【パズドラ】パズル力の立ち位置

 みんなパズル上手すぎる。

 パズル力の定義はあやふやだが、ここでは「その場で与えられた盤面上のミッションをクリア出来る力」とする。
 例えば、回復4つ消しをしながら最大コンボを組めと言われたら出来る繋がらないようにL字を複数組めと言われたら出来る。など。
 ここで、パズルの過程が芸術的だとか、斜めを確実に成功させているだとか、そういったものは無視して、あくまで結果が良ければ良いとする。

 そう定義した場合、明らかにユーザー全体のパズル力が上がっていると言える。
 考えられる理由としては
 ①リリースから長い年月が経ってスキルアップした
 ②操作時間延長が容易になりパズルがしやすくなった
 ③変換スキルが強力になり盤面自体が簡単になった
 ④上手くいかない人がつまらなくなって辞めてしまった
 、、、
 などだろう。

 (ちなみにこう定義したのは、昔は盤面最大コンボを組むことすら難しかったからだ。操作時間が短かったからかと思いきや、今は4秒でもだいぶ組めてしまう。昔の神パズル的な動画を見ても、いや出来ちゃうな…と思ってしまうと思う。)

 パズル力が上がったというのはどう考えても良い事なのだろうが、私はこれによって起こってしまった問題もあるのではないかと考えている。

問題1 妨害ギミックのインフレ

 妨害ギミックは数多存在するが、ここ数年で追加された盤面妨害系ギミックは、雲、操作不可、超暗闇目覚め、弱化ドロップ、棘ドロップなどがある。
 しかしこれ、難しすぎた。雲は小さければいいが白鯨降臨レベルの雲だとどうしようもない。操作不可、弱化は盤面次第では対策不可、超暗闇と棘は程度によるが3分の1くらい食らってたらかなり難しくなる。
 その結果どうなったかと言うと、パズルでの対策を諦めてしまった。雲、操作不可は耐性で弾き、超暗闇は十字を組むことが多く、弱化はスキルや覚醒で盛り返し、棘は超回復力を用意して無視するようになった。
 多分実装当初は高いパズル力で乗り越えて欲しかったのだろうが、現状を見ると、これらの妨害のレベルはパズル力で戦える域を超えてしまったと言えるのではないか。
 結果、パズルへの妨害は意味をなさなくなってしまった。パズル以外で解決してしまうからだ。

問題2 実力の介入の余地の縮小

 先に挙げた妨害ギミックの他にも、ダメージ吸収や無効、指減少などあるが、結局これらはみなパズル以外で解決することが多い。
 そうなるとユーザーがやることは、ある程度整った盤面を正確に組んでいくことしかない。もはやここに成長や実力の介入がほとんど無くなってしまっている。その結果、達成感や喜びというのは薄れてしまっていると考えている。

問題3 パズル力のおかげで勝つわけではない

 結局与えられた盤面上のミッションは多くの人が解決出来る。そして100点のパズルではなく、合格点のパズルが出来れば勝てる。逆に、不合格のパズル(=パズルミス)をすると負けてしまう。
 これがもたらしてしまうものとは、パズルに対する消極的なイメージである。ダンジョンを終えた時、「上手にパズル出来た」という感想より「ミスなくパズルが出来た」という感想を抱いてしまう。これはあまり健全とは思えないのだ。

まとめ

 どうすれば現環境でまたパズルの達成感を味わえるようになるかとかは分からない。
 結局私はたまに闘技場1とかやってるけど楽しいのでオススメです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?