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暗号資産ニューズまとめリポート 20240203  18:42

ソラナ(SOL)基盤のオラクル銘柄「PYTH(Pyth Network)」が、仮想通貨取引所のバイナンスに新規現物上場され、これに伴いPYTH/BTC、PYTH/USDT、PYTH/FDUSD、PYTH/TRYの4通貨ペアで取引が開始されました。

以下が、関連する情報です:

  1. 上場情報:

    • バイナンスは、PYTHの新規現物上場を実施し、日本時間2日の21時に上場したことが報告されています。

    • 上場通貨ペアは、PYTH/BTC、PYTH/USDT、PYTH/FDUSD、PYTH/TRYの4つです。

  2. 価格動向:

    • 上場ニュースを受け、PYTHは一時的に20%高騰しました。新規上場に伴い、通常価格が動きやすくなることは一般的な現象です。

  3. PYTHトークンとPyth Network:

    • PYTHトークンはソラナ(SOL)ブロックチェーン上で機能する分散型のオラクル「Pyth Network」のガバナンストークンです。

    • Pyth Networkは、PYTHのステーキング・ガバナンスの仕組みを2023年1月に始めました。

  4. PYTHステーキングとエアドロップ:

    • PYTHのステーキングにより、今後Pythのオラクルを利用するプロジェクトがPYTHのステーカーにもエアドロップを行う可能性があります。

    • ZeroLendというzkSync上のDeFiプロトコルは、PYTHのステーカーにもトークン「ZERO」をエアドロップすると発表しました。

バイナンスの新規現物上場は、プロジェクトにとって注目度を高め、取引所のユーザーに新しいトークンにアクセスする機会を提供します。


Marathon Digital HoldingsがHut8からテキサス州グランベリーおよびネブラスカ州カーニーのビットコインマイニング施設を約20億円で引き継ぐことになりました。

以下が、関連する要点です:

  1. 施設の引継ぎ:

    • Hut8は、テキサス州グランベリーとネブラスカ州カーニーの2つのマイニング施設の運営管理を第2四半期(4~6月)に終了すると発表しました。

    • 北米のビットコインマイニング最大手であるMarathon Digital Holdingsがこれらの施設を受け継ぐことになり、約20億円の契約解除料を支払うことが合意されました。

  2. 契約期間と収益:

    • Hut8は、これらの施設の契約期間がまだ4年以上残っており、月に約1.8億円(120万ドル)程度の収益が期待されていました。

    • これらの施設はかつてCompute Northが開発し、後に金融業者Generate Capitalに譲渡され、さらにUS Bitcoin Corp(USBTC)が管理権を取得していました。

  3. Marathonの動き:

    • Marathonは2022年にジェネレート・キャピタルから約265億円でこれらの施設の所有権を購入する契約を締結していました。

    • Hut8の運営管理権は残っており、これを解除するために約20億円の支払いが行われることになりました。

  4. 株価への影響:

    • この動きに伴い、Marathonの株価は前日比2.15%下落しました。

    • マラソンは今後、これらの拠点を自社で運営することで運営上・経済上の利点を追求し、新しい拠点での能力を強化し、運営上の専門知識を活用する計画です。

  5. 業界の動向:

    • ビットコインマイニング企業は、2024年4月から5月に予定されるビットコイン半減期を見越して、運用コスト削減などの準備を進めています。

この引継ぎにより、Marathonは新しい拠点での能力を拡大し、運営上の利点を最大限に活用し、ビットコイン半減期に向けた準備を進めているようです。


GBTC(グレースケール・ビットコイン・トラスト)がビットコイン現物ETFへの転換を果たして以来、その動向がビットコイン市場に影響を与えているようです。

以下は、関連するポイントです:

  1. 資金流出の影響:

    • GBTCからの資金流出額は約43億ドルに達しており、これがビットコイン市場に影響を与えています。

    • ETF承認後、ビットコイン価格は一時的な上昇を見せたものの、その後20%程度下落しました。

  2. GBTCの変遷:

    • GBTCは長らくネガティブプレミアムで取引されてきましたが、ETFへの転換に伴いディスカウントがゼロに近づいたタイミングで、多くの事業体がGBTCからの撤退を決断したとされています。

    • GBTCは純資産価値に対して-47.35%のディスカウントで取引され、これが徐々に縮小し、1月26日にはゼロに達したとの報告があります。

  3. ビットコインETF市場:

    • ビットコインETF市場では、10銘柄のうちGBTCを除く9つが登場し、ビットコインへの純流入額は52億ドルに達しました。

    • 特に、ブラックロックのiシェアーズビットコイン・トラスト(IBIT)が19.2億ドルという最大の純流入を記録しています。

  4. 手数料競争と市場の動向:

    • ビットコインETF市場では手数料競争が激化しており、競合他社が低い手数料で市場に参入しています。

    • 一方で、GBTCは1.5%の高い手数料を維持していますが、これが投資家による低コストのETFへの移行を促進しています。

  5. ビットコインETFの保有率:

    • 暗号情報会社IntoTheBlockのデータによると、ビットコインETFは現在ビットコインの流通量の3.23%を保有しており、金のETFよりも高いシェアを有しています。

最近の資金流出は鈍化しており、市場も徐々に落ち着いているようですが、ビットコインETF市場では手数料競争や動向の変化が注目されています。


OKXが仮想通貨銘柄WAVESの上場を廃止するという情報が発表されました。

以下はその主なポイントです:

  1. 上場廃止の対象

    • 大手仮想通貨取引所であるOKXは、仮想通貨銘柄WAVESの通貨ペアおよび上場を廃止することを発表しました。

  2. 対象通貨ペアと上場廃止の予定

    • WAVES/USDCとWAVES/USDTの通貨ペアについて、8日17:00-17:30の間に提供が停止される予定です。

    • WAVESの入金は既に1日17時から停止されています。

    • WAVESの出金(出庫)については4月8日17時までに可能となります。

  3. 上場銘柄の監視と廃止方針

    • OKXは、「我々は上場されているすべての取引ペアを監視し続け、必要に応じて上場廃止/非表示の仕組みを導入します」とコメントしています。

  4. OKXの取引所方針

    • 先月、OKXは上場しているほぼ全ての匿名通貨を廃止したことが報じられています。

    • 一方で、今週はソラナ基盤のJUPや、新種L1チェーンZETAなどの新規銘柄の上場を実施したことも報告されています。

OKXは通貨ペアや上場銘柄の選定において、柔軟かつ慎重な方針を取っていることが伺えます。


アップルが販売する複合現実ヘッドセット「Vision Pro」

アップルが販売する複合現実ヘッドセット「Vision Pro」に初のWeb3メタバースアプリが登場する予定で、その影響で関連企業のVRトークンが高騰していると報じられています。以下は主なポイントです:

  1. Victoria VRのメタバースアプリ

    • ブロックチェーン基盤のVR開発企業であるVictoria VRは、アップルの「Vision Pro」に対応するメタバースアプリを開発していることを発表しました。

    • Victoria VRは仮想現実向けのMMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム)ゲームを開発しており、Unreal Engineとブロックチェーンを採用しています。

    • アプリはビジョンプロ専用であり、公開は今年の2Qに予定されています。また、ゲーム自体はまだ公開されていないが、VRトークンのステーキングはできるとされています。

    • VRトークンの価格はこの発表に伴い一時的に60%高騰したと報じられています。

  2. VRトークンの仕組み

    • Victoria VRのメタバースでは、VRトークンを利用して売り上げを生み出す仕組みが採用されています。

    • ゲーム内のアセット販売で得た収益の半分は、VRステーカーとアクティブなメタバースユーザーに再配分される仕組みです。

  3. Vision Proの販売開始

    • アップルはVision Proの販売を2日に開始し、価格は3500ドル(約51万円)に設定されました。

    • Vision Proは複合現実(MR=現実空間と仮想情報を融合)用のゴーグル型デバイスで、ジェスチャーと音声で操作できるとされています。

    • アップルは、Disney+やApple Arcade、NBC Sportsなど、600以上のアプリがVision Pro向けに最適化されていることを発表しました。

  4. アップルの株価動向

    • アップルのVision Pro販売開始にもかかわらず、アップルの株価は前日比0.54%安となったと報じられています。

これらの情報からは、アップルの新製品による新たなビジョンプロジェクトや、関連企業の仮想通貨(VRトークン)が市場で注目を集めている様子が伺えます。


膠着状態のビットコイン、大口投資家動向など複数の強気シグナルも

ビットコイン市場においていくつかの強気シグナルが見られ、またマクロ経済や金融市場の動向も考慮されています。以下は主なポイントです:

  1. マクロ経済と金融市場の動向:米国の株式市場が過去最高値を更新し、マクロ経済においてはFRB(米連邦準備制度)の金融政策が焦点とされています。Alex Krüger氏の見方によれば、FRBはハト派に転換しつつあり、5〜6月には利下げに踏み切る可能性が高いと述べられています。ただし、市場は既に利下げを織り込んでおり、ビットコイン価格は当面の間調整を続ける可能性があるとされています。

  2. ビットコイン価格と市況:ビットコイン価格は前日比2.2%高の1BTC=43,037ドルとなっており、一時的に44,000ドルの上値抵抗線で弾かれた後、当面はレンジに留まる可能性が指摘されています。主要アルトコインでは、イーサリアム(ETH)が1.8%高、ソラナ(SOL)が5.9%高と反発しています。

  3. 複数の強気シグナル

    • BitMEXにおける大口投資家の出金:BitMEXから4,000BTC(約1億6800万ドル)の出金が確認され、これは大口投資家が長期保有を前提に資金を引き出し、安全に保管するための戦略的行動である可能性が示唆されています。過去の傾向では、このような大量出金は相場の底値形成のシグナルとされています。

    • 蓄積傾向値の上昇:ビットコインのウォレット残高を追跡するオンチェーン指標である「蓄積傾向値(Accumulation Trend Score)」が、過去3年間で最も高い水準に達したことが報告されています。1,000BTC以上保有するクジラ(大口投資家)の数も過去2週間で67頭(4.5%)増加しているとのこと。

市場において一定の膠着状態が見られつつも、大口投資家の動向やオンチェーン指標の変化などから強気シグナルが発生している可能性が示唆されています。


「仮想通貨価格の下押し圧力は弱まり始めている」コインベース週刊レポート

  1. 価格下落圧力の弱まり:コインベースのレポートでは、ビットコインや他の仮想通貨の価格下落圧力が弱まり始めていると指摘されています。これにより、今後はトレードの環境が改善する可能性があるとの見方が示されています。

  2. FTXのGBTC売却:FTXが破綻した仮想通貨取引所FTXが、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)の「GBTC」を売却したとみられていることが、価格下落圧力の弱まりにつながったとされています。これにより、約10億ドル相当のGBTCが市場から抜けたことが影響を与えている可能性があります。

  3. Celsius Networkの再建計画:破綻したCelsius Networkなどの企業が再建計画を進めていることが、市場においてポジティブな要因とされています。

  4. ビットコイン現物ETFの純流入:米国のビットコイン現物ETFに平均で1日2億ドルの純流入が確認されており、これが価格の下押しを和らげている要因の一つとされています。

  5. マクロ経済の追い風:今後数週間はマクロ経済が追い風となる可能性があり、米国の中央銀行(FRB)の金融政策やビットコインの半減期などが価格に上昇圧力をかける可能性があると主張されています。

  6. ETFの普及とアセットマネージャーの動向:ETFの広告の効果が広まり、アセットマネージャーがポートフォリオにビットコイン現物ETFを加える動きが増えるとの予測がされています。

  7. ソラナ(SOL)エコシステムのエアドロップ:ソラナ上の注目度の高いプロジェクトにはまだトークンがなく、Jupiterのエアドロップが最大規模であると指摘されています。また、このようなエアドロップがソラナエコシステムの魅力を高めていく可能性があると述べられています。

  8. 日本政府のDAOに対する取り組み:レポートでは、日本政府がDAO(分散型自律組織)に対する取り組みを取り上げ、関係者のニーズを把握するためのハッカソン(討論会)を開催したことが紹介されています。


アーク・インベストメント・マネジメント(ARK Invest)

アーク・インベストメント・マネジメント(ARK Invest)は、2024年のビットコイン市場において「強気相場の初期段階」が進行中であると指摘しています。以下は主なポイントです:

  1. ビッグ・アイデア2024レポート:ARK Investの年次レポート「ビッグ・アイデア2024」では、ビットコインに対する強い期待が述べられています。特に、ビットコインの長期投資が機関投資家に高いリターンをもたらす可能性があるとの見解が示されています。

  2. 過去のパフォーマンス:過去3年から7年にわたるデータによれば、ビットコインは主要資産クラスを上回るパフォーマンスを示し、平均リターンで約44%を達成しています。その相関係数は他の資産クラスと比べて低く、ビットコインはカウンターパーティーリスクに対する効果的なヘッジとされています。

  3. リスク調整後リターンの最大化:ARK Investは、2023年にはビットコインにポートフォリオの19.4%を配分することがリスク調整後リターンを最大化する最適な選択であったと評価しています。

  4. 市場予測:グローバルな投資可能資産を250兆ドルと見積もり、投資会社がポートフォリオの19.4%をビットコインに割り当てる場合、その影響力がビットコインの価格を230万ドルまで押し上げる可能性があるとの試算が示されています。

  5. ビットコイン価格の動向:ARK Investは、ビットコイン価格が4年ぶりにオンチェーン市場平均を上回ったことに注目し、「強気相場の初期段階」を示していると解釈しています。

  6. 市場の成長と発展予測:2024年に向けて、ARK Investはビットコイン市場に大きな動きがあり、ビットコインETFのローンチ、ビットコイン半減期、機関投資家の参入、規制の進展などが市場の成長と発展を促進すると予測しています。

ARK Investがビットコインに対して楽観的な見通しを持っており、市場の成熟度や機関投資家の参入などがビットコイン価格に影響を与えると考えていることを示唆しています。

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