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昭和天皇物語

本日は昭和の日、つまりは昭和天皇の誕生日です。
そんな日だからなのでは、ないのですが一巻だけ持っていて、続きを買っていなかった昭和天皇物語の二、三巻を買ってきました。

私は本当に歴史を勉強していなかったので、この本が史実を元に書かれているのが凄いな。とただただ感心してしまいます。
明治天皇の時代の軍服を着ている人に指示を出していたり、薩摩だなんだと政権を争っていたり…そんなに離れていない時代だと思うのに(いや、100年くらいは前なんですが)、日本が今と全然違う国みたいでびっくりします。おばあちゃんは大正15年生まれ。第二次世界大戦の真っ只中に青春を送った人だったと思う。東北の人だったので、一旗揚げようと満州に行ったり、おじいちゃんはロシアに抑留されていたりと大変だったと聞いた。
それでも、当時の学校の教えなのか、天皇の事を悪く言うことは一度もなかった。昭和天皇に関しては、私が小さい時に崩御されてしまったので、ほとんどどんな人だったかも分かりません。
ただ、ただ、優しいそうな人にしかテレビを通して見ていても思いませんでした。そして、今の天皇陛下はとても実直に平成を守ってくれていた気がします。

これまた、オカルト信者な私が聞いた話では、沖縄などの敗戦の慰霊碑に天皇が訪れると、呪縛霊のように縛られてた人が成仏していくなど、とにかく全てに優しい人な気がしました。

なので、4月30日、平成の終わりを告げる時、天皇の力が弱まってしまったら、何か霊的な現象が起きても仕方ないのではないのでしょうか?
それは、地震とか、そういった天災かもしれません。
でも、そう思ってしまうくらい平成と昭和天皇については、平和のシンボルのような気がしてならないのです。

今の皇太子様の令和がどれだけ持つかは分かりませんが。
私の中での皇室は、平成で終わります。
今後は、ただの年号という意識しか持てないと思っております。
それだけ、昭和、平成の天皇のカリスマ性は凄いのではないかと考えます。
もちろん、それは明治天皇においてもそうなのでしょうが。

歴史を勉強する上で、昭和天皇について勉強すると言うことに意味はあると思います。単純にこの時代の生活が好きな部分はあります。大正デモクラシーと、西洋の文化に染まらない日本に興味があるのです。
戦後の高度成長期(バブル)は一切興味がありません。
それは、私がロスジェネの人だからだと思います。
小さい頃、バブルをみて、大人になったら就職氷河期。しかもロスジェネは生活保護禁止みたいな記事を見ます。安倍政権はどこまでも、お金持ちに優しい政治を目指して、貧乏人は切り捨てていくのでしょう。
その方が、人口は減っても良い遺伝子が残り、良質の遺伝子同士が掛け合わせれば、よい国ができるのでしょうか?それはユートピアではなく、デストピアではないのか?

なんて、現代の事を考えてもあまり、何も感情は動かないので、昭和天皇がいかに教養に溢れ、皇太子時代を過ごしたか、それと妃になる良子さまに、大正天皇の皇后が、いかに宮内に入って大変な思いをしたかなどを考慮し、宮内の勉学をさせるなど、素晴らしく先回りした大正ガールである。

出てくる人は、教科書を勉強していなかったので、わからない人も多いですが、天皇陛下と言うよりも、一つの時代を生きた男の話として、本を読むととても勉強になる。

原作の半藤一利さんの「昭和史」をきちんと読んでみたいと思いました。

私の書きたい小説は、ちょうど昭和初期の、戦争がない時代。もしくは戦後の貧しいが、みんなが純粋に生きていた頃の話が書きたいのです。

民俗学だけではなく、歴史ももっと勉強しなければと思いました。

右、左関係なく、天皇陛下物語は面白いです。
これを読むと、昭和天皇は人運にも恵まれ、素晴らしい教育を受け、生きていたことが分かります。まだ、即位する前の話なので、この続きに戦争が絡んでくるとどんな話になるのか、少し恐怖は覚えます。

しかし、この本を読まずして、日本を生きると言うことは少し恥ずかしい気もするくらいです。

この先、戦争はしたくないです。それは、平成の天皇がもっとも望んだことです。私も戦争などしたくありません。

どうか、昭和の日の次の日に、平成の天皇が退位してしまうその悲しさ。
もう少し、平成、令和だけではなく、天皇の生き様をみんな考えてください。

現人神ではなく、象徴としての天皇になった今でも、平成の天皇は神に近い存在だと思っております。(政治的な意味ではなく)
それは、皆に対するお心遣いなど、全てです。

もう一度、天皇と言うものを勉強したくなる本です。どうかみなさま読んでみてください。損はしないと思います。

私は、明日で天皇が退位すると言うことが嫌で仕方ありません。
令和に一つも希望が見つけ出せません。
それは、雅子さまの心の病み方を見てきたからかもしれません。
あんなバリキャリの方は、皇室には向いていないんだと思うのです。
でも、なってみれば、私の見方も変わるのかもしれません。

それが、「時代が変わる」と言うことなのでしょうから。

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