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就労移行支援事業所立ち上げへの想い

今回ひょんなことから障害のある方の支援をする施設、就労移行支援事業所を立ち上げるとになった。

そのことに対する自分の想いをつづろうと思う。

私の父

私は、高校生の時に父が仕事のストレスから慢性的なアルコール依存症と統合失調症を発症した。

今でこそ統合失調症なんて病名に代わっているが、ひと昔前なら精神分裂病なんていう恐ろしい名前の付いたやっかいな病気だ。

しかも父の場合は、アルコール依存症も併発していたから、人目を盗んでは飲酒し、支離滅裂な言動や行動を繰り返していたのである。

近所の駐在さんから連絡が来て、私の母が迎えに行くこともよくあった。

精神科病院で入退院を繰り返していた。

父がそういった病気を発症したのが、私が高校2年生ぐらいの頃であった。

現在私は31歳になった。

早いもので15~6年の歳月が流れ、母の必死の看病もあり、ここ数年は父も精神が安定しているようだ。

しかし、もう還暦も過ぎ、肉体も衰えている。

元来責任感の非常に強い父であったから、まだ家族のため、自分のために働きたい意思があるのを感じる。


仕事であまり家にいない父であったし、

私も大学行くころには実家を巣立ったりと、

正直私は父という人間をあまり知らないように思う。


ただ、心身を壊してまで家族のために懸命に働いていたことはわかる。

だから私は早くお金を人より多く稼げるようになって恩返しがしたい。


そして、父と同じように障害があることで、働きたくても働けない人の支援をしたい。

しかし、私にもお金が必要だ。

障害を持った方の支援などは、ボランティアやNPO法人などが多い。

だが、この就労移行支援事業ならば、国家の制度のもとで運営する事業であるから、私自身の収入を確保しながら障害を持った方達の支援をすることができる。

お金を貰いながら、社会貢献ができるのだ。

もちろん、ビジネスだから事業所の撤退もある。

そこは、めりはりだ。

なんにせよ。

私は、今回の就労移行支援事業の立ち上げに関して、並々ならぬ想いがあるのである。

家族、仲間、障害を持った方々、地域社会、自分自身のため。

私は事業所設立と繁栄のために、死力を尽くす。


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