見出し画像

息子の髪を切るという修行

息子の髪が伸びてきた。

最近暑くなり、園の帽子の中が蒸れるのか
「かいい〜(痒い)」
と言いながら、頭を掻く事が増えた。
そして髪が耳にかかってるせいで、マスクのゴムが掛けづらい。

早速、お風呂の時間に切ることにした。
何故お風呂なのかというと、髪を切った後すぐ流せるし、髪も集めやすいという夫の主張による。

しかし今日は夫の帰りが遅いので私1人で切るから、リビングで何か見せながら、さっと切って掃除機かければ良かったんだよなーと、後に後悔する。

お風呂場は声が響く。

感覚過敏で髪を触られるのが大嫌いな息子が、怒りながら叫び、鏡を叩く。
ちょっとやめて鏡が割れてしまう。

宥めながらハサミでチョキチョキと切る。
バリカンを最初使ったが、音がダメだったようなので切り替えた。すんごい怖い。

もう短くなれば良いので、いい感じに揃えるとかはこの際どうでも良い。
見出しのように櫛を使う事もしない。
このくらいで良いかなというところでやめる。

シャワーで体についた髪を流してようやく機嫌が治った息子。
鏡も無事である。

髪を切った後は毎回どっと疲れる。
そして「通報されてないかな」「苦情来ないかな」と心配するまでがセットだ。

髪を切る時間はお互いに修行の時間。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?