アニメ・漫画に興味がない俺が、アニメ・漫画・オタクに思うこと

 俺はゲームやインターネット、バラエティ番組は好きだが、あまり漫画やアニメにはハマらず、アニメ・漫画の有名なフレーズは全てネットを経由して認知している状態である。
というか、子供の頃からアニメや漫画、特撮とかに全くハマれず、例えば少年ジャンプ作品で言えば、「NARUTO」や「BLEACH」、「ドラゴンボール」「鬼滅の刃」とか全く刺さらなかった。

 そもそも少年ジャンプの合言葉と言うかポリシーである「友情・努力・勝利」の時点で、俺の考えや求めているものとは逆なのである。友情なんてすぐに無くなるものだし、友情からの憎悪なんて永遠である。努力は自分を裏切らないとは限らないし、ホントに裏切らなかったら、オリンピックで簡単に金メダル取れて、難関大学なんて入試で一発合格取れてるはずだ。勝利も必ずしも勝てるという保証はない。やっぱり既存のポリシーよりリアル感のある「裏切り(蹴落とし)・反則(ズル)・反則勝ち(反則負け)」的な物じゃないと俺のハートは掴めないのだ。

 ネットでそれらの作品の有名なフレーズを用いて、コラ画像とかで弄られてる分には面白くていいのだが、作品自体には全く興味をそそられなかった。いくらメディアが人気だと注目作だと騒いでも、「どうせメディアがごり押ししてんだろ」といった冷めた気分が勝ってしまい読む気にすらならない。

 まぁギャグ漫画とかギャグ要素の強い作品は好きだったけどね。フジのCS放送で知った「ついでにとんちんかん」とか、「銀魂」辺りは好きだったけど。

 大体、俺が漫画を読むときは、上記のようなギャグ漫画やホラー漫画そして、「金田一少年」や「名探偵コナン」のような少年探偵物しか読まない。というかギャグ、ホラー、少年探偵物ぐらいしか漫画を読んでいて、面白いと感じないのである。恋愛漫画とかバトル漫画、スポーツ漫画などというジャンルは俺の中では不要なジャンルじゃ。

 こんなものは、大体がワンパターンで恋愛漫画においては、「最悪な出会いから色々あって親しくなって、交際してケンカして、結局結ばれる」という超ありきたり展開であり、バトル漫画じゃ、「敵が現れて、そいつの攻撃受けてピンチになって、後から弱点を見つけて、そっから勝利するけどまた新しい敵がやってくる」というこれまたベッタベタな展開が多い。スポーツ漫画でも、「弱小部からの成り上がり」そんなんばっかりや!強豪校からのスタートとかないのか。

 まぁ、今の漫画だと上記のジャンルでもギャグ要素は多いが、やっぱりそそらないね。だって純粋なギャグ漫画ちゃうからね。

 そして日曜の朝にテレ朝でやってる、「仮面ライダーシリーズ」「スーパー戦隊シリーズ」「プリキュアシリーズ」とかあれら全部嫌いだ。

 昔からこういう戦隊ものとかヒーロー系のやつは大っ嫌いで、俺の性格上、ヒーローよりも悪役に感情移入するタイプであり、ヒーローの言ってることやってることなんて偽善者すぎるし、悪役の方が現実的で為になることを言ってることが多いのである。

 ヒーローを持ち上げ、悪役を下げるような作品作りには、子どもの頃から反吐が出た。何より物語がワンパターンすぎるのである。ヒーローが出かけたところに悪役がやってきて、戦闘シーン入って悪役の攻撃でヒーローがピンチになって、そっから終盤になってヒーローが優勢になって勝つだなんて、ワンパターンすぎるわ!

 もっとヒーローが苦戦しないで勝ったり、逆に悪役の方が勝ったりとか、全編通して悪役の悪事が起きない回とか、そういうの作らんかい!こんなマンネリの極みを見続けて何が面白いんじゃい!

 そもそも、学生時代からチー牛のような顔をして、教室の片隅でアニメや漫画などオタク系の話をしている奴を「こいつアニメとかカードゲーとかソシャゲの話をしとるわぁー、キッショいなぁ」だなんて見てるタイプのぼっちであるため、オタクと言われてる人に対しては、かなり冷めた視線を送っている。

 逆にクラスを引っ張ったり他人を平気でイジるような陽キャやヤンキーに対しても「こいつら何ギャーギャー調子こいてんねん」とこれまた冷めた視線を送っていた。ネットでは俺みたいな人種を“無キャ”と言うが、誰が無キャやねん。誰が中身空っぽ人間じゃ。

 だから、今のオタク文化がメジャー化した状態に、「今頃になってなんで持て囃されてるんだ?」となんだかモヤモヤした気分と冷めた視線で静観している。「こんな誇れるものかぁ?」と俺が陰キャのくせに今のアニメ、Vtuber、カードゲームブームを嘲笑うかのように見ているが、逆に好きなタイプの女性がウェザーニュース檜山沙耶さんみたいなオタク系の美人だったり、従兄弟である母の弟がコミケに行くぐらいの筋金入りのオタクなので、自分以外の否定するような文面を見かけると、なんだか更にモヤモヤするのだった。