見出し画像

暗号資産まとめニュース 1:40 20240207

Aptosアシスタント、マイクロソフトの生成系AIサービスとコラボでWeb3開発を促進

  • アプトス・アシスタントのリリース: アプトス・ラボは、マイクロソフトの生成AIと自社のブロックチェーン技術を組み合わせたソリューション「アプトス・アシスタント」をリリースしました。このアシスタントは、スマートコントラクトの開発者にガイダンスを提供し、Microsoft Azure上でdAppsを検証することができます。

  • Azure OpenAI Serviceの活用: アプトス・アシスタントは、Azure OpenAI Serviceを基盤としており、大規模な言語生成AIモデルを活用して開発者がライティング支援やコード生成などを行えるようになっています。また、このサービスは、OpenAIのGPT-4、GPT-3、Codex、DALL-Eモデルをサポートしています。

  • マイクロソフトとの連携: アプトスはマイクロソフトとの連携を強化し、Web3の普及とWeb2への接続強化を目指しています。両社はAI技術の統合に注力し、金融サービス、電子商取引、ゲームなどの分野でのWeb3アプリケーション開発を支援しています。

  • 開発支援の拡大: アプトス・ラボはMicrosoft AI Co-Innovation Labに参画し、Azure OpenAI Serviceなどマイクロソフトのサービスに対する専門知識を提供しています。さらに、アプトスで開発を進める構築者はMicrosoft for Startups Founders Hubプログラムを利用して、Azureでプロジェクトを検証することができます。

  • 将来展望: 両社は2024年に新しい金融サービス関連のソリューションを探求し、Azureの検証機能を強化し、グローバルな場所でのdApp配信を支援する計画です。これにより、Web3開発がより容易になり、グローバルな規模で展開されることが期待されています。


米SkyBridge創業者、仮想通貨コミュニティに米大統領選のバイデン支持を呼びかける

  • スカラムーチ氏の発言: アンソニー・スカラムーチ氏は、今年11月の米大統領選でジョー・バイデン大統領を支持するよう、仮想通貨コミュニティに呼びかけました。彼は現政権に対する仮想通貨業界への厳しい姿勢にもかかわらず、バイデン支持を表明しました。

  • トランプ政権との比較: スカラムーチ氏は、トランプ政権が「法制度に大混乱と予測不能性をもたらす」と述べ、バイデン政権を支持する理由を説明しました。彼はまた、トランプ政権下での自身の経験や、トランプ氏の民主主義への脅威という見解を示しました。

  • 仮想通貨規制に対する法廷戦: スカラムーチ氏は、現政権に対するいくつかの法廷抗争が成功を収めたため、バイデン政権の方が仮想通貨業界にとっては無難だと考えています。特に、ビットコインETF転換に関するグレースケールの訴訟の成功や、コインベース対SECの訴訟でのコインベースの勝訴を挙げています。

  • バイデン政権と仮想通貨政策: スカラムーチ氏は、バイデン政権の仮想通貨政策が大統領選には不利な展開となる可能性があると指摘しています。彼は仮想通貨保有者の過半数が存在する激戦州での支持の重要性を強調し、バイデン政権の姿勢が投票行動に与える影響を警告しています。

  • トランプ氏との関連: スカラムーチ氏は、トランプ前大統領の仮想通貨に対する見解や行動にも言及しています。トランプ氏はビットコインに否定的な姿勢を示し、一方でNFTの販売やロイヤリティからイーサリアムを得ていることが報告されています。

スカラムーチ氏の発言は、米国の仮想通貨業界と政治の関係における重要な動きを示しています。


エルサルバドルの大統領選でブケレが勝利宣言 ビットコイン政策継続へ

  • ブケレ氏の勝利宣言: エルサルバドルの大統領であるナジブ・ブケレ氏が大統領選挙での勝利を宣言しました。彼の再選により、同国のビットコイン関連政策が継続されることになります。

  • ビットコイン法定通貨化の継続: ブケレ氏は2019年から大統領を務め、治安改善やビットコインの法定通貨化などで支持を集めてきました。彼の再選は、ビットコイン法定通貨政策を維持することを意味します。

  • 政策の維持に向けた動き: エルサルバドルのフェリックス・ウジョア副大統領は、ブケレ氏が再選された場合はビットコイン法定通貨政策を維持すると述べています。この政策には国際通貨基金(IMF)からの反対意見もありますが、ブケレ政権は強固な信念を持ってこの方針を推進しています。

  • 懸念の声: 一方で、ブケレ氏の再選には独裁への懸念もあります。彼の権力集中や憲法に関する判断に対する批判がありますが、彼の政策はビットコイン投資によるプラスの成果ももたらしています。

  • ビットコイン投資の成果: エルサルバドルはビットコインへの長期投資を行っており、昨年の投資により含み益を報告しています。また、地熱エネルギーで稼働するビットコイン・マイニングプール「Lava Pool」は、政府に利益の一部を提供する契約を結んでいます。

エルサルバドルにおけるブケレ政権の再選は、ビットコイン関連政策の継続と国内外での様々な議論を引き起こす可能性があります。


分散型GPU・AIのRender Network:フレーム数とRNDR使用量が前年比倍増

  • 概要: 分散型GPUおよびAIシステムのプロトコルであるRender Networkの関連通貨であるRNDR(またはRENDER)は、週間上昇率を25.4%まで伸ばし、24時間で8%の急上昇を記録し、1RNDRが4.67ドル(約658円)となっています。

  • 価格上昇: RNDRの価格は過去数日間で急騰し、その価格は史上最高値(ATH)に近い水準に達しています。

  • 分散型GPUレンダリング: Render Networkは、分散型GPUレンダリングネットワークを通じて、AI市場において独自のポジションを築いています。主な価値提案は、GPUリソースを必要とするアーティストやスタジオを、GPUを提供するマイニングパートナーと結びつけることにあります。

  • 増加する利用量: 2023年第4四半期には、前年同期比でフレーム数が150%増加し、RNDRの使用量も2倍に増加しました。これはRender Networkの成長を示す指標となっています。

  • OTOY社との提携: 親会社であるOTOYは、Appleとの提携が噂されており、Render NetworkのロゴがAppleの公式プロモーションビデオに登場しています。これにより、Render Networkの技術がAppleの製品に組み込まれる可能性があります。

  • Solanaへの移行: Render Networkは、PolygonエコシステムからSolanaエコシステムへの移行を発表しました。ユーザーは期間限定でRNDRトークンを無料でRENDERに転送し、新たなトークン経済モデルの導入も予定されています。

これらの要因により、Render Networkは今後の成長と発展に向けて強力なポジションを築いています。


ブラックロックらのビットコイン現物ETF、グーグルに広告掲載

  1. 広告掲載の背景:

    • ブラックロックやグレースケールなどの企業が、検索サイト大手のグーグルにビットコイン(BTC)の現物ETF(上場投資信託)の広告を出していることが明らかになった。これは「Financial Times(FT)」が5日に報じたもの。

  2. 広告の内容:

    • 先月29日にグーグルが更新した仮想通貨に関する広告のルールにより、米国を対象に仮想通貨の投資信託サービスを提供する企業がグーグルに承認されれば広告を出すことが可能になった。このため、ブラックロック、グレースケール、フィデリティ、Bitwise、InvescoなどがETFの広告を出している。

  3. SECの承認:

    • これまでSECは仮想通貨の現物ETFを全て許可してこなかったが、先月申請されていた全てのビットコイン現物ETFを同時に承認した。これにより各社の競争が激しくなり、広告の出稿が活発化している。

  4. 企業のコメント:

    • Invescoの担当者は、「検索エンジンの中でもグーグルに広告を出すことは、幅広いマーケティング戦略を行うために重要であると我々は考えている」とコメントしている。また、ブラックロックは米国の主要都市にビットコインETFの広告を出す計画があると報じられている。

  5. 手数料競争と資金流出:

    • 各企業は広告を出して宣伝競争を行っているが、投資家の関心が集まるのは手数料の高さである。多くの企業が手数料を0.2%から0.9%に設定している中、グレースケールだけは1.5%を維持しており、これが資金流出につながっている可能性がある。

ビットコイン現物ETFの広告掲載により、投資家の関心が高まっており、競争が激化している状況です。手数料や広告戦略が市場での企業間競争の焦点となっています。


チェーンリンク(LINK)が急上昇し、時価総額トップ10入り

  1. 急上昇の背景:

    • 分散型オラクルネットワークであるチェーンリンク(LINK)が過去1週間で約30%の利益を記録し、時価総額上位60の暗号通貨の中でも際立ったパフォーマンスを示している。

  2. 価格動向と時価総額:

    • 週末には18ドルを超え、2023年6月の約5ドルの安値からの見事な回復を達成。現在の時価総額は約104億ドルに達し、市場で10番目に大きな資産となっている。

  3. RWAトークン化のトレンド:

    • 2024年に注目される「現実資産(RWA)のトークン化」のトレンドにリンクし、チェーンリンクは最も安全な選択肢として評価されている。RWAトークン化の流れの中で、DeFiプロトコルであるPendleも26%の増加を記録しており、その成長が顕著であることが示されている。

  4. チェーンリンクの役割:

    • チェーンリンクは、ブロックチェーンと外部世界のデータの間の橋渡しをし、資本市場におけるトークン化の進展に不可欠な役割を果たしている。また、伝統的な金融とブロックチェーンの間の通信を支援し、資産のデリバリーと資金のペイメントを調整するDvP(Delivery versus Payment)の促進に寄与している。

  5. トークン化の可能性:

    • 金、株式、不動産などの資産がブロックチェーン上でデジタルトークンとして扱えるようになり、これによって2030年までに最大16兆ドルの価値に達する可能性があるとされている。

チェーンリンクの成長とRWAトークン化のトレンドにより、デジタルアセットの新たな展開が期待されています。


Farcaster:分散型SNSプロトコルの急速な成長

  1. 需要の拡大:

    • 米国のコインベースの元幹部によって創設された分散型SNSプロトコル「Farcaster」が急速にユーザーを獲得し、注目を集めている。1月25日のユニークユーザー数は約2,400人から3日には1万9,100人まで増加。

  2. プロトコルの特徴:

    • FarcasterはイーサリアムとイーサリアムのL2「Optimism」を基盤にしており、公式ドキュメントでは有料アプリ「Warpcast」を介してFarcasterを利用することを推奨している。ユーザーが作成する「Cast」(メッセージ)の数も急増し、プロトコル収益も大幅に増加している。

  3. 新機能のリリース:

    • 先月26日には「Frames」という新機能をリリースし、これによりCastを双方向にやりとりできるミニアプリに変換できるようになった。この新機能の導入後、ユーザー数などの数字が大幅に増加している。

  4. NFT関連の価格上昇:

    • Farcasterに関連するNFTやトークンの価格も急騰しており、早期にFarcasterを利用し始めたユーザーのステータスシンボルとされるNFT「Farcaster OG NFT」は、OpenSeaで291%以上の上昇を記録している。

  5. ソラナへの対応:

    • Farcasterの共同創設者はソラナ(SOL)のブロックチェーンに対応する計画を発表し、Framesの機能を試すためのハッカソンを開催する予定。ソラナエコシステムをサポートする「Colosseum」はFramesの開発者に参加を呼びかけている。

NFT(非代替性トークン)について:

  • NFTは「Non-Fungible Token」の略で、デジタルトークンの一種であり、ゲームや音楽、アート作品などに広く利用されている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?