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webライティングの練習②~書籍 書く仕事がしたいを読んで~

昨日からWEBライティングの練習ということで、2000文字の記事を30記事投稿してみる活動をしています。

webライティングを副業として始めるうえで、3つのステップを設定したことを昨日の記事では投稿しました。

①WEBライティングという仕事について知る

②WEBライティングの仕事を受注する

③WEBライティングの仕事をする


ステップ①のWEBライティングという仕事について知るでは、読書とWEBやYouTubeで情報収集、インプットをしているとお伝えしました。

参考図書とした3冊のうちの1冊が、ライター・コラムニストとして活躍されている佐藤友美さんの『書く仕事がしたい』という書籍でした。

この本の特徴は、読むことで文章力が上がったり、ライティングスキルを高めて生産性を上げるなど、目先のタスク消化の為のハウツー本ではない点です。

概要としては、ライターの仕事の取り方や1日のタイムスケジュール、編集者さんとの付き合い方や、批判的意見との向き合い方など、『書くことを長く仕事にしていきたい人』、『書くことをこれから仕事にしたい人』に向けた内容となっています。

佐藤さんがこの本を書こうと思ったきっかけは、あるメディアの方とのやりとりだったそうです。

そのあるメディアの方によると、大人向けの職業紹介サイトを運営しており、そこで最も検索されている職業がライターだということでした。

更に興味深いことに、最も検索されているにも関わらず、そもそもライターがどんな職業かを教えてくれる人がいないため、職業紹介ページがまだないとうことだったそうです。

この需要と供給のバランスが成り立っていないことを知り、自身の20年に及ぶライターとしてのキャリアをもとに書籍を執筆すれば、何かお役に立てるのではないかというところからスタートしたそうです。

佐藤さんはもともとテレビの制作会社に新卒で入社し、24歳のときにライターとしての活動を開始したそうです。

キャリアスタートの頃から女性のヘアアレンジなどに関わるライターの仕事が多く、日本初のヘアライターとして注目されました。

佐藤さんは、当時師事していた先輩ライターの方から、『書かないと覚えない』ということで、すぐに雑誌の執筆の仕事を開始したそうです。

このnoteに投稿している記事も、WEBライティングの練習として、インプットとアウトプットの繰り返しが大切であると、自分自身考えたところから始めました。

佐藤さんがキャリアの早い段階から実際に書いてみることで、ライターとして必要なスキルをどんどん身に付けていった点はとても参考になります。

この書籍は、全332ページ、5章に分かれています。

話しことばで執筆されているため、スラスラと読めました。

各章の大見出しは以下です。

1)書く仕事を知りたい

2)デビューするまでのこと

3)書く仕事に必要な技術

4)書く仕事に必要なマインド

5)とどまらずに伸びていくこと


1章の書く仕事を知りたいの中で、書く仕事にはそもそもどんな職種があり、それぞれの職種の特徴や向いている人、向いていない人などについて触れています。

個人的にとても参考になったのは、この書籍で触れる職種と触れない職種について述べていた点です。

まず、書く仕事の代表的な職種として以下の7つの職種を列挙されていました。

1.ライター

2.作家

3.小説家

4.コラムニスト

5.エッセイスト

6.脚本家

7.ジャーナリスト

そして、書籍『書く仕事がしたい』の中で、最も分析、解説するのがライター。

全く触れないのが、3番の小説家と、6番の脚本家ということでした。

その理由として、『小説家』や『脚本家』という職業は、ある種の才能がなければできない。しかし、『ライター』に必要なのは才能ではなく、技術だからということでした。

その技術として、文章を『書き終えられること』そして『書き続けられること』を佐藤さんは挙げています。

書くことを仕事にする以上、当然書きたいことだけを書けばいいわけではないし、書きたいときだけ書けばいいというわけにもいかない。

そういった環境下でも、文章を書き始め、書き終え、また書き始め、書き終える。

それを繰り返し続けること。

それが、ビジネスパーソンとしてのライターであると佐藤さんは述べています。

また、ライターがどんな職業かという問いに対しては、次のようなユニークな表現をしています。

ライターとは、『日本語を日本語に翻訳する仕事』であると。

自分自身の考えを中心に発信するコラムニストやエッセイストに対し、ライターは『人から受け取った素材を、その人の意見で原稿をつくる人』と定義しています。

『相手の意見をくみ取って適切な日本語に置き換えることが大切』だとも述べています。

私はライターという職業に対して、知らない・わからないことが多く、先述のような『才能』がなければできない仕事として捉えていました。

この書籍で『書く仕事』についてのイメージが持てたことで、継続した努力さえできれば私にもできる仕事なのだと考えが変わりました。

webライターを副業として目指す私にとって、大変参考になる良書でした。












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