元ぱろぱろ 大久保健の友達と喋ろう

仕事柄、ラジオを聞く機会が多く、特に通勤1時間あるので、自分の中でラジオが溶け込む生活をしている。

オールナイトニッポンを中心に聞いているのだが、始まってから欠かさず聞いているのが、【大久保健の友達と喋ろう】である。

このラジオは、stand FMというアプリで配信されており、正直、大久保さんのラジオしかフォローしていない。
毎週楽しみに聞いているラジオである。
正確には、日曜と水曜に更新されるので、週2回楽しみがある。

自分はお笑いが好きな部類ではあるが、劇場に足を運ぶのも多くないし、大宮のラクーン劇場へたまに行くぐらいである。
でも、元ぱろぱろの大久保さんを知ることができたのは、ニューヨークのYouTubeチャンネルからである。

YouTubeのチャンネルを見た時、ものすごく喋りがうまい芸人さんだなぁと感じた。
そして、もっと聞きたいと思い、Twitterをフォローさせてもらった。

何ヶ月か経ち、このラジオを立ち上げた時からずっと更新日に聞いている。

このnoteを書く時、ネタバレをするのか、ネタバレをしないのか物凄く悩んだ。
まあ、弱小のnoteなので、誰も見ない事を前提に書くのがいいのかもしれないが、1人でもこのnoteを見て聞いてくれればいいと思うので、できる限りネタバレ無しで書いていきたいと思う。

大久保さんは和田さんは、フィリピン人ハーフのコンビであり、和田さんが失踪し、解散する所から物語は始まる。

まずはニューヨークのYouTubeチャンネルを見てから大久保さんのラジオを聞いた方がいいと思うので、是非ともそちらから聞いてほしい。

standFMでは、後輩のサンシティ村田さんが日曜日に聞き手として登場し、水曜日は基本的に苦労を乗り越えた先輩、後輩がゲストとして登場する。

大体の説明はここまでなのだが、ここからは魅力を語っていきたいと思う。

まずもって、伝えたいのは、ぱろぱろは解散をしたコンビであるので、大久保さんは新たなコンビを結成しようともがき、苦しむ、吐露するのがこのラジオ最大の魅力である。

よく、オードリーのオールナイトニッポンは北の国からのように、長い年月をかけたドラマだと形容されるが、大久保さんのラジオもそれに近いのだと思う。

オフの状態に近いスタンスで繰り広げられる大久保さんと村田さんの会話は人間味溢れ、自分達がなぜ売れないか、面白いのに売れないコンビをどうすれば売れるようになるのか話し合ったりしている様子は、部屋の片隅で2人の会話を盗み聞きしている感覚になる。

そして、度々登場する【承認欲求】というワード。
【承認欲求】って、自分もそうなんだけど、認めてほしいけど、なかなか認めて欲しいと言いにくい風潮があると思う。
その中で、このラジオでは承認欲求が欲しいから芸人を続けていると話しており、この、承認欲求があるからこそ、面白さを生み出しているのだと思う。
お互い、キモい、メンヘラと言いながらも実力を認め合い、評価されるまで必死で頑張る様子は、やっぱり芸人ってカッコいいと感じさせてくれる。

そして、途中から始まった水曜日の【大久保健の〇〇に聞こう】は、今まで知らなかった芸人さんを見たいと思わせる魅力があり、大久保さんMCの1時間番組で、ゲストの魅力が存分に引き出せる内容となっている。

特にオススメなのが、スカイサーキットさんの回である。
なにが面白いって説明できないのが悔しいのだが、空気感がとても良い。スカイサーキットさんがダブルボケになり、大久保さんがツッコむ感じの1時間は、トリオ漫才を聞いているかのようで、何回も繰り返し聞いた。

あと、ぬまんずさんの回も面白かった。
吉本の住みます芸人に対して、考えたことも無かったが、実際にやっている芸人さんの苦労と、楽しさを聞けて、発見にもなったし、沼津に行く事があれば、劇場に足を運びたいと思った。

全体的なこのラジオの軸となる出来事は、大久保さんがコンビを組めるのか、組まないのかという話である。
これは、このnoteを読んでラジオを聞く人が居るのなら、そこを楽しみにしながら、1から聞いてもらいたい。
やはり、人生を賭けた大勝負のコンビを組むと言う行為にこれほどまでフューチャーしたコンテンツもなかなか無いと思う。
なにげなく見ている漫才のコンビでも、組む前に悩んだり、組んでからも悩んだりする事って普段受け手として見る事のない裏側の状態であり、そこを惜しげもなく晒すこのラジオは貴重で、おすすめできる番組だと思う。
大久保さんも村田さんも、ゲストで出る芸人さん達もあくまで素の状態で喋っているのは、大久保さんのいろんな人に好かれる才能であり、売れると思わせてくれるトークスキルに尽きると思う。

ほんと、色々な人に届いて欲しいコンテンツであり、お金を出してでも聞きたいと思わせてくれるラジオである。

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