【イメソン】シャニマス×吉澤嘉代子を徹底的に考える【厳選9曲】※2024/03/21追記
皆さん、自分の好きなキャラクターのイメソンを考えるという営みはお好きですか?お好きですか。そうですか。結構なことです。
イメソンの定義は人によって様々ですが、シャニマスにおいても各アイドルのイメソンを考える人たちを頻繁に目にしますね。
さらには、1アーティストに絞ってイメソンを選びだすという試みも偶に見かけます。例えば椎名林檎やBUMP OF CHICKENとかですね。大層雅なことでございます。
(↑勝手に引用させていただきますが、例えばこの方の記事とか。今回の記事のまとめ方も影響を受けています。)
前置きが長くなりましたが、この度私は、このような試みをシンガーソングライター・吉澤嘉代子さんの楽曲縛りでやってみようと、そう思っているのです。
目次に担当アイドルの名前を見つけたら、そこだけでも読んでいってください。新たな出会いがあるかもしれません。
◆なぜ吉澤嘉代子か ー特別で普通な女性を描き続けてきたSSWー
吉澤嘉代子さんは2014年にデビューしたシンガーソングライターです。
作曲のセンスや、歌い手としての表現力など、魅力を語りだすとキリがないですが、中でも特筆すべきは研ぎ澄まされた作詞の感性でしょう。
グダグダと語るより、代表曲の一つ「残ってる」を聴いてもらったほうが早いでしょう。
印象的なフレーズで歌いだしから一気に物語に引き込むこの曲。
人気の無い明朝の駅で、夏から秋へと移りゆく季節に取り残されてしまった女性の心情を「かき氷いろのネイル」や「造花の向日葵」といった卓越したワードチョイスで見事に描き出しています。
もちろん、寒々しい早朝の静寂と、裏腹に心の内で燃え上がる激情の両方を完璧に表現しているメロディラインや歌唱が素晴らしいことも言うまでもないですが。
性的なニュアンスも含みながら上品に仕立て上げているのも流石の一言。
かと思えばムダ毛をテーマに歌い踊る「ケケケ」や夫の首を鞄に詰めてタクシーに乗り込む妻をジャジーに歌い上げる「地獄タクシー」など、とんでもない表現の幅広さを見せつけてきます。
そんな彼女の大半の楽曲に共通すること、それは「女性が主人公の物語を多角的に描いている」ことです。
もちろんすべての楽曲の主人公が女性というわけでもないですが、
「少女」「女の子」「女」「婦人」「レディ」・・・様々な呼称でとらえられる女性の物語を、時に赤裸々に、時にユーモラスに、そして時にはグロテスクに、表現し続けています。
こうした彼女の楽曲たちから「特別で普通な女の子」への温かな肯定を感じるのです。シャニマスと相性が悪いわけがないですよね、そんなの。
さらに、吉澤嘉代子という素晴らしい表現者が生まれるまでのヒストリーにも、アイドルたちと重なる部分があるのですが、これは追々説明していきます。
そんなわけで、シャニマスのアイドルたちにぴったりな吉澤さんの楽曲を紹介していこうと思います。
先に言っておきますが、全アイドルに当てはめることは断念しました。
しかしこれは、私が読みこめていないコミュが多すぎて自信がないためです。
プロデューサーの皆さんは、きっとそれぞれの担当アイドルを見出せる吉澤さんの楽曲に出会えることと信じております。
※便宜上イメソンと言っていますが、「各アイドルの要素を感じる楽曲」くらいのザックリとした定義とお考え下さい。
◆シャニマスアイドル×吉澤嘉代子
・櫻木真乃×「ものがたりは今日はじまるの」
※櫻木真乃W.I.N.G.編のネタバレを含みます
※歌詞の引用はすべて「ものがたりは今日はじまるの feat.サンボマスター/吉澤嘉代子」より
この楽曲はプロデューサーと出会って物語がはじまる全てのアイドルに当てはまり得る曲だと思うのですが、ここはやはり真乃さんにシャニマス代表として請け負ってもらおうかと。
ただ、先ほど散々作詞家としての魅力を語っておきながら、この楽曲の作詞は山口隆 from サンボマスターです。とんだ肩透かしを食らった、と思うかもしれませんが、これにはSSW吉澤嘉代子誕生にまつわる深い理由があるのです。
多くのインタビューで語られていることなので情報ソースは省きますが、吉澤さんは小中学校で不登校になり、小説などの物語の世界に没頭して少女時代を過ごしていたといいます。そんな折に、サンボマスターの楽曲に出会い「この人は私のことを知らないのに、確実に私めがけて歌ってきている」と衝撃を受けて、音楽の道を志すようになったそうです。
つまり、吉澤さんにとってサンボマスターは外の世界とつながるキッカケをつくった存在であり、「私の物語をはじめる人」だったわけです。
それから時が経ち、素晴らしいSSWとして成長した吉澤さんにサンボマスターから贈られたのが、この楽曲なのです。
物語を始めるために、大きな一歩を踏み出す。少しの恐れと抑えられない高揚を描いたこの曲は、真乃さんに限らず多くのW.I.N.G.編のシナリオにピッタリ当てはまるのではないかと思います。
(追記)「ものがたりは今日はじまるの」、だいたいのアイドルのWING編に合うんですが、一番は郁田はるきかもしれない。
「私を連れていってください」「わたし駆け出したいの」「モノトーンの雨」……あまりにはるきWING編にピッタリすぎる。はるきPも聴いてみてね。
・桑山千雪×「23歳」
※イベントコミュ「薄桃色にこんがらがって」および「【ドゥワッチャラブ!】桑山 千雪」のネタバレを含みます
※歌詞の引用はすべて「23歳/吉澤嘉代子」より
私が、吉澤さんとシャニマスの相性の良さに初めて気づいた、そんなキッカケの楽曲がこの「23歳」でした。
私も御多分に漏れず「薄桃色にこんがらがって」に打ちのめされてシャニマスにのめりこんだ人間なのですが、あのコミュの余韻が覚めないままに過ごしているときに偶然この曲を聴き直して、「あまりに千雪さんだ…」と痺れた曲です。決して、タイトルが23歳だから千雪さんに安易に結び付けた、って訳ではないのです。
名作「薄桃色にこんがらがって」を私なんかが今更新しく語れることはないので、このコミュにおける千雪さんの物語だけを非常に大雑把に要約すると「少女時代に憧れた夢に決着をつけて、甘くない世界で生きていく覚悟を決めた」そんな話だと受け止めました。
「夢から覚める」
言葉だけ聞くと寂しい響きですが、この曲を書いた吉澤さんは希望に満ちたフレーズなのだと語っています。
この曲、吉澤さんの楽曲の中では珍しく、架空の主人公を描くのではなく、自身のことを強く反映した歌詞になっています。
前述したとおり、小中学校時代は不登校気味だった吉澤さん。そんな彼女が熱中したこと、それは「魔女修行」でした。ホウキにまたがって空を飛ぼうとしたり、飼い犬に「本当は喋れるんだろう?」と話しかけたり、妄想にふけって日々を過ごしていたといいます。
「読みかけの本があるうちは守られている気がした」とも語っているように、世界と交わることが苦手だった少女時代の吉澤さんにとって、物語と魔法は自分を守る大切なものでした。
現在の吉澤さんの、物語を紡ぎだす圧倒的なセンスや妄想力は、この少女時代なくしては得られなかったことも間違いないでしょう。
そんな吉澤さんが、初めてのフルアルバムとしてリリースした「箒星図鑑」。そのラストを飾ったのがこの「23歳」でした。
23歳を迎えた吉澤さんが、夢見がちだった少女時代の自分も引き連れてこの世界で生きていく、そんな強い決意を歌った楽曲なのです。
千雪さんの話に戻ります。
幼いころからの憧れであり、大人と呼ばれる年齢になってからもお守りのように傍に置いていたであろう「アプリコット」を実家に送ることで、彼女は卒業を果たします。
この勇気ある決別ができたからこそ、少女でも大人でもない強さを得ることができたのではないでしょうか。千雪さんのこれからの人生においても、時々立ち返って道標になるような23歳のターニングポイント、それが「薄桃色にこんがらがって」なのではないかと思うのです。
(「言葉で伝える」というテーマでも共通点を見いだせそうですが、さすがに長くなりすぎるので省きます)
・園田智代子&西城樹里×「ブルーベリーシガレット」
※「【あそ→と♡ちよこれいと】園田 智代子」のネタバレを含みます
※歌詞の引用はすべて「ブルーベリーシガレット/吉澤嘉代子」より
もうここまでで4000字近くになってしまった・・・。
ちょっと軽めのやつに切り替えます。
この曲は、シンプルに2人でカバーしてほしい曲です。
ここまでの曲と比べると面食らうかもしれませんが、「ひょうきん」なほうの吉澤さんはこんな感じです。こういうユーモラスな楽曲も歌えてしまうのが彼女のすごみ。
この曲のストーリーは「不良に惚れてしまった真面目な女の子が、お似合いのカノジョになるためにブルーベリーシガレットで不良になりきる」というもの。
「俺んとこ こないか?」と語りかけから始まり、歌やセリフで大活躍する不良役は、なんと本家(って言い方でいいのか?)氣志團の綾小路翔さんです。
もはやみなまで言う必要もないでしょうが、ちょこ先輩とバッドガール樹里ちゃんの2人でこの曲を歌ってほしい、それだけ。それ以外確かな思いが無い。
(ちなみにコブシ?を効かせすぎなこの歌いまわしは、レコーディング直前に見た向井秀徳さんのライブに即影響を受けた結果とのこと。これもちょこ先輩に真似してほしいですね。)
・月岡恋鐘×「麻婆」
続いても、カバーしてほしい吉澤さんのひょうきんソングです。
この曲は「中国の片田舎の婆が作る麻婆が辛すぎて、辛党の王様が食べたら龍になってしまった」というお話です。どういうこと?
こればっかりは歌詞だけ見てもなんのこっちゃなんですが、「うー麻婆!」とか「ごちそうさま!」とか、こがたんが歌ったら絶対に最高。確約された勝利。
もう1曲カバーしたら合いそうな曲があるので、それも歌詞だけ載せておきます。こっちもメシ関連。
・大崎甜花・大崎甘奈×「ルシファー」
※「【楽園に背く】大崎 甜花」のネタバレを含みます
※歌詞の引用はすべて「ルシファー/吉澤嘉代子」より
これはカバーしてほしい、とかではないです。
もっというと深堀りして解釈できる自信も全くないです。
ただ、ルシファー=堕天使というテーマで「楽園に背く」と結びつけずにはいられなくなったのです。すみません。材料だけ置いておくので、あとは自由にやってください。
「天使だった頃の記憶を失した人」は言うまでもなく堕天使のことなので、基本的には甘奈→甜花目線の曲として聴けるんじゃないかなぁと。そうすると「その長い鉤爪にマニキュアをのせて」とかも意味深に聞こえてくる。・・・くるよね?
それはそれとして、シンプルにとても素敵な曲なので聴いてみてください。歌詞は歌人の穂村弘さんとの共作です。
・黛冬優子×「ストッキング」
※黛冬優子「W.I.N.G.編」「G.R.A.D.編」および「【なるんじゃん?】和泉愛依」のネタバレを含みます
※歌詞の引用はすべて「ストッキング/吉澤嘉代子」より
先に楽曲についての補足情報から。
この「ストッキング」という楽曲も、架空の物語というより、吉澤さん自身を投影したものだと語られています。
初めてのフルアルバム「箒星図鑑」のリード曲でもあるこの曲では、魔女修行にいそしんでいた少女時代を振り返りながら、ストッキングというモチーフが大人の象徴として描かれています。
夢見がちだった少女の自分も背負いこんで、ありきたりな大人像ではなく、自分だけの戦い方で世界に踏み出す、そんな力強い楽曲になっていると私は解釈しています。
…これ、めちゃくちゃ冬優子さんじゃないですか?
プロデューサーとの出会い、つまり全ての始まりのキッカケにもなった「魔女っ娘アイドルミラクル♡ミラージュ」。冬優子さんにとって、アイドルへの憧れの原体験であり、女児向けアニメながらいまも大好きなアニメだと語っている、彼女にとってとても大切な存在です。
つまり、彼女も吉澤さんと同じく自分を変えてくれる魔法を信じていた少女の一人だったと言えるのではないでしょうか。
しかしご存じの通り、ただキラキラしているだけではいられなかった。
だから彼女は、決して甘くないこの世界で幼い頃からの夢を信じ抜くために「ふゆ」と「冬優子」で戦う道を選んだ。
酸いも甘いも噛み分けたうえで、それでも最初に信じたものだけは絶対に手放さない。そういう強さに私は弱い。すぐ泣いちゃう。
・福丸小糸×「泣き虫ジュゴン」
※福丸小糸「W.I.N.G.編」および「【おみくじ結びますか】福丸 小糸」のネタバレを含みます。「【セピア色の孤独】福丸小糸」で語られている内容にも少し触れます。
※歌詞の引用はすべて「泣き虫ジュゴン/吉澤嘉代子」より
小糸さん、意外と泣いている印象ってないですよね。鳴いてるのはよく見る。努力を人に見せたくない、という想いと同じように、涙も人前で見せないのかもしれません。
この楽曲もタイトルに「泣き虫」と入っていますが、こんなフレーズで締めくくられます。
また、【おみくじ結びますか】のコミュを感じさせるフレーズもあったりします。
海という共通のモチーフもあるので、ただでさえリンクする部分がとても多い曲なんですが、それに加えてもうひとつ、吉澤嘉代子さんと福丸小糸さんの2人に共通する「舞台に立つ人間としての理想像」についても語らせてください。
幼馴染と別の中学に通うことになり、学校にも馴染めなくなってしまった小糸さん。努力をしなければ居場所がなくなるという切迫感の中では、勉強が得意であることも誇れず、自身の過去を苦々しい思い出として受け止めていたように思います。
そんな小糸さんが、W.I.N.G.を通して自分の過去をまっすぐに受け止め、肯定してあげることができた。
そして、W.I.N.G.優勝後のコミュで、同じような思いを抱える誰かに目を向けることができた。とてつもなく大きく美しい一歩。
彼女の目指すアイドル像は、コミュを重ねるごとに少しずつ変化していると思いますが、自分のような人のための自分でありたい、という思いは変わっていないと思います。
翻って吉澤嘉代子さんについて。
実は、今まで話題にあげてきた「魔女修業」に明け暮れる不登校の少女時代を「すごく許せない時代だった」とも語っています。
それでも、子供のころに唱えた魔法を信じて音楽を紡いできた吉澤さんが、2018年放送のNHK「SONGS」で語った言葉がとても印象に残っています。
吉澤さんもまた、過去の自分のような誰かのために、舞台に立つ人間としてどんな姿を見せられるかを考えて続けているのかもしれません。
小糸さんもきっとそういうアイドルに既になっているし、これからもたくさんの誰かを救い、それが巡り巡って小糸さん自身を救うことになるんだと思います。
・樋口円香×「ミューズ」
ここまで7000文字オーバー。一旦樋口さんでラストのつもり。
…ですが、樋口さんは2曲いきます。ここまで来たら行くとこまで行く。
※「【オイサラバエル】樋口 円香」のネタバレを含みます
※歌詞の引用はすべて「ミューズ/吉澤嘉代子」より
「美しい」という価値観について強すぎる思いを抱いていて、それがもはや呪縛のように彼女を苦しめている。そんな風に見えるコミュが多い(それゆえに心揺さぶられる)樋口さんですが、プロデューサーは、彼女のもつ美しさを肯定することが最大の役目なんじゃないかと個人的には思っています。
引用はしませんが【ピトス・エルピス】もまさにそのような話ですよね。
そう考えると、プロデューサー目線の曲として「ミューズ」を聴くことができると思います。
端々に樋口さんを感じさせるフレーズがありますが、なによりも2番のこの歌詞を見てほしい。
これ、あまりにも、じゃないですか????
これが樋口さんのために書かれた曲じゃないってマジ???
マジです。
まあ、樋口円香というキャラクターの造形が緻密に作られているからこそ、現実に生きる女性に向けて書かれたこの曲が奇跡的に交わったといえるのかもしれません。
樋口さんが自身の美しさを肯定できる日はくるのか。その時まで私はTrue鉱山を掘り続けます。課金もします 大人の世界。限定でもなんでもかかってこい。
・樋口円香×「雪」
最後だ。しかし最後は少し危険かもしれない。樋口さんと浅倉さんの関係について触れるので、やばそうだと思った人は引き返してください。あと、【ダ・カラ】を読んでない人はどうにかして読んできてください。やばいぜ。
※「【ダ・カラ】樋口 円香」「【オイサラバエル】樋口 円香」のネタバレを含みます
※歌詞の引用はすべて「雪/吉澤嘉代子」より
【ダ・カラ】をはじめとする樋口さんと浅倉さんのコミュについてここでは敢えて掘り下げませんが(下手なこと言えない)、幼少期に浅倉透という「美しいもの」に出会ってしまったことが、すべてのはじまり(すべての終わりともいえる)であることは疑いようのない事実でしょう。
上で引用した歌詞について。17歳現在の樋口さんというよりは、幼少期のまどかさんの感情を振り返って捉えたものだと受け止めています。
「愛」なんて言葉で雑にくくるべき感情ではないとはもちろん私も思いますが、一方で「愛」くらい容量の大きい言葉でないと収まらないようなものだとも思うのです。そういう意味で、とても広義の「愛した人」だとお考え下さい。
それに、幼少期のまどかさんと17歳の樋口さんが抱える感情はきっと大きく違うでしょうから、当時の浅倉さんへの思いは現在よりもずっとシンプルだったかもしれないですし。
とはいえ私も上の1フレーズだけでこの曲を取り上げようと思ったわけではありません。とても美しいメロディーラインのサビにのせて、「生まれてはじめて愛した人」に向けてこんな言葉が紡がれます。
透
き
と お
またしても奇跡的なマッチング。
吉澤さんはアイドルへの楽曲提供もされているので、樋口さんに曲を書く世界線を見てみたい。それで「MUSICA」あたりで対談してほしい。
話が逸れましたが、この曲の2サビでは、上で引用した歌詞が少し変化します。
「桃色の魚」は樋口さんでしょうか。だとしたら、そんな日がいつか来るのか。この曲を聴きながら気長に待ちたいと思います。
・幽谷霧子×「すずらん」(2024/03/21追記)
※「【白・白・白・祈】幽谷 霧子」「【伝・伝・心・音】幽谷 霧子」「【天・天・白・布】幽谷 霧子」のネタバレをちょっとずつ含みます
※歌詞の引用はすべて「すずらん/吉澤嘉代子」より
新曲で幽谷霧子イメソンTier1来ました!!!!
2024/03/20にリリースされたEP「六花」からの選曲。「六花」とは雪の結晶のことです。
雪の名を冠したアルバムの、花を題材にした楽曲というわけで、合わないはずがないってもんです。
歌いだしの2行から、全要素が霧子さん過ぎる。
サウンドも非常にやさしく繊細で美しく、イメージにピッタリ。
そして何よりこのサビですよ↓
読めていないコミュも多いけど、共通コミュだと霧子さんの話がトップクラスに好き。
特にLPが好きすぎてAIきりちゃんを作ろうと試行錯誤した結果、解像度低めのAI偽こがたんを生み出してしまったりしている。
仕方がないので(仕方がないので?)最近はゼラニウムさんとユキノシタさんを自宅で育ててます。
ちなみにイラストに描かれているのはユキノシタでもゼラニウムでもないっぽい(ガジュマルとアイビー?)。
283プロダクションは緑にあふれるホワイトな職場です。
ゼラニウムさんは日光が必要なようで部屋で育てるには日当たりなどの条件が重要になりそうですが、ユキノシタさんは室内でもグングン育つのでオススメ。
100均の鉢と土を使えば1000円~2000円くらいで一式揃えることも可能です。
霧子さんがこう言ってるのに無視するPなんているのか?みんな買いましょう。(増えすぎたら天ぷらさんで食べましょう)
◆終わりに
こうなるだろうとは思っていたものの、やはり大変な長文になってしまいました。
もしここまで読んでくださった殊勝な方が仮にいるのであれば、感謝の気持ちしかありません。お付き合いいただきありがとうございました。
吉澤さんの久しぶりの新曲(初記載時点)「氷菓子」も素晴らしいので是非聞いてみてください。
今回取り上げた楽曲をまとめたapple musicのプレイリストも作成したので、よければご利用ください。
(※吉澤嘉代子さんのファンの方向け)
シャニマス知らない吉澤さんのファンの方がここまで読んでくださるとは到底思えませんが、念のため・・・。
吉澤さんのヒストリーや曲の制作話については、なるべくインタビュー記事の原典などを辿って間違いのないように書いておりますが、個人の勝手な決めつけのように感じる部分もあるかもしれません。インタビューも古い記事から引用したものも多いので。
吉澤さんの楽曲の素晴らしさを誰かと共有したい一心で衝動のままに書き殴った文なので、どうかお見逃しくださいませ・・・。
(庚申塚駅の「未成年の主張」弾き語りに心を鷲掴みにされて以来ずっと吉澤さんのファンです)
(おまけ)ボツ案
以下は自信がなかったりして書くに至らなかった曲の候補です。
供養としてここにまとめておきます。
緋田美琴×「おとぎ話のように」
この曲は吉澤さんが歌手の南波志帆さんに提供した曲のセルフカバーなんですが、15歳でデビューしてから芸能界で戦い続けて22歳になった南波さんを思って吉澤さんが書いた曲です。それも踏まえて聴くといろんな気づきがあるかもしれません。
小宮果穂×「未成年の主張」
合宿コミュ→未成年の主張(屋上から叫ぶやつ)という安直な連想ではありますが、これは合うと思う。カバーしてほしい曲枠。
八宮めぐる×「ユキカ」
恋愛感情に気づく曲なので。あと、カルピスソーダが似合いそうだから。
幽谷霧子×「えらばれし子供たちの密話」
物語性が強いのと、ウィスパーボイスで歌ってほしいから。ちなみに月ノ美兎さんの歌ってみたや小林私さんのカバーでも知られている曲。→Tier1が来たけど、カバーしてもらうならこっちもアリ。
田中摩美々×「キルキルキルミ」
自罰的な衝動で前髪を切る曲。だけど、性格としては合わないかなぁと。
浅倉透×「綺麗」
公園と記憶の曲だから、と思ったんだけど、最近の浅倉さんの価値観とはそぐわないかなぁと思ってしまった。もっと前に進んでいるので。
市川雛菜×「ちょっとちょうだい」
ミッドナイトモンスターの衣装ポエム「きみを食べたらどんな味?」とか、かなり合うかもと思ったんだけど、『そういう女にお気をつけなさいよ』って歌ってるから「誰目線なんだ…?」って思い始めたら自信がなくなった。
芹沢あさひ×「じゃじゃじゃ feat.ザ・プーチンズ」
あさひさんに合う曲だけは全く見つからなかったので「なんなんすかねこれ」って言わせられそうなチョイス。
七草にちか×「鬼」(2024/03/21追記)
こっそり追加。
素直になれないウラウラハラハラな女の子の曲。
なによりオーディションのスキル発動時の「あー、もう!」と完全一致する瞬間があります。
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