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【日向坂46】不器用だっていい。松田好花を見て思うこと。

なんでもそつなくこなせる。

そんなイメージを彼女に抱く人も多いのではないでしょうか。

教養系番組に出れば的確なコメントを出し、お笑い系バラエティに出ても意外な瞬発力で結果を残し、グループとしては最長となる単独パーソナリティラジオ番組もある。

アイドルしてのパフォーマンス力も高く、オンライン握手会『ミート&グリート』はグループで数人しかいない一次完売を毎回達成。朝の情報番組『THE TIME,』の火曜レギュラーも務め、今やグループを代表するメンバーの1人に名を連ねています。


なんでもそつなくこなせる。


それはきっと、彼女の一番の強みであると同時に、同じくらいの弱さでもあるのかもしれません。


■1.努力の人、松田好花。


彼女を知っている人、彼女を追いかけているファン、その全ての人が彼女をこう表現するのではないかというほど、彼女は努力を重ねる人です。

自身のラジオで滑らかにオープニングトークをしているように見えても、その長尺ながらも完成度の高いエピソードは、確実に事前に練り抜いたものです。

ラジオで話すネタはないか、メッセージアプリでは何を話すか、ブログではどんな話にするかなど、日常生活の中でも常にファンに何を提供するかを考え、実際にそれを行動に移してくれています。

2020年、眼科系の病気で一時グループ活動を休養した時も、休養中にも関わらず3日に1度のペースでメッセージアプリにメッセージを投稿し、擬似的ながらファンとの交流機会を確保し続けていました。

しかもこの3日に1回のペースは、ファンや関係者を考慮して自分で考えてこのペースにしたと、後に本人の口から語られています。自分の療養期間中にも関わらず、彼女が向いていたのは常にファンの方向でした。

その結果、療養期間を経て彼女のメッセージアプリのハッシュタグ、「#konokatalk」をつぶやくユーザー数は大幅に増え、2023年現在も未だにグループで上位の投稿数を記録し続けています。

時にこうした勤勉さが負担となり、メッセージアプリなどを介して弱音をこぼすシーンを目にすることもあります。自身のラジオで1期生の影山優佳になだめられ涙を流すシーンもあります。それでも彼女はそうした律儀なことを決して止めない。

持ち前のクレバーさがありながらも、あまりにも愚直な方法でファンの心を掴み、『継続は力なり』を体現し続けているのが、松田好花という人物です。


■2.きっと、なんでもはできない。


なんでもそつなくこなせる。

筆者はこの言葉をこの記事の冒頭で書きました。それは確かに彼女を象徴する言葉であり、恐らく一番多くのファンに納得してもらえる言葉だと思ったからです。

一方で、その分彼女は無理をします。

まだご覧になったことがない方がいれば、ぜひ1度このブログを読んでみてください。

上記は彼女の同期、渡邉美穂の卒業を受けて彼女が記したものです。

改行もまばらで、らしくもなく多用される「笑」。

そんなおぼつかない文章の中で、彼女の同期への想いが深く語られています。

察しても言葉にできなかった後悔、自分の生の声を形にすることへの恐怖、無理に切り替えようとする空元気。

そんな普段は決して見せない彼女らしい不器用さが詰まったのが、この渡邉美穂に宛てたブログです。

普段なんでもそつなくこなしてしまう分、自分の気持ちをストレートに表現できない。臨機応変に対応できるからこそ、咄嗟に周りの空気を察してしまい言いたいことが言えない。

それが筆者が思う彼女の弱さです。

そして、今後彼女がさらに羽ばたくためにどこかで乗り越えなければいけない大きな課題なのだと、一ファンの目線から感じています。

なんでもできる必要はない。

彼女が加入してきてから約5年半、松田好花という人物を推し続けてきた筆者が今、強く思うことです。


* * *


ということで、色々と思うことがあり久々に書き殴ってしまいました。

推しの記事はどうしても主観的になってしまうこともあり、正直書きたくなかったのが本音です。

ですが「今書かないと」そんな気がしたので、駄文ながら一筆したためさせていただきました。各々色んな想いがあると思います。色んな推し方があると思います。

私は今、推しが無理せず、もっと楽にやってくれれば。言葉にしようとすると難しいのですが、そんな気持ちでいます。

と、ダラダラ書くとナイーブになってしまうので、今回はここまでとさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。


#19.君に話しておきたいこと

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