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【MTGレガシー】WURスタイフルノートの可能性

■端書

皆様始めまして、Sunflowerと申します。
初投稿記事となりますので、読みにくい・分かりにくい点等多々あるかと思いますが、宜しければお付き合いください。なお全文無料となっております。

本記事はタイトルにもありますように、WUR型(ジェスカイ)スタイフルノートについての提案となります。
初投稿は私の好きなスタイフルノート×WURカラーで上げてみたいと思い、筆を執りました。

今回スタイフルノート自体の解説は行いませんが、動き自体を理解していただくと後の説明がスッと入って来やすいかと思いますので、ここでは私が普段大変参考にしております、will420様の記事を紹介させていただきます。
※ご本人様に許可をいただいております。快諾いただきありがとうございます。

さて現状、WUR色のスタイフルノートは存在していないのですが、モダンホライゾン3にて構築が可能になると考えています。
それはモチロン、こいつの存在です。

ボロスタイタン。あまりにも格好良い。

ウーロやクロクサと双璧をなす、新たなテーロスの巨人が遂に登場です。
効果は生ける《稲妻のらせん/Lightning Helix》。
モダンホライゾン3発売前の現時点では、賛否両論といったところですが、個人的にはかなり期待しています。
フレージが発表されてから直ぐにWURスタイフルノートを考案し、友人とプロキシを使用して試しましたが感触は上々といったところでした。
WUR型のスタイフルノートの話へ入る前に、まずは私の考えるフレージの持つポテンシャルの高さからお話していきます。

■フレージの強さを考える

フレージはテーロスのタイタンサイクルの中で唯一盤面干渉が可能です。これは非常に大きな差別化点だと考えます。昨今は低マナ域でも放置できないクリーチャーが多いです。そこに着地時、脱出時、攻撃時で何度も火力を当てられるというのは非常に頼もしいです。また、状況に応じて直接本体やPWを狙うことが出来、臨機応変に立ち回れます。

《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》もそうですが、3点ゲインも時間稼ぎには有用で、フェアなデッキに対してはロングゲームに持ち込みやすいです。さらに盤面を掃除出来る分、ここは《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》よりも勝っている点と言えるのではないでしょうか。

テーロスタイタンはその性質上、打ち消されにくいので仕事がしやすく、当然ながらフレージも最終的にはフィニッシャーになります。
おまけで上記の性能がついているのであれば、只の《稲妻のらせん/Lightning Helix》ではありません。

そして定着し、動き出せばタフ3以下の存在・後出しを許さず、チャンプブロックも難しい為、顔を詰めやすいのもポイントです。盤面を空にした後、一人で最大9打点削る姿は流石のモダホラ産と言わざるを得ないようにも感じます。

ここまでべた褒めしてきましたが、当然弱みも存在しています。
一番はやはり脱出の色マナ準備の大変さでしょう。
RRWWという大半のレガシー民を発狂させそうになるこの縛りは到底無視出来るものではありません。《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》と違い、ランパンの能力がない為、《不毛の大地/Wasteland》に明確に弱いです。

我々の友であり、我々の敵。

また、《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》のようにカードアドバンテージ獲得能力は付いていない為、上手く対処されると立て直しが少々厳しいです。

 (君がおかしいだけじゃないの?)

また、カラー的に脱出コストの重さを指摘されることもあります。そこに関しては、各種フェッチランドや軽量カードが飛び交うレガシーにおいてそこまで重要な問題点ではないと考えています。
特に今回はUも入っていますのでインスタント・ソーサリーも落ちやすいです。

総評

フレージは特にボードアドバンテージの獲得に長けており、本体だけで盤面を捌きつつ、フィニッシャーになれるという1枚で完結した性能を持っています。カードアドバンテージは稼げず、環境等に左右されやすくはあると思いますが、やはり非常に強力なカードに違いないと言えるでしょう。

■WURスタイフルノート

つらつら述べてきましたが、フレージが秘めたポテンシャルを考えると現行のスタイフルノートをWURにして試す価値はありそうです。
そう考える理由は主に3つです。

①スタイフルノートが用意したプランニングに対して早期決着を後押し出来る点

スタイフルノートのメインコンボである《ファイレクシアン・ドレッドノート/PhyrexianDreadnought》による高打点を叩き込むプランは基本的に2回殴りを通す必要があります。
割と止められずにそのままゲームセットになることもありますが、少なくとも決まればすぐにでも勝つというコンボではない為、何とか対応されてしまうケースも少なくないです。
そうした際に残りの数点をなんとかして削る必要が出てくるわけですが、時間経過による捲られを防ぐためにもなるべく早めにゲームを終わらせたいです。
その際に直接本体を攻めにいけるプランが存在することは大きな利点に思えます。

後引きしたスラル君がひたすらペチペチする時もある。

また、スタイフルノートといえば《もみ消し/Stifle》と《不毛の大地/Wasteland》によるランデスのプランニングを取ることもあります。この場合でも同様に相手が再度立ち上がる前に早々にゲームを畳みたい為、相手のクロックに待ったをかけつつも高打点を叩き込めるフレージはハマっているように見えます。フレージの強みでもあげていますが、動き出した時の打点量は本当に馬鹿にならないので、地味ながら《剣を鍬に/Swords to Plowshares》で回復させてしまった部分も早急に取り返せるのも大きいです。

②UまたはWUベースのデッキに、除去とライフゲイン手段を備えたフィニッシャーを無理なく入れられる点

スタイフルノートはUベースのデッキ(スラルのおかげで最早WUと言えるかもしれませんが)なので《渦まく知識/Brainstorm》や《思案/Ponder》を使いながら手札を整えていくシーンも多いです。もちろん早めに仕掛けられるような時は大丈夫なのですが、整うまでは相手のアクションには《意志の力/Force of Will》を始めとした打消し、《剣を鍬に/Swords to Plowshares》等の除去でやり過ごす必要があります。

この辺りの感覚はWU系のデッキや遅めのデッキを握っている方には、より伝わりやすいのですが、その際に気をつけたいのはやはり相手のテンポに押されてしまうことです。
よく見かけるところだと《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》/《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration》、《ドラゴンの怒りの媒介者/Dragon's Rage Channeler》、《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》、《悲嘆/Grief》、《ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker》etc.

レガシー環境の殴り合いは基本的には低マナ域の引っ掛け合いになり、実際上記に上げた例は全てタフ3以下です。
そうした際に邪魔にならない火力除去を積めているというのは、解決策を増やせる点で強いです。
また、何度も繰り返しますが対フェアでゲインは地味ながら非常に重要です。
デルバー系に対してフレージ1枚で《稲妻/Lightning Bolt》1発分をスカしながら、クロックを減らせると書くと伝わりやすいでしょうか。

③《紅蓮破/Pyroblast》《赤霊破/Red Elemental Blast》を始めとした、強力なサイドボードを取ることが出来る点

レガシー環境を嗜まれている方であれば、この辺りの色対策カードが如何に有用かは説明するまでもないでしょう。
現在主流のWUG型のサイド定番である《夏の帳/Veil of Summer》と《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》とのトレードオフになるかと思いますが、個人的には緑よりも赤に軍配があがると考えています。
理由としてはアーティファクト対策はWUでも可能であることと、《夏の帳/Veil of Summer》よりも広い範囲でサイドカードが投入しやすいと考える為です。

■後書

いかがだったでしょうか。言語化が上手くなく、稚拙な文章でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。
WUR型スタイフルノートの可能性を少しでも感じていただければ幸いです。

フレージは扱いにくい点も見え隠れしていますが、他にも様々なデッキで活躍してくれそうな気がしています。
モダンホライゾン3発売後は暫くWUR型を試すつもりですので、アドバイス等頂いたり、改良して使ってみていただけると喜びます。

最後に私が友人とプロキシで使用していた際のサンプルを載せておきます。
基本的にはWUG型のコンパチですが、使用感は思っていたよりも違いました。

そして今後のやる気の為、スキや拡散を頂けると非常に励みになります。気が向いたら、お願い致します。

■サンプルデッキ


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