウスを飛び出していろんなところで活躍してほしいですね。GIジョーの予告で見かけた気がしますが、ごめんなさい、本編見てません。相変わらずストレッチャーにくくり付けられて外にほっぽり出されたりしてるんでしょうか。

ベルリン(アンドレ・デ・フォノリョサ)

いよっ、兄貴!全ての始まりにして、すべてを繋ぐ男ベルリン。シーズン2で亡くなったとは思えないほどの出演時間に加え、ベルリンが主役のスピンオフの企画もあるとか。どんだけ人気なんだ。まあ人気も頷けます。スマートな容姿から繰り出される衝動的な行動、愛と強盗に生きる人生、教授との兄弟愛、余命宣告に息子との愛憎入り乱れる関係まで追加されては、こちらも打つ手がありません。ハイライトはシーズン5で息子と自分の妻の逢瀬に出くわすところですね。タクシーの中から見つめるところ、本人たちの前ではニッコニコなところ(逆に怖い)、そして二人が帰った後の美しさすらあるぶっ壊しシーン。まさにベルリン劇場でした。みんなが心の底でやりたくてもできないと思っていることを、スマートに、もしくは本能の赴くままにやっちゃうところが彼の魅力なんじゃないでしょうか。

リオ(アニバル・コルテス)

シーズン3からのスペイン銀行強盗の火付け役となったリオですが、実は強盗チームの中で一番と言っていいほど散々な目にあってます。バカンス中に逮捕、ドSアリシアの拷問、そして恋人を目の前で亡くすという、とにかく試練の続くリオ。若者なんだから成長のために、、、をはるかに超える致死量のトラウマを植え付けられたリオですが、体をパンプアップしながら、何とか脱出に成功しました。何かしようとすると大人にたしなめられ、何もしないと怒られと下っ端として充分頑張ったと思うので、ちょっと多めに分け前あげてください。

デンバー

デンバーもよく頑張りました。お父さんを亡くしたり恋人が錯乱状態になったり一人だけ逮捕されたり大変でしたが、最後まで男を貫きました。タマヨに揺さぶりを掛けられてもユーモアを交えて突き返すところなんか、感動しちゃいました。一瞬教授を疑いましたが、あれは説明しない教授が悪い。
幼馴染のマニラとキスしたのをボゴタに相談、黙っとけと言われたその足でストックホルムに言いに行くみたいなよくわかんないこともしてましたが、リオと一緒にペーパーハウスのロマンス担当として頑張ってくれました。
笑い方が特徴的なのは言わずもがなとして、キレた顔が恐竜みたいでめちゃくちゃ怖いです。

モスクワ

デンバーのお父さん。いい人でした。造幣局強盗のキーパーソンとして頑張りましたが、トーキョー帰還と引き換えに亡くなりました。回想でちょくちょく出てきてくれて、ほっこりしましたね。

ヘルシンキ

オスロを亡くして一瞬闇落ちしかけたものの、だんだん落ち着いてきて最後は癒しキャラに。銃を構えるのが一番様になってました。ベルリンにも忠実で、教授への信頼も厚く、作戦遂行に欠かせない人物であったのは間違いありません。髭がどんどんすごくなってきたのは気のせいでしょうか。帽子をかぶったら完全にサンタさんです。

ストックホルム(モニカ・ガスタンビデ)

アルトゥーロとの不倫、出産。デンバーに撃たれる、恋に落ちるとジェットコースターのようなシーズン1,2を経て、シーズン3から強盗チームに合流。色んな事の元凶もとい存在自体が凶のアルトゥーロをやっつけたことがトラウマでモルヒネ中毒になるという何とも言えないシーズン5を過ごしましたが無事脱出。良かったよかった。メイキングを見ると色々頑張ってたので、プロ意識の高い役者さんだなと思いました。強盗中には不便だろとしか思えない髪型もチャーミングでしたね。

ナイロビ

姐さ~ん!!!シーズン4で憎きガンディアにやられてしまいました。基本的に理性的で度胸もあって、ちょっと繊細なところもあって、くそっ、ガンディア、上履きの中に画びょうをいれてやるっ!造幣局のおっちゃんとも良好な関係を築いてたし、ホントに良い人だった。ヘルシンキとの絶妙な関係含めて、なんか色んなことを我々に教えてくれた気がします。

リスボン(ラケル・ムリージョ)

教授を追い詰め、恋に落ち、仲間になるというこの世で一番美しい寝返りを見せてくれました。からの大脱獄。愛を知った教授の中には常に彼女の存在がありましたとさ。
アリシアのキャラが強烈で後半ちょっと薄まっちゃったのが残念ですが、聡明で力強い女性として頑張ってくれました。シーズン1,2があれだけ素晴らしいものになったのは彼女のおかげですね。リスボンって名前が好きです。ちなみに筆者が都市名を付けるとしたらオーサカにします。

パレルモ

ベルリンのあとを継ぐべく実行犯のリーダーとして銀行内へ。シーズン3,4こそ大暴走だったものの、眼帯が取れてからは良きリーダーとして頑張りました。金が貯水槽に着かない中、科学に必要なのは計算だけじゃなく信頼と愛情だというこれ以上ない名言からの回想シーンは超感動モノでしたね。ナイロビを亡くした責任感から、意地でもヘルシンキを助けようとしてたのも良かったと思います。よくわかんないんですがめちゃくちゃパレルモ顔でした。パレルモ顔って何。

ボゴタ

スペイン銀行強盗のキーマン。石油採掘場で働いていたところをベルリン達にスカウトされチーム入り。色んな所に子供がいる、ベルリンに負けない愛に生きる男です。最初は黙々と頑張ってましたが、ナイロビ姐さんが亡くなってからは感情が表に出るように。ガンディアをボコボコにしました。演じてる役者さん、元ボクサーなんですね。びっくりしました。強盗というよりダイビングをしに銀行に来た感じですね。

マルセイユ

実は一番優秀なんじゃないかマルセイユ。ヘリが操縦できるなんて聞いてないぞマルセイユ。作戦実行中にベビー用品を買いに行くなんて偉いぞマルセイユ。赤ちゃんを連れたアリシアの車を避けるなんて優しすぎるだろマルセイユ。あんたが中に入るべきだったんじゃないかマルセイユ。実は一番好きなキャラかもしれないマルセイユ。

マニラ

人質に紛れて情報収集というかなり大事な役割を仰せつかったマニラさん。割と序盤で出て来ちゃいましたが、最後までよく頑張りました。
ストックホルムがいるのを知っててずっと好きだったデンバーにキス。なんか違ぇなと思ったのか、あろうことかストックホルムにやっぱあいつどうぞみたいなことを言ってて一瞬場をぴりつかせてましたが、脱出後のファッションがファビュラスだったので良しとしましょう。

オスロ

ゲーム・オブ・スローンズに出てそうでした。出てた?
もうちょっと見たかった気もします。

アリシア・シエラ

とにかく存在感がすごかったアリシア。妊娠中にもかかわらず楽しそうに拷問するところは狂気を感じてたまりませんでした。多分子供に悪影響だよ。キレッキレの頭で教授を追い詰めますが、頭にパエリアの詰まった男タマヨによって捜査から排除。なにくそで一人で教授発見からの出産。なんだかんだあって味方に。頭脳比べで互角に渡り合った女性警察官2人を味方につけた教授、やはり策士。

タマヨとアンヘルとスアレスと警察の皆さん

色々あるのはわかるけど、もうちょっと仲良くしましょう。頭にパエリアが詰まっているでお馴染みのタマヨ。メイキングが異常にほっこりしてました。絶対に酒を飲むなアンヘル。なんかずっと可哀そうでした。スアレスはもっと可哀そうでした。シーズン1,2のプリエトさんも頑張ってました。あとアントニャンサスってオニャンコポンみたいでいいですね。

アルトゥーロとかガンディアとか

大っ嫌い!もう!

ラファエル&タティアナ

この人たちを軸にあと1シーズン作れたと思います。それぐらいキャラが立ってました。タティアナはシーズン4までそんな感じじゃなかったのに、シーズン5で悪女みたいになってました。ラファエルはベルリンっていうより教授の子供っぽかったですね。ー自分のものじゃないのに、捨てられて怒っているなら強盗だという趣旨のベルリン大先生のお言葉は痺れました。トラックの中で喜んでたとき、そして家の下に延べ棒を隠したとき、あまりにも美しすぎて自分の中でアドレナリンがブワーって出てくるのを感じました。華々しく散った発起人の元嫁が発起人の息子と手を組んで強盗にタダ乗りするって、よく考えたらすげぇドラマだ。

まとめ

ここまで読んでくれた方。本当にありがとうございます。半分苦行だったと思います。そういえば、ネイマールが出てましたね。ネイマールみたいな顔だな、演技あんまり上手くないな、もしかしてモノマネの人とかなのかなと思って後で調べたら本人でした。ごめんネイマール。
それはさておき、この後、もう一度「ペーパーハウス」を見返したくなるような文章が書けてれば良いなというところで、結びといたします。
ベラチャオ!

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