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清水寺の和尚

清水寺の和尚が大きな和紙に墨書する「今年の漢字」を眺めていました。1年の世相を表す漢字を募集し多数を占めた、という「戦」の字を眺めていました。

「ウクライナへの軍事侵攻等、戦争を意識した年であった」とキャンペーンの主催者が分析します。私たちにとってもそれが身近な1年だった、ともいえます。

だけど、想像します。「例えば自国がまさに大国に侵略されていて、その年末に1年を振り返って、今年の漢字は「戦」でした、なんて大書するかしら」と。

共感する、想像する、思いを寄せる。それは尊い行いだけど、他人事と自分事の間には、埋め切れない距離もあります。あの侵攻から間も無く1年を数えます。

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