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文化人集会所-限定記事

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メンバーシップ「文化人集会所」限定記事のまとめになります。
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記事一覧

台本『脱輪氏の「推し活」論 「資本主義リアリズム」から「生活のアナキズム」へ』

要点まとめ ・推し=購買行動は好きに評価を下す(批評)責任を免責する ・自由/多様性概念の…

物語と生きる

※この文章は現在の自分の立場と厳密には異なります  後期近代、ポストモダン、呼び方はどち…

民俗と「常なるもの」

 佐藤光・中澤信彦編「保守的自由主義の可能性 知性史からのアプローチ」という本を眺めてい…

創作メモ(23年11月)

ポストモダン人類学と「1968年」【完成】

 これまで人類学の仕事は、例えばマルセル・モースが顕著であるように、既存の資本主義のあり…

「物語の力」執筆時メモ(本文の内容は除外)

 カール・シュミットは、プルードン・バクーニンといった反神学の思想家と、ド・メーストルを…

インテリと精神分析——ロマン派芸術批評と自由連想法

フランス革命とロマン派 中山元「フロイト入門」で指摘されているが、精神分析は、フランス革命に対する反動としてのロマン派の系譜に位置づけることができる。  なぜ自分たちはあのような狂熱にいかれてしまったのか。  なぜ自分たちはあの時、暴力と破壊にとり憑かれてしまったのか。  なぜ自分たちは国王を殺めてしまったのか。  何かを選ぶということはすなわち、何かを捨てるということ。そこに進歩などあろうはずがない。急進的な行動が後悔を伴う所以である。同様の理由で単なる反動である反革

批評はAI創作物を受容できるか

 AIはいわば、無意識の連想をそのまま垂れ流すようなものと見ていいだろう。もちろんそこに同…

ブランキと「ONE PIECE FILM RED」

※この記事を公開後、千坂先生からブランキはユンガー、ハイデガーはサン・シモンに対応させる…

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『フランス現代思想の「普遍性」とファシズム批判』資料集

皆さんこんにちは、火野佑亮です。 今回はいわゆるフランス現代思想について、 ファシズムと…

「大衆から死守せよ民間信仰 人類学の存在論的転回」資料集

宗教法人は徴税の対象外→宗教と世俗の区別 これが近代の前提 仮に徴税の対象になると、小規…