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学校では習わない「can」と「be able to」の違いとは??

当記事は、

「canとbe able toって同じ意味じゃなかったの?」
「文法的に違うだけじゃないの?」

と疑問に思っている方のための記事です。


英文を読んでいると、可能の意味を表すとき”can”が出てきたり”be able to”が出てきたり「なんの違いなんだろう?」と考えたことがある人は多いのではないでしょうか。


当記事では、そういった疑問に答えるため

・canとbe able toの両方が使える場合
・canしか使えない場合
・be able toしか使えない場合

の3つのパターンを詳しく解説しているのでぜひご覧ください。



※はじめに私の経歴

私はアメリカ、フィリピン、オーストラリアに1年間留学し、オーストラリアでは仕事を経験。TOEICは930点持っています。

TOEICスコア



今はブログやツイッターを軸に、留学で培った経験を発信しています。上の情報が当記事の信頼担保になってくれると幸いです。



”can”と”be able to”の両方が使える場合

基本的に現在形で「〜できる」と訳すとき、”can”と”be able to”の両方が使えます。

例:

He can run
He is able to run
(彼は走れます)

I can swim
I am able to swim
(私は泳げます)


また、過去の否定を表すときも”can”と”be able to”の両方を使えます。

例:

I couldn’t do my best
(ベストを尽くせなかった)

I wasn’t able to do my best
(ベストを尽くせなかった)


ただ、”be able to”より“can”の方が会話でがよく使われることが多いです。



canしか使えない場合

canしか使えないのは以下の3つの場合です。

・主語がモノ
・受動態
・(継続して)〜できていた


主語がモノの場合

主語がモノの場合は”can”しか使えません。

”be able to”は「能力的にできる」というイメージがあり、ここでは自ら動けないモノ自体が能力的に何かできると言うのはおかしいので、主語がモノの場合は”be able to”が使えません。

例:

This hotel can accommodate up to 100 rooms
(このホテルは100部屋まで収納できる)

A phone can send a message
(携帯はメッセージ送れる)


受動態の場合

受動態の場合も”can”しか使えません。

例:

Stars can be seen at night
(星は夜見える)

My homework can be done
(宿題は終わるよ)

先ほど”be able to”は「能力的にできる」というイメージがあると言った通り、受動態の場合も”be able to”を使うと

Stars is able to be seen at night ×
(星は能力的に夜見られることができる)

となり、星が人の目を意図的に引きつけきれるみたいな意味わからない文になってしまうので、”be able to”を使うことができません。


「(継続して)〜できていた」という場合

「(継続して)〜できていた」という場合も”can”しか使えません。

例:

I could walk for a long time when I was young
(若いときは長い間歩けたのにな)
↑若いときという長い期間

You could run 100m in 12 seconds, couldn’t you?
(100メートル12秒以内で走れたよね?)

逆に、”be able to”は「(一時的に)〜できていた」という場合に使います。

例:

I was able to get a job in Australia
(オーストラリアで仕事を見つけきれた)
↑仕事を見つけきれたのは一時的なこと。

She was able to win the finel match
(彼女は決勝戦を勝つことができた)
↑決勝戦を勝ったのも一時的なこと。



be able toしか使えない場合

逆に、be able toしか使えないのは先ほどの「(一時的に)〜できていた」と言う場合の他に、下の2つの場合です。

・助動詞と一緒に使う
・不定詞toと使う


助動詞と一緒に使う場合

助動詞と一緒に使う場合は”be able to”しか使えません。

例:

I will be able to solve the problem tomorrow
(明日にはその問題を解決できるだろう)

He has to be able to be a teacher in two years
(彼は2年以内に先生になってなければならない)

助動詞の後ろは動詞の原形になるので、ここでもし”can”を使うと「助動詞+助動詞」となり文法的に使えないからです。

例:I will can solve 〜 ×


不定詞toと使う場合

不定詞toと使う場合も”be able to”しか使えません。

例:

I want to be able to play the piano
(ピアノを弾けるようになりたい)

He needs to be able to speak English
(彼は英語を話せるようになる必要がある)

不定詞の後ろは動詞の原形になるので、さっきと同様”can”が使えないからです。

例:I want to can 〜 ×



まとめ

今回の記事をまとめると、

”can”と”be able to”の両方が使える場合
現在形で「〜できる」というとき

canしか使えない場合
主語が❶モノ❷受動態❸(継続して)〜できていたと言うとき

be able toしか使えない場合
❶(一時的に)〜できていたというとき❷助動詞❸不定詞toと一緒に使うとき

でした。


これで「can」と「be able to」の違いや使い分けは以上になります。ご覧くださりありがとうございました。もし、何か質問などあれば気軽にツイッターに質問してください。​


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