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呼吸〜呼び声〜

呼吸は「呼ぶ」に「吸う」と書く。

先日のTANDEN瞑想会懇親会の感想から、わたしの中で、湧いてきたこと。

呼吸は漢字で「呼ぶ」に「吸う」と書きます。

吸うを呼ぶ「呼吸」。
つまり吐いていくと、吸わなくても息が入ってきます。

実は呼吸は、自分でしているわけではないんですよね。

岡田式静坐法の呼吸の仕方は、
ゆっくり吐いていって、おなかをゆるめると自然と息が入ってきます。

つまり自分で吸おうとはしません。

とある方の感想。
呼ぶという漢字からその方がイメージされたのは、お鈴だと。

チーン。

お経を称える前、お寺にお参りした時、お鈴ならしますよね。(鐘の場合もありますが)

瞑想の前にも鳴らします。
それは合図であるとともに、呼び鈴なのです。

呼んでいるようでいて、呼ばれている。

わたしがいのちを感じる時間だよと。

呼びかけといえば、
お念仏。

自分が呼んでいるようで、呼ばれている。
阿弥陀仏からの呼びかけ。

必ず救う任せよの声。

大丈夫だから安心してねの声。

生かされている大きないのちからの声。

なんまんだぶ。
なんまんだぶ。

阿弥陀様の声がそのままわたしを通して聞こえてくる。

呼吸するように、呼びかけるように聞こえてくる。
吐いていくと息が自然と入ってくる。
呼んでいくと、南無阿弥陀仏が聞こえてくる。

呼吸ってお念仏なんだな。
お念仏って呼吸とともにあるのだな。

そんな気づきになりました。

南無阿弥陀仏。


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