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パートナーと共に成長していく喜びは人生を豊かにする大切な財産|ターン・アンド・フロンティア高野さんとの対談[後編]

前回に引き続き、「株式会社ターン・アンド・フロンティア」の創業者である高野さんとの対談をお届けします。 前編と合わせてお読みいただくと、より深く理解していただけると思います。


ビジネスを超えた、あたたかい思いやり

日野:大久保さんの紹介をきっかけに、高野さんとの関係がより深まっていきましたね。

そんななか、私は別の保険会社に移ることになりました。その時、高野さんにお会いする機会があり、保険に加入していただく話が持ち上がったのを覚えていますか?上司と一緒に商談させてもらったのですが、後日、高野さんから直接電話がありまして、

「この契約は日野さんの成績になるの?もしそうなら、僕は加入します」

と、わざわざ確認してくださったんです。移籍のお祝いと言いますか…あれは本当に嬉しかったですね。

同じ速度で成長できるように

高野:日野さんが移籍したあたりから、もっと頻繁に会うようになりましたね。日野さんの話で特に印象に残っているのは、「金持ち父さん、貧乏父さん」の話です。その考え方に強く共感しましたし、お金に働いてもらうという発想を教えてもらいました。 そこから不動産投資も始めるようになって、投資のことも教わりました。

日野さんは人に紹介する前に必ず自分で実践しているんですよね。投資なども自分の経験を踏まえて紹介してくれるから、本当に信頼できるんです。

日野:それは私の中での鉄則なんです。誰かに紹介するなら、まず自分がやる。それこそが「本物」だと思うからです。高野さんには、というか皆さんにですけど、間違った情報は共有したくないですしね。

高野さんとは趣味の車の話なども楽しみますし、様々な価値観も合うんです。だから、お客様というより一人の友人として、15年ほど一緒に歩んできたという感じかもしれません。 高野さんがどんどん成長して前に進むから、私も成長しなければと思わせてくれるんです。どちらかの成長スピードが遅くなると、ご縁は続かなくなることもあると思うので。

 だからこうして関係性が続いていることが、素直に嬉しいですね。

「自由」を追求するための哲学

高野:日野さんとは確かに価値観が似ていますね。僕自身は「上場するぞ!拡大するぞ!」というタイプではありません。それよりも、お金の自由や時間の自由を追求するタイプなんです。

日野:そのための高付加価値の追求ですよね。売上は人気、利益は付加価値。いかに付加価値を高め、利益を残すか。そういった考え方も似ていますよね。 (価値観については過去記事もあわせてご覧ください)

高野:そうですね、「勝つべくして勝つ」ということかもしれません。自分の強みではない部分で勝負しても全然モチベーションが上がらないし、いかに最小の労力で成功に繋げるかということばかり考えていますね。それを必死で考え続けて、ここまでやってきました。

日野:わかります。私もこの業界に入った当初は死ぬほど失敗しました。20時間364日稼働、みたいな無茶苦茶なやり方で(笑)。元々心配性というか、ネガティブなところもあるから、「とにかく動き続けなければ」という感覚でやっていて。でも、それじゃ続かないと気づいて、やり方を変えないといけないと思ったんです。

高野:西郷隆盛の遺訓に「命もいらぬ、名誉もいらぬ、官位や肩書きも、金もいらぬ、という人は、始末に困るものである」というものがあるんですが、まさにその通りだなと思います。

日野:執着しないというか、自分の中で確固たる価値観があれば、それに従って動くのみ、という感じですよね。そういう強さのある人が大きな成功を収められると思います。

高野:坂本龍馬の「世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る」という言葉もあります。人がわかってくれなくても、自分がわかっていればそれでいい、と私は解釈しています。これにも共感できますね。

日野:なるほど、そういう考え方は大切ですね。

高野:僕は「人との競争」という価値観では生きていません。自分の信じる道を進んでいく、そんな生き方をしたいと思っています。

日野:私もそう思います。お互いの価値観を尊重しながら、自分らしく生きていく。そんな関係性が15年も続いているのは本当に貴重なことだと感じますね。

新たな挑戦と将来への展望 

日野:今は実際に会社を大久保さんに任せて、高野さんはオーナーになられて、また新たな事業を始められていますね。

高野:そうなんです。事業承継の際には日野さんに本当にお世話になりました。ありがとうございました。

日野:こちらこそありがとうございます。私は仁義を果たすことを何よりも大切にしたいと思っています。だからこそ、恩義のある高野さんや高野家に何かあった時は、真っ先に相談してもらえる存在になりたいんです。そのためにも、もっと力をつけていきたいですね。保険という専門性だけでなく、お金や人脈、経験も必要だと感じています。

「どんな事態が起こっても守り抜けるよう、私という存在がそばにいる」そこは絶対にぶれたくないんです。

高野:本当にありがたい言葉です。僕の周りはクルマ仲間ばかりで、日々ファミレスに集まっては夜中まで車談義をしているような状況なので(笑)。

日野:素敵な時間の過ごし方ですね。では、これからの高野さんの目標は何でしょうか?

高野:そうですね、新たに設立した「日本サイバーセキュリティ株式会社」を美しく作り上げたいという思いがあります。ターン・アンド・フロンティアは初めての経験だったので、つぎはぎな部分もあったんです。今は会社の作り方もわかったので、今度は土台から基礎まできれいに立ち上げてみたいという思いがあります。

ゲームでいう2周目のような、『強くてニューゲーム』ができる段階に来たので、1周目を超えるような高収益で、しかも少人数の会社を作ってみたいんです。そして、そこでも日野さんに伴走してもらえたら嬉しいですね。

日野:素晴らしい目標ですね!これからも同じ速度で成長できるように私自身もより一層頑張っていきます。



前編、後編とお付き合いいただき、ありがとうございました。 今回初めて対談記事という形でお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。

15年という歳月を経て、高野さんとの絆は私の人生を豊かにする大切な財産となりました。 この対談を通じて、ビジネスにおける真の信頼関係の価値を少しでもお伝えできていれば幸いです。

互いに高め合えるパートナーと共に成長していく喜び。皆様も、ぜひそんな経験をしていただければと思います。


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