226-放置子を保護する好花たち
好:んんっ、疲れた~
大学終わり、好花が一人で歩いていると、
好:……あれ?
女の子:……。
マンションの入口に女の子が一人、階段に座っていた。
好花はその女の子の前に行き、目線を合わせる。
好:…お嬢ちゃん、パパかママは?いないの?
女の子:……パパはとうきょうにいってる、ママはしらないおにいさんとあそんでる…
好:そっか……
好花はそのまま女の子の隣に座る。
好:ママが帰ってくるまで待ってようか
女の子:うん……
◇
そして30分後、
〇:…何してんの?
〇〇が帰ってきた。
好:かくかくしかじか……
〇:はぁ……(苦笑)
事情を説明すると、〇〇はマンションに入っていく。
好:〇〇、どこ行くん?
〇:その子の部屋
すると、女の子が立ち上がり、〇〇について行く。
好花も首を傾げながら後について行く。
好:この子のこと知っとるん?
〇:前にもあったからな
そうしてエレベーターに乗り、女の子の部屋の階に上がる。
(ピンポーン)
〇〇がとある部屋のインターホンを押すと、中から女性が出てくる。
母親:こんな時間にd…
〇〇:こんばんは
母親:っ……
母親:分かったわよ…!
母親が女の子を部屋の中に入れ、しばらくして中から男が出てきた。
男:ちっ…!
〇:おやすみなさ~い(笑)
男が消えた後、好花が〇〇に耳打ちする。
好:なぁ〇〇、なんで母親あんなに怖がってたん?
〇:まぁ色々と…ね?(笑)
好:(怖っわ…)
すると、
?:ま〜た首突っ込んでんの?(笑)
仕事帰りらしい女性が声をかけてきた。
〇:あっ、教授、お疲れ様です
影:おつかれ~
好:…誰?
〇:医学科の影山教授
影:初めまして、影山優佳です
好:初めまして
〇:彼女の松田好花です
好:…///
影:青春だね~(笑)
〇:じゃあおやすみなさい
好:おやすみなさい
影:おやすみ~
大学の教授と同じマンションに住んでいる〇〇たちです
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