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飲み会終わりに

仕事の飲み会終わり、私がもっと思うままに色々話して裏表なく出してしまえる人だったら、もっと出来た人間になれたのかもしれないなとよく思う。
周りの仕事の出来る人は、飲み会で「それをこの場で言うことがすごい」ということをたくさん話している。
でも、やっぱりそんな人にはなれない。その場にいる人が嫌いとか信じられないわけでもないんだけど。そもそもパッと話せるほどの考え、意見があまりない。意志が薄いのかな。仕事に対して一部諦めみたいなものがあるのかもしれない。
何回も憧れ、妄想して、考えてはいるけど、結局は心から「裏表なく出していける人」になろうとは思わない。

「これからどういう仕事をしていくのか、考えていくといいよ」

解散して駅に向かう帰り道、職場のその人はだいぶ言葉を選びながら言った。
その人の方が経験がある人だし、そんなに言葉を選ばなくてもいいのにね。
言っていた内容は本当にそうだと思う。この世界で仕事、というかお金をもらい行う仕事は変わりまくっている。
でも今を生きることにいっぱいいっぱいで、ある余裕は余裕としてそのままで持っていたい私にとって、頭が痛い言葉たちだ。
私は仕事で何をしたいんだろう。何ができるんだろう。
私はこんなもんじゃない、強気な私が叫ぶ。
こんなもん、ってなんだ。といつもの私が止めに入る。今いるその場所をちっぽけだと笑うことは自分を笑うことさって、コブクロも月光という歌で歌っている。

働き方としても仕事の内容としても、今の状態から自分に合うようにしていきたい気持ちはある。
けど、どうやるんだろう。そもそも本当にできるのだろうか。
キャリアプラン構築のコーチングとか受けて、本格的に考えないとかなあ。
コーチングの前にカウンセリング受けたいな、とスマホで調べていたら、ゴロゴロガシャーンと雷が鳴り響いた。
乗っていた電車は止まり、夜の雷雨の中、静かな車内。
だいぶ近くに落ちているのだろう、雷のおどろおどろしい音が響いている。
そんな中でスマホを弄る気にもなれず、私はただただ窓の外を眺めるしかなかった。


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