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日曜午後、独白


何がしたいかもわからないまま、ODをした。
ちょっとよく寝れるぐらいの量しか飲まず、ただ記憶の混濁と行き場のない憔悴が収まることを願ってお茶で流し込んだ。
耐えきれずに、煙草も吸った。5ミリのタールが血管を収縮させて軽い酩酊を覚える。ぐらついた頭のまま布団に倒れ込んだ。
日曜日の午後、親も出かけていて、死ぬには絶好のチャンスだけれど、実行に移すほど絶望しているかと言われるとそうでもない。
ただ、どこから湧いてくるかも知れない憔悴と虚脱が、私を満たしていて、何かをすることもままならない。
することはある。やるべきこともある。昨日までは、それらでなんとか虚無から視線を逸らし続けてきた。
無理になった。視線を逸らすということはそこに見るべきことがあるということだ。それを直視しないのは、ただ私の弱さゆえだろう。
何がこんなに私を苦しめているのかがわからない。どれもこれも、とるにたらない出来事ばかりで、でもきっとそこに今日につながる原因がある。それを直視するのが怖いから、結局、薬とたばこで目をそらすのだ。
こうして文を認めているのも、薬が効いてくるまでの時間稼ぎで。何を伝えようというものでもない。ただ、そろそろ限界が近い、という再確認のためのようなもの。
なにがしんどいのか、どうつらいのか、なにもわからないまま泥沼の虚無に沈み込んで、起き上がれないから意識まで泥沼に溶かしてしまおうというその愚かさがまた自分を傷つける。
泥濘は全部包んでくれる。人に言えない想いも、虚無感も、寂しさも。泥沼に落ちる馬鹿馬鹿しささえも。
おやすみ、世界。おはようを言うことがなければいいな。

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