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わたしの目標の人【書く習慣1ヶ月チャレンジ Day27】

こんばんは、ひのもとふみです。

27日目のテーマは「誰かに言われた大切な言葉」です。

早速書いていきたいと思います。


書いていきたいとは思うんですが、大切な言葉を思い出せませんでした。

40年近く生きてきて、色々な人たちと出会ってきたし、その人たちから様々な言葉を掛けられてきたはずです。
掛けられてきたはずなんですが、全然思い出せませんでした。

だから、今回は思い出そうとする中で、何か大切な言葉を掛けられたかもしれない、エピソードを書いていきたいと思います。

この話は20年ぐらい前に遡ります。

ある朝の事、歯を磨き終え口を濯いでると、胸の辺りに冷たさを感じ見てみると、シャツが濡れていました。口を濯いでいるときに自然と水が垂れていたみたいです。
顔を上げて鏡を見てみると、顔の右半分に違和感がありました。見た目だけの違和感ではなく、自分のイメージとは違い顔の筋肉が動きかしにくくなってました。

当時のわたしは空手をしていて、前日も組み手で何度か顔に打撃を受けた記憶があり、それでこの状況に陥っているのかと思いました。
この状況だと私生活にも支障があるので、病院に行くことにしました。
診察によると、ヘルペスウィルスが原因で身体の抵抗力が低下によって、麻痺しているとのことでした。
治療方法としてはステロイドを点滴で打ち続けることで治るみたいで、その日から入院することになりました。

入院して数日が過ぎた頃、同室に新しい患者さんが入ってきました。
最初は軽く挨拶をするような関係でした。

彼のベッドの周りには、毎日のように家族がお見舞いに来ていてとても楽しそうに過ごしてました。彼の喋り方やその姿勢などがとても穏やかで、彼自身がものすごく幸せそうに感じました。

わたしにも両親や妹、友達がお見舞いに来てくれたけど、何故か彼をすごく羨ましく思ってました。

それからわたしは彼に興味を持つようになり、いろいろと話を聞かせてもらいました。

彼の仕事のこと、家族のこと、病気のこと、いろいろ聞かせてもらったけど覚えてることは多くありません。
印象に残っているお話がいくつかあります。
彼の病気が糖尿病の合併症で食事制限があり、大好きだったものがもう一生食べれないということ。
昔はイライラしてたし、周りにも当たっていたけど、キリスト教と出会ってから今のように穏やかになったということ
建物の電気の配線を考えて、それを図面に起こす仕事をしていること。

なんか他にもあった気がするけど覚えてないや。
そして彼が退院するときに「何かあったらいつでも連絡してきて」と言われ名刺を渡されました。彼の方が大変な状況にもかかわらず、周りの心配をする姿がとても素敵でした。

あれから20年近く経ったけど、いまだに連絡をしてません。
だけどこんなに時間が経ったにもかかわらず、彼の名前も覚えてました。
よほど印象に残ってたみたいですね。

40手前になっても昔のたった数日のことを、なんでいつまでも覚えてるんだろうと考えました。きっとわたしは、彼のように穏やかな人になって穏やかな人生を過ごしたいんだろうなと、今回の話を書いていて思いました。

彼のように穏やかな人になって、周りの心配もできるようになれるようにこれからの人生歩いていきたいと思います。

以上、ひのもとふみでした。
終わり。


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