【編入体験記】千葉大学工学部総合工学科デザインコース（令和6年度学校推薦）
はじめまして。受験が終わったので，記録として体験記を残そうと思います。
1．自己紹介
出身：田舎の高専（機械工学科）
受験大学：千葉大学工学部デザインコース(学校推薦)
部活：弓道部
資格など：TOEIC760点
併願大学：なし（落ちたら九州大学芸術工学部を受験する予定でした）
学科順位：1年 8/41，2年 2/40，3年 2/40？，4年 2/40
趣味：音楽，映画鑑賞
2．編入の動機
もともとデザインや芸術の分野が好きで興味がありました。高専に入学する前は，普通科の高校に進学してそのまま芸大等に進学したかったのですが，親からの意見もあり，一度は断念し，モノづくりも好きだったため高専に進学しました。いろいろ調べるうちに，様々なデザインを学ぶことができる大学に高専からでも編入することができると知り，編入を意識し始めました。
3．勉強内容
正直，私は勉強することが苦手でテストも直前に勉強して取り繕うタイプでした…。そのため，あまり参考にならないかもしれません。
・1年次
特に編入するつもりもなく，全く勉強していませんでした。
・2年次
漠然と就職しようかなと考えていたので，テスト勉強を少ししました。編入の勉強はしていません。
・3年次
編入を意識し始め，TOEICの本を借りました。借りただけで，全く手を付けませんでした。
・4年次
千葉大学の推薦基準が席次10%以内と知り，テスト勉強に必死でした。また，TOEIC対策のためにTOEIC公式問題集，金フレ，でる1000をひたすら解きました。あとは，編入数学徹底研究をゆるく解いていました。しかし，4年次はレポートやインターンに追われたため，思うように勉強できませんでした。夏休みにとある研究室（デザイン系）のインターンに参加させていただいたのですが，ここで感銘を受けて絶対にデザイン関係を学べる大学に進学しようと強く決意し，忙しい中でも勉強を頑張りました。（千葉大学は筆記が無いので，あまり意味はなくなりましたが…）
・5年次
春休み中に自己アピール文を書き始めました。何度も先生に添削を繰り返ししていただき，文字数ギリギリまで詰め込んで書きました。面接の練習は，ある程度カンペを作成してから，春休み明けに開始しました。
4．試験前日と当日
・試験前日
最寄り駅の西千葉駅から一駅先の千葉駅周辺のホテルに宿泊しました。ポートフォリオや作成したカンペを確認しました。余談ですが，この日の夜に震度5くらいの地震が起こり，緊張と不安で感情がぐちゃぐちゃになりました。
・試験当日
15分間くらいの面接のみです。募集要項に「口頭試問を含む」との記載がありましたが，私の場合はそのようなことは無く，ごく一般的な質問が多かったように感じました。以下が尋ねられた内容です。TOEICスコアの提示も求められませんでした。
志望動機を簡潔に
持ち込んだポートフォリオについて（あとで詳しく説明します）
なにかデザインに対しての熱意が感じられるエピソードはあるか
編入して友達と仲良くできるか
デザインの分野に興味を持った理由（なぜ機械からデザインに？）
大学院進学予定か
どんな研究がしたいか
5．ポートフォリオについて
本来なら，学校推薦であればポートフォリオは必要ありません。しかし，できれば学校の成績以外にも何かアピールできればと思い，ポートフォリオを試験当日に持っていきました。試験前に持ち込みは可能か尋ねたところ，OKだったので私の場合は，面接にポートフォリオを持ち込みました。来年度はどうなるか分からないので，問い合わせはした方がいいと思います。主に，ポートフォリオに掲載した作品は，学校での製作物，アルバイトやボランティア関係で作成したものです。
6．使用した参考書など
デザイン関係の本は対策というより，モチベーション維持と自分のしたいことを明確にするために読んでいました。
TOEIC：公式問題集，文法問題でる1000問，出る単特急金のフレーズ
数学：編入数学徹底研究
デザイン関係：意匠展HP，伝えるデザイン，体感するサインデザイン
7．伝えたいこと
あまりデザインコースの編入体験記が無く，私自身も編入体験記に非常に助けられたため，記録として残してみました。noteを初めて使ったので，全体的に読みづらく拙い文章で申し訳ないです。
私は，先生からも学校としてはおそらく史上初で機械からデザインの分野変更だと言われました(笑)。編入体験記が同じようにデザインへの分野変更に迷っている方への助けになればと思います。あと，私自身はillustratorとPhotoshop，solidworksが軽く使える程度でデザインの技術的な面で言えば，他の方より全然劣ると思います。そのため，今でも自分がなぜ合格したのか分かりません，学校の成績のゴリ押しです。
そして，併願大学（滑り止め）を一つも受けないのはやめましょう！私は，デザイン関係の学科にしか進学したくなかったので，浪人も辞さない覚悟でした。そのため，併願大学が無しになっています。