見学してもらえて気づいたこと。

先輩隊員が配属先に見学しに来てくれました。

私がザンビアで初めて授業をしたのは、自分の配属先じゃない。
先輩任地訪問先、コンピュータ技術隊員の先輩の学校。
そのときの先輩が、リビングストン帰りにモンゼボーディングへ立ち寄ってくれました。

見学してもらって気が付いた自分の怠慢。

今回見学していただいたのはG9AとG10Bの授業。
G9Aはいつも反応がうすーい生徒たち。

水曜日は朝の1コマ(7:00-7:40)だけ、かつ集まるのはいつも7:15頃、、、
私はいつも挨拶に時間とエネルギーをかけてられないと、挨拶もそこそこに授業を始めてしまう。
でも先輩隊員が自己紹介をしたときに、生徒がちゃんと反応するまで呼びかけて、ハキハキと話す様子を見てハッとした。

私も最初の頃は反応するまで呼びかけていたのに、
最近の授業は全部流れ作業になっていたなと。

授業数はたしかにあり得ないほど多いけど、それを理由に全部の授業に対して嫌々やってなかったかなと。

私が来たことによってサボりが加速するカウンターパート、
カウンターパートがサボることによって授業進度がバラバラになっていくG9の生徒たち、
それによってターム半ばでコンバインになったクラスは授業が成立せずに授業放棄される始末。。。

なんで協力隊として来たんだっけ?

なんでいまザンビアにいるんだろう?
私が来なかったほうが、カウンターパートはサボることはなかったし、
他のクラスとも進度を合わせることができて、
クラスがコンバインになっても授業放棄されることもなかったのでは??
と6月末頃には無意味なことを考えて、私の元気ややる気、健康、メンタル、その他もろもろが限界に達してしまっていた。

先輩隊員の自己紹介とか挨拶とか、生徒への笑顔とかをみて、私はぜーんぶどこかに置いてきていたような、そんな気がした。

手塩に掛けてるつもりのG10B。

G9Aの授業のあとは、G10Bの授業。

この学校に来て丸4ヶ月、授業をし始めて約2ヶ月。
私がこの学校で最初に授業をしたのはG10B。

彼らのほとんどはG10から転入してきた生徒。
田舎から来ている生徒も多いから、PCが全く使えない生徒もいた。

最近はG10Bは徹底的にExcelの授業を行っている。
練習問題を繰り返すうちになんとなく問題の意味も理解できるようになってきた。
この日は予想外にみんなが早く練習問題が終わった。
予想外というのは、いつもは120分かけて2題終わるか終わらないかの彼らが、全員が80分そこそこで2題終えたから。

Term2が始まってから、授業のやり方はこれでいいのか、自信がなかった。
教えている私は、どうしても贔屓目にみてしまうからほんとに彼らが成長できているのかも、少々不安だった。

でもこの日、彼らの成長を見ることができた。

先輩隊員にも彼らはすごいと言ってもらえて私の自信にもなった。
毎日の授業でいっぱいいっぱいで、最初の頃を振り返る余裕もなかったけど、確実に彼らは成長してるんだなと思うことができた。

客観的に見てもらえて、気づけたこと。

自分の授業を見学してもらうのってけっこう恥ずかしい。
でも客観的に見てもらうことで、自分だけじゃ気づけなかったことが見えてくる。

怠慢だったのは私も一緒だ。

私でもできるはずの挨拶と呼びかけ続けること。

授業は未熟だけど、これだけはちゃんとしよう。

明日は学校に行って授業しよう。

アウトプットすることで、もやもやした気持ちにも整理をつけることができるかな。

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