自分の性癖がよく分からなくなった人へ。
SMの世界にいると、色んな性癖の人がいて、多くの新しい刺激を受けますよね。
そうしてると、
「私は痛いのが苦手なのに、マゾって言っていいのかな?」
「サブってどういうことなんだろう??」
そんなふうに悩むことがあると思います。
Sの人もおんなじで、
「自分はSだと思ってたけれど、痛いことはしない」
「快楽で気持ちよくするのはSなのか」
などなど、思う人沢山いると思います。
今日はそんな人に向けてちょっとお話しようと思います。
痛いのが好きじゃないとMじゃないの?
叩くのが好きじゃないのSじゃないの?
辞書ではこう定義されてます。
(長くて下にまとめたので、読まなくてもいいです。)
それぞれ簡単にまとめると、
なんとなく読むと、つまりは痛いことをされたり、するのが好きなんだろ??って思われるかもしれませんが、実際はサブとマゾ・サドとドミが混じり合って性癖は出来上がっているので少し複雑になっていると思います。
下の図を見てみてください。
この図のように、Sの人はサディストとドミナントの性癖が混じり合っていますし、同様にMの人は、マゾヒストと、サブミッシブが混じり合って、絶妙な性癖が出来上がってると思います。
なので、一概にSです、Mですと言ってもその中でもかなり細かく分かれるのが現実です。
しかもマミーやドールなどフェチ系はここには含まれないので、更に複雑になっていると思います。
良ければご自身が何番に当てはまるのか見てみてください。
性癖は少しずつ変化をしていく
M側でサブの人だと、「好きなプレイはご主人様がしてくれること」という人は多いと思います。
つまりご主人様が変われば、好きなプレイも変わるということ。
(もちろん、今のご主人様が最後でずっと尽くします!って思ってる人が全員だと思います)
元々痛いことが全くダメな人で、、叩かれるのも、噛まれるのもダメだったけれど、ご主人様によって、少しずつ身体や嗜好が変化していく。
そういう経験をしてる人も沢山いるんじゃないでしょうか。
これは、更に自分が好きな嗜好がわからなくなってしまう原因のひとつです。
下の図で説明します。
人の性的嗜好は、
「変化しない嗜好」と「変化できる領域」と、「NGの領域」の3つに分かれます。
「変化しない嗜好」
元から持っており、変わらない自分が好きな嗜好
「変化できる領域」
相手に合わせて、好きになれる、もしくはすることができる嗜好
「NGの領域」
どう頑張っても、NGなプレイや嗜好
この、変化出来る領域があるから、自分の嗜好が分からなくなります。
サブの人は相手に合わせるので、と書きましたが、Sの人でも相手に合わせてプレイをすることもあると思いますし、そうすると同様に分からなくなることがあると思います。
この変化出来る領域が存在することを意識するのは、自分の嗜好を理解するのにあたり、とても大事なことです。
変化しない嗜好を見つける方法
どうやったら、変化しない嗜好を見つけることができるのか?
子供の頃から自分の性癖に向き合って、考えてる人は、この「変化しない嗜好」の部分をしっかりと見つけ、理解している人がほとんどだと思います。
色んな人と関わり、話し、自分に向き合うことで、「変化しない嗜好」と、「変化出来る領域」の線引きがどこにあるのかを理解しているからだと思います。
自分の性癖が良く分からなくなった方は、いろんな人と話して、プレイを経験して、自分の線引きがどこにあるのかを探りに行くことをすると良いです。
もちろん手当たり次第に誰かとするのをオススメしてるわけではないので、時間がかかることかもしれませんが、焦ることはないので、じっくりゆっくりと、ご自身に向き合って行けると良いのではないでしょうか。