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1. プレシードラウンド調達:

  • 日付: 2023年11月13日

  • 資金調達額: 1.5億円

  • 主催者: Napier Labs(利回りトークン化プロトコルNapier Financeの主要開発元)

2. Napier Financeの概要:

  • 利回りトークン化プロトコル

  • 機能: Curve Financeのエコシステムを強化する拡張レイヤー

  • 核となる機能: Curveの流動性プールと連携し、預け入れされた資産の利回りをトークン化して元本と分離したデリバティブ資産の発行を可能に

3. 資金調達の詳細:

  • 資金提供者: Curve Financeの創設者Michael Egorov、Convex Financeの共同創設者C2tP、LiquityのEdward Mulraney、B Dash Ventures、Flickshot Ventures、Fracton Venturesなど

  • アドバイザー: Curveチームから4名がエンジェル投資家として参加、そのうち1人(Mr. Block)はアドバイザーとしてNapier Labsに参加

4. Napier Labsと既存DeFiプロジェクトとの関係:

  • Napier LabsとCurve、ConvexなどのDeFiプロジェクトは、2023年7月のEthCCで接触し、関係を築いてきた

  • Curveガバナンスで議決権を有するチームとのインセンティブ共有があり、今後の連携強化が期待されている

5. 利回りトークン化の詳細:

  • 操作可能な戦略:

    • クーポン/金利スワップ: 利回りの変動リスクをヘッジするために金利スワップを活用

    • レバレッジファーミング: 金利を担保に借りた資金を運用

    • Curvepoolでのスワップ手数料還元やCRVリワードの利用

6. 今後の展望:

  • メインネットのローンチ: 年始に控えるメインネットのローンチに向けてコード監査等を進行中

  • 協力イベント: 11月13日から19日にかけてトルコのイスタンブールで開催されるDevconnectイベントで、Curveチームとのワークショップを実施予定

7. 利回りトークン化の先行者:

  • 先行者: Pendle Finance

  • 提供サービス: 利回りトークンの自動マーケットメイカー(AMM)を提供

  • 成果: 米国債の利回りトークンを導入し、TVLは2億ドル以上

8. ユーザーフィードバックの呼びかけ:

  • Napier LabsのCEOである小副川祐輔氏は、既存のDeFiユーザーからの意見を求めており、プロダクトは現在プライベートテストネットで展開中

9. デリバティブ資産に関する詳細:

  • 目的: ユーザーに対して今まで扱いが困難だったデリバティブ資産を提供する

  • コントラクト: 利回りをトークン化するコントラクトの開発も行っており、発行される資産はPT(元本部分を表すトークン)やYT(利回り部分を表すトークン)などの金利デリバティブ資産

10. ユーザーコミュニケーション:

  • コメント: CEOは「既存のユーザーベースを超え、今後のより優れたプロダクトを創り上げるために、プロダクトを使って、いろんな意見をいただけると嬉しいです。待ってます」

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