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257-痴漢に遭う海月

海:ふぁ〜……、

ある日の朝、海月は大学に行くために駅に向かっていた。

改札を通り、ホームに降りる。

そうして電車を待っていると、

帆:海月、おはよ

海:おはよう

帆夏がやってきた。

帆:朝から暑くない?

海:暑っつい…(笑)

そうして電車がやってくると、二人はそれに乗り込んだ。



海:……。

帆:……。

海月は本を読み、帆夏はスマホで移動中の時間を潰していた時、

海:(ゾワッ……!)

海月の臀部に何かが触れる感触がした。

男:はぁ…はぁ…はぁ……、

海:(痴漢……!?)

海月は衝撃のあまり、声をあげられなかった。帆夏はスマホに夢中で痴漢に気が付いていない。

そして痴漢の手が少しづつ前の方に動いていく。

海:(止めて……!)

とその瞬間、

男:かひゅっ……!

海:っ……!

痴漢が奇声をあげて気を失った。

海月が顔を上げると、そこに立っていたのは…、

〇:大丈夫?

好:海月…、

〇〇と好花だった。

(ザワザワザワ……)

周りも徐々に騒がしくなってくる。

帆夏:ん?何があったの?

好:(苦笑)なんで気付かんねん…、

そして駅に到着し扉が開くと、〇〇は痴漢を引きずり外に出す。

警:ご協力感謝します

〇:いえ、

〇〇は警察に痴漢を渡し、海月を婦警さんに託す。

婦警:こちらにどうぞ

海月は駅員室に通され、椅子に座る。

海:……。

婦警:何か飲まれます?

海:……いえ、

その間、〇〇も警察に事情聴取を受けていた。

警:…なるほど…、

〇:はい、

警:ちなみに、格闘技経験は?

〇:ありません

警:そうですか、未経験者でも鎖骨に手刀を入れて気絶させられるんですね(苦笑)

〇:医学部で人体骨学について学んでいるのである程度は…(苦笑)

警:なるほど、じゃあ勉強頑張ってください、これから大学ですか?

〇:はい、

そうして〇〇たちは駅を離れ再び電車に乗る。

好:大学前になんか疲れた…(苦笑)

〇:(苦笑)

海月を痴漢から助けた〇〇です。

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