警戒警報
昨年夏に罹った帯状疱疹の跡は、左の腰周りにくっきり刻まれている。手触りの違いは、かなりわからなくなってきている。
耐えられず寝返りを打って、水疱が潰れてぐちゃぐちゃになって、包帯で間に合わずさらしを巻いて唸っていた頃から、ペインクリニックの先生には
「後遺症は残るでしょう」
と言われていた。その痛みは、どの程度のものがどんな形で残るかはわからない、と。
実は一番症状が酷かった頃より、痛み止めの薬を抜いていく期間の方が辛かった。ここまで治ってきているのに、逆に起き上がれずまともに歩けない。苛立っていた。
今も、体調が良くない時、左の腰周りに電気が走るようなピリピリした痛みが走る。
これは警戒警報だ、といろんなことを諦めてベッドに横になる。
なかなか寝付けはしないけど。
そんな夜は長い。
【過去記事】帯状疱疹になった
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