とりあえずやってみる
来月小さな公民館で映画の自主上映をすることになった。
インド、バングラデシュをテーマにした『タゴール・ソングス』という映画を上映する。もともとは、去年聞き始めたラジオでこの映画を作った監督さんがゲストで登場されている話を聞いたのがきっかけだった。インターネットラジオで、アーカイブで聞いたラジオは、コロナが始まった2020年に放送されたものだった。映画も同じ、コロナ真っ最中に上映されていた。ラジオを聞いた時は3年前。今どこで見られるのかと探してみたものの、すでに、地方での上映も終わっていた。
映画のサイトに行ってみると、今、上映しているところはないけれど、自主上映をすれば見ることができるらしい。そうか、見たければ、自主上映をすれば良いのかと。それが去年の11月ごろ。インドに旅しようと思って、航空券を取り、できればインドにいく前に映画が見られたらとふと思い浮かんだ。
ご近所さんに相談してみると、手伝いますよとの言葉に、それではとりあえず、やってみようかという流れになった。
やることは場所と、日にちを決めて、スクリーンと、プロジェクター、音響を手配し、映画配給会社に連絡する。年末に、アマゾンのサイトで有料で見られることが分かり、あれっ、自主上映しなくてもいいのではとも思ったけれど、せっかくスクリーンや音響を貸してくださる人が見つかり、大きな画面で他の人と一緒に見ようと自主上映をすることになった。
ちょっとマニアックな映画なので、そんなにお客さんが来るとは分からないけれど、エイっと前へ進む。
昨日、ズームで遠くに住む友人とおしゃべりをして、映画の自主上映をやることになったことを話すと、「よくやろうと思ったね、すごいね」と言われる。いやいや。全然すごくない。あまり考えずにやってみようと思っただけ。いろいろ考えるとこわくなったりもするので、まぁ見切り発車してしまうタイプだからやってしまうのだろう。でも、この上映会をやろうと思って知り合った方にバングラデシュにご縁のある方がいて、来月の旅でもバングラデシュへ行くことになったのだから、ご縁は面白い。
そんなこんなで、今は旅の準備と並行して自主上映の準備をしている。