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ジャズギタリストの最初の壁!?五線譜を読むスピードを倍増させる方法

こんにちは!ジャズギタリストの奥田です。→プロフィールはこちら

ギタリストがJAZZに目覚めた瞬間
立ちはだかる大きな壁!

そう、今回は五線譜について解説します。どうすれば速く読めるようになるのか?そのスピードを上げるコツを紹介します。


ジャズの楽譜はどれも五線譜ばかり

ジャズが弾けるようになりたい!と意気込んで最初に購入するものの一つに「ジャズスタンダードブック」がありますよね。例えば、こんなやつ。見たことありますか?

これは通称「黒本」と言われるジャズ定番曲をたくさん記載した楽譜集。
持っている人も多いはず。

この1冊にジャズ定番曲の楽譜(リードシート)が227曲も記載されているのですが、すべて五線譜で書かれているわけです(汗)

バンドスコアのようなTAB譜がどこにもありません。。。

五線譜を読んだことがないギタリストにとって、これはかなりの冷や汗ものですよね。実は、僕も五線譜を読めないところからのスタートでした。

このようなメロディとコードネームだけの楽譜をリードシートという。
ジャズの現場で最も使用されている楽譜の様式。

さらなる問題として、ギター初心者はあまりドレミを意識していないということ。演奏中にドレミをしっかり歌いながら演奏している人は本当に少ないですよね。かつての自分を含めて(苦笑)

さらに、さらに!五線譜が読めたとしても、そもそもギターの指板のどこに何の音があるのか分からないのです。。ギタリストあるあるですよね。

でも安心してください。まったく五線譜が読めなかった僕でもちょっとしたコツで読むスピードが格段に速くなりました。では、五線譜の基礎から少し復習してみましょう。


五線譜を読むコツ

ト音記号の「ト音」ってなに?

さっそくですが、五線譜の左側に「ト音記号」がついていますね。

「ト音」とは「ソ」を意味しています。ト音記号の中のグルグルと円を描いている部分がありますが、その円の中心が通っている線上が「ソ」になります。

まずドの位置を覚えよう!

※ギターで実際に発音される音は、楽譜に書いてあるものより1オクターブ下になります。

つぎに五線譜の「ド」の位置を覚えてしまいましょう!

五線譜の中に「ド」が3つありますが、それぞれの「ド」がギターの指板のどこに位置するのかを一緒に覚えておくといいです。

一番下の「ド」は五線譜の下にさらに1本線を加えたところに位置しています。ギター指板だと5弦の3フレットだと思っておいてOKです。

一番上の「ド」は五線譜の上に2本線を加えたところにあります。これがギター指板だと1弦8フレット。そして、真ん中の「ド」は3弦5フレットになります。

読むスピード倍増!線上の音名を覚えよう!

「ド」の位置を覚えたら、「ド」から順番に「ドレミファ…」と読んでいくことができます。しかし、すごく時間がかかってめんどくさいですよね。

そこで、次に覚えてもらいたいのは、5本線の線上の音名です!

一番下の線から順番に「ミ→ソ→シ→レ→ファ」となっています。語呂合わせで「味噌汁は?(ミソシレファ)」と覚えておくといいかも(笑)

これを使えば読むスピードも倍増するはず!下の図をじっくりながめてその理由を確かめてください。

語呂合わせ「みそしるは」を使って、読みたい音の手前まで一気に読み上げるのがポイント。上の図のSTEP1~2を参照

楽譜にドレミを書き込んじゃえ!

五線譜に慣れるまでは、メロディの下にドレミを書き込むのがおすすめ!
書くのが恥ずかしい…という人は、後から消せるように鉛筆で書いておくといいですね。


編集後記

ということで、長文、お読みいただきありがとうございます。

今回はギタリストが最初につまづきやすい五線譜の読み方について解説しました。読むスピードを倍増させるあの語呂合わせ!w
覚えてくれましたか?(笑)

五線譜に慣れてくると、音符の位置と音名が合致するようになります。
少しずつ読むスピードが上がる快感をぜひ味わってもらいたいなぁ。

やっぱこれだね~

最終的には、たくさん五線譜を読んで慣れることです。継続は力なりですね!

次回は、五線譜のメロディを読んだ後に立ちはだかる問題。ギターの指板のどこに何の音があるのか、指板上の音名をどのように覚えていくのが良いのか?について解説します。

どうぞお楽しみに。

今回の記事が参考になりましたら幸いです。
今後ともよろしくお願いします。

ギタリスト 奥田英理(おくだひでのり)


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