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理想のポメラについて考えてみた ~my ideal pomera~


いろいろ考えてみた


先日お若い方のつぶやきにつられて、検証のためにポメラDM5を久しぶりに立ち上げてみた。出勤するときに持ち出しはするものの、食後のおしゃべりを傾聴しなければいけない雰囲気に負けてしまい、持って行っているだけ、という日々が続いている。そのため長い間電源入れて触ってはいなかった。


DM5の画面は暗い。

昔はこれくらいの画面の明るさが普通だった記憶があるが、一番見やすいベストの角度(ギリギリの広角。ヒンジに負荷がかからないか心配……)に広げても、老眼の身には少々つらい。(大丈夫な日もある。面倒なことである)


DM5を手に入れて以来、元祖ポケットメモライターに魅入られてしまっている。コンパクトなモバイルギアが大好きだった自分の過去を、一気に遡った気がしてテンションは上がり気味。


ポケットメモライターは何よりも気軽に身近においておける。画像を見ていただいてもおわかりかと思うが、最長部分でも私の愛機、iPhone12 miniとほぼ変わらない。幅も普通サイズのひとまわり大きなスマートフォンと大して変わらないサイズ。(厚みは倍程あるが)


このあたりで、今まで受け身だった自分の中に、『理想のポメラ像』が湧き上がってきたのだった。


私の理想のポメラ『外観』折り畳み式ポメラDM5



外観の理想、それはDM5。センターに画面がないことも、あまり気にならない。常にアウトラインを表示させているような感じだからだ。このおかげで、コンパクトながら安定した折り畳みキーボードとなっている。


天板パーツがあった過去の折り畳み式ポメラのように、外観もカスタマイズできればいいと思う。重くなるかもしれないが、強度も多少は上がるだろう。マステやステッカーで独自色を出している多くのユーザーにもきっと受け入れられるだろう。ビジネスやビジネスに近い場所で使うなら、どうしても個人的なカスタマイズが余計になるシーンがある。せめて色だけでも、せめて天板パーツだけでもという人はきっと多いだろう。


画面はもう少し明るく、メニュー表示はせめてDM100のような区分けと階層に。DM5のメニューツリーに、あぁ、初期のモバイルギアのメニュー階層ってこんな感じだったよね、と無茶苦茶懐かしかった。


画面サイズは心持ち大きくなってもいいかな?でも携帯性が優先だ。そのあたりは『5行表示のワープロ』を経験した世代とは大きく変わってくると思う。一ページを一画面で確認できるのは贅沢だった。それでも私はワープロで小説を書いた。書いていた。やっぱりタイミングを逃したくない。


小さい、小さいと言われているポメラだが、やっぱりDM200は大きいし重いと思う。DM100は軽さのせいか大きさはあまり感じない。DM200もノートPCよりは小さいし軽いけど、目的が違うしね。(ここは言い切ってしまう。)


DM5はキーボードを開いてそのまま安定して使えるのが、過去の折り畳み式ポメラと違っていいと思う。(電気屋の店頭以外で触ったことはないけど。初めてポメラを見た時、電気屋の展示品のキーボードがぱっかり割れて壊れていて、そんな貧弱な機械にこの値段は出せないと思ってしまったのだった)


当時を教えてくれるスタバ齋藤氏のありがたい記事


DM5がiPhone12 miniとほぼ同じ(ケースつけた状態では同じ)なら、ちょっとだけ大きめにして現行のスマートフォン位のサイズなら、画面サイズも大きくできていいんじゃない?とか思ってしまう。


iPhone12miniとポメラDM5。ケースつけたら長さは同じ。
幅がおそらく一般的なスマートフォンサイズ


私の理想のポメラ『文字コードを互換性の高いものに』



最新の折り畳み式ポメラ、DM30の文字コードはShift_JIS 。過去の折り畳み式ポメラに寄せたんだろう。そんな想像は容易に付く。せめてその前に出したDM200と同じスペック(Shift_JIS/UTF-8)にして欲しかった。


そのおかげで私の初めてのポメラ、DM30はポメラとしてあまり使えていない。DM200を買ってからは、文字コードの関係でどうしてもDM200の出番が多くなる。たまにDM30を出してもキーボードをぱかぱかやって、一人ニヤニヤするばかりなのだ。下からキーボードを支える足が出てくるところなんか、何度見ても嬉しくなる。こいつあほか、と笑ってくれてもいい。


私が中古でDM100を購入した理由が、DM30を布団の中で使うのが、キーボードを壊しそうで怖い、だった。なぜかDM5はそこまで恐怖を感じない。軽いからだろうか。店頭で見た壊れたポメラが脳裏に浮かぶ。


過去に肋骨をやっていて長時間のうつ伏せがしんどいので、ポメラのためにもベッドの上ではクッション付きデスクを使うことにしようと思う。

私の理想のポメラ『親指シフトが使える』


年が明けてしばらく、ポメラであまり親指シフトの練習ができてないが、(書きたい気持ちと少なすぎるタイミングのバランスが悪すぎて、そのまま手慣れたローマ字入力で一気書きしてしまう……)やはり挑戦するべき入力方法であると思っている。ローマ字入力も遅いわけではないので、このスピードで一打一字打てたら……嬉しい。多分打ちながらドーパミンどばどば出る。変態か。


最新のDM250でも、幸運なことに親指シフト入力は採用されていたので、ここはやはり折り畳み式ポメラでも親指シフトを採用してほしい。最近の自作キーボード記事などを読んでいても、折り畳みだからできない、という訳でもなさそうだ。



ん?私の理想のポメラって、要件少なくない?

データ移行も短文でQRコード、長文でSDカードが使えたら問題ないし。

脳みそもDM200位あれば十分。(個人的にはDM100でもいいくらい)

あ、バッテリー容量と文字数は画面に出して欲しいです。無線LANやWi-Fiは特にいりません。てか、ない方が持ち込みの縛りがなくて良い。ディレクシアのお子さんなど、需要はあると思います。それにそういうのがなければ乾電池でいけます。

Bluetoothは欲しいです。外付けキーボードとして使いたいから。


これで定価3万円台でなんとかなりませんかね、キングジムさん。


追伸

令和の時代に2010年2月17日生まれのDM5を絶賛する文章を書くことになるとは思いもよりませんでした。でもいい機械だよ。

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