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「真っ白」を「真っ黒」にしよう

いろんな方のnoteを読んでいると、内容はもちろんのこと、書き方、表現方法などが面白くて、自分が書いている文章が駄文にしか思えなくて仕方ない。
うーん、皆さんほんと、すごい。

今でこそ、多少のお目汚し程度には文書が書けるようになった私だけれど、
小学生〜中学、高校に至るまで、とにかく「国語」という教科が大の苦手だった。
中学受験のために通ってた塾のテストでも、とにかく他の3教科より「国語」の点数が一番低かった(理社は満点違うのにねっ!?」)。
男子は算数が得意だけど国語は苦手、女子は国語が得意だけど算数はちょっと…みたいな傾向って今でもあると思うけど、私は逆だった。算数はともかく国語が…。
中学の時、あまりに国語のテストの点数が悪くて、「本来この成績はつくことがないんですけど…」っていう成績をつけられたことがある(じゃあ、つけないで笑)。

こんなに苦手なのに、うっかり中高は国語に重心を置いてる私学に入ってしまった。
いやーもう、書かされる書かされる。
同じ学校出身の姉ともよく話しているが、とにかく、
「真っ白」な紙を「真っ黒」にしてこい、という宿題ばかりの学校だった。
罫線も何も書いてない、名前しか書く欄がない真っ白な紙を、自分の文章で埋めてこい。ということ。
とにかくこれを、中高6年間でひたすらやらされてたような気がする。
夏休みの宿題は大抵分厚い本を1冊読んで感想書け、だったし(これが2学期の授業の教材になるので、読まないわけにはいかない)。
こんなにやるとね。
あんなに文章が書けなかった私でも、ある程度は書けるようになる。
高3の終盤で、大学進学のために論文を書かされたわけだけど、その時にはすでに、文章を書くことに抵抗はなくなってた。
その頃ぐらいから、HP作って日記書いたり、ブログを始めたりもしてたので、そうやって少しずつ、文章を書くことに慣れていった気がする(タイピングの練習にもなったし)。
大学生の時も、社会人になったあとも、今こうして母になって、いろんな場面で文章を書く瞬間がやってくるけど、あーもう、こんなに文章書けないよ…となることはない。

うちの長男もやっぱり国語が苦手。
どうやったら記述問題が書けるようになるかな…といつも頭を悩ませているが。

記述力をつけるには、「ひたすら書く」しか道はない。
アウトプットが最強。
とにかく何でもいいから、書いて、自分で読んで直したり、誰かに見てもらって直してもらって…を繰り返すしかない。こればっかりは物量だと思う。
本を読む、とかもよくいうけど、本はインプット。自分の引き出しを増やす作業だ。
例えるなら、服を着るセンスをよくしたいと思ったら、とりあえず着てみるしかない。タンスの中にしまったままじゃ、服は着られない。着こなせるかどうかは、実際着てみて、周りの反応を見る。そうして、どんどん服が着こなせるようになる。
本を読む、というのは、服の種類を増やすようなものだ。言葉や表現方法を増やす手段。


先述の通り、中高時代はひたすら書く環境にされたわけだけど、真面目に全てをこなしていたわけではないし、勉強をちゃんとしていた、ということはない。
むしろ国語が嫌で書くのが嫌で逃げてサボって先生にたくさん呼び出されて叱られてとんでもない成績がついて。本を読む宿題も多かったけど、読むのが嫌いじゃないけど、読むのが遅すぎるから、読書からも逃げて逃げて…。
それでも逃げきれないくらい追い詰められて本を読んで文章を書き続けたから、マシなレベルになれた。
国語が超苦手だった人間がこうなのだから、間違いない。
書くが正義。

つまり、note最高!


ありがとうございます。ぺこり。

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