190-通学中、事故に巻き込まれる陽菜たち
陽菜:行ってきま〜す
ある日の朝、陽菜は学校に向かうために家を出る。
陽菜:🎶〜🎶〜
鼻歌を歌いながら駅に着くと、改札をくぐってホームに降りる。
アナ:2番線に電車が参ります、危ないですので黄色い線の内側までお下がりください
電車がやってくると、陽菜はそのまま乗り込む。
☆:先輩、おはようございます
陽菜:あっ、おはよう〜
電車の中には☆☆が乗っていて、陽菜は☆☆の隣に立つ。
陽菜:月曜日ってほんと憂鬱……
☆:ほんとそれです…、この満員電車とか……
そんなことを話していると、
(キィィィィ……!!)
陽菜:きゃっ!
☆:大丈夫ですか?
(ドンッ!)
電車が急ブレーキをかけ、何かにぶつかった。
(ザワザワザワザワ……)
陽菜:何があったの…?
☆:なんでしょう……?
◇
しばらくすると、車掌からのアナウンスが流れた。
アナ:乗車中のお客様にお知らせします、ただいま乗用車との接触により、運行を停止しております、今しばらくお待ちください
☆:マジか……
陽菜:うわぁ〜……
どうやら踏切で乗用車と接触したようだ。
☆:学校に連絡した方がいいですかね…?
陽菜:いや、学校側もじきに把握するだろうからこのまま待ってよう
☆:はい
すると、パトカーや救急車のサイレンが聞こえ始め、電車の周りを取り囲む。
(プシュー…)
乗客が手動コックを回し、ドアを開けて外に出る。
陽菜:私たちも外に出るよ
☆:はい
陽菜たちも外に出て、警察の誘導で線路脇に移動する。一・二両目からは負傷者が運び出されている。
陽菜:…次の駅まで何kmくらい?
☆:……4キロっすね…
陽菜:…待つか……
☆:そうですね……
二人はスマホを取り出し、暇を潰すことに。
◇
そして数十分後、代替バスがやってきた。
※:※※駅まで参る方はお乗り下さい〜!
陽菜:行こ
☆:はい
陽菜たちはバスに乗りこみ、※※駅に向かう。
そして駅に着いた二人は中に入り、学校の最寄りに向かう電車に乗る。
陽菜:…今から行ってもかなりの遅刻になるね…
☆:まぁしょうがないですよ…(苦笑)
最寄り駅に着き、電車を降りる。
☆:やっぱりいっぱいいたんですね
陽菜:みたいね
他にもあの電車に乗っていたと思しき生徒がホームに出てくる。
そして改札をくぐり外に出たら、学校に向けて歩く。
陽菜:やっと着いた……
☆:長かったっすね……(苦笑)
ようやく学校に到着し、二人は授業に参加した。
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