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そっか…季節がくるね

弾むように走り回る君

虹の橋をリズミカルに
行ったり来たり
思いっきり楽しんでる
そんな姿が見えたような気がした
周りには仲良しのわんちゃんもいる。
新しくできたお友達もいる
良いなぁ。凄く良い笑顔だね。

ひな祭りの月に十三才を迎えた君は、少しずつ少しずつ私たちから離れて行く準備をしていたね

繋がりを切らさず
抱き締め続けていたかった

君は
君は美しく 
あまりにも健気だった

春の華びらに包まれ眠りついた もう二度触れることは叶わない
存在となってしまった

早春に生を受け
陽春に散った
君は春の淑女だったんだね

募る想いが溢れ出す
この腕に抱き締めて
いつものように
話しがしたい
辛い顔していると
ザラザラの舌で一生懸命舐めて
くれたり
私の音痴な子守唄で寝てくれたことが懐かしい。
寂しくない? 

ううん
大丈夫よって聞こえた。

そうだね
君の大好きな人が
今は傍にいるから
ずっと抱き締めて貰っているんだものね

その人は私の手から離れて逝ってしまったけれど……
君といるんだから安心だよ

ふたりで見てる?

私たちはまだここで踏ん張るからちゃんと見ててよ

それから
君は離れないでいてあげてね 
私たちの大好きな人からさ
よろしく
よろしく
頼のむね

君が旅立って三年目

大好きな人が逝ってしまって
二年目

突然襲われるんだ
言いよう無い切なさに

零れる落ちる雫を
最早誰も拭ってはくれない

逢いたいくて
無性に逢いたくて
声をあげて
泣いてるんだよ

仕方ないよ
仕方ないんだよ
温もりが恋しい
それだけのことなのにね
それだけことなんたけどね

永遠に叶わないんたね












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