170-カラオケに行く陽子
陽子:ふぁ~…
ある日の学校終わり、陽子は歩きながらあくびをする。
陽子:…カラオケでも行こかな……
陽子はその足でカラオケ店に向かう。
店:いらっしゃいませ
陽子:学生一人、フリータイムで
店:かしこまりました
料金を支払い、店員さんからマイクを受け取る。
店:いってらっしゃいませ
陽子:ありがとうございます
陽子は部屋に入り、機械を起動させる。
陽子:最初何にしようかな~…
機械を操作し、歌う曲を選ぶ。
(🎶~🎶~)
陽子:こんな好きになると思っていなかった🎶
陽子:夢中になるなんて生まれて初めてさ🎶
陽子:一日中 うわの空🎶
陽子:君を想うと何だか切なくなる🎶
陽子:こんな好きになると思っていなかった🎶
陽子:一生分の“好き”を使い果たしそうだ🎶
陽子:口に出せない言葉 飲み込んだまま🎶
陽子:ドレミが止まらない🎶
陽子:経験不足の恋さ🎶
………………。
陽子:青空のせいじゃない🎶
陽子:ずっと見上げてたわけじゃない🎶
陽子:期待しないってことは🎶
陽子:夢を捨てたってことじゃなくて🎶
陽子:それでもまだ何か待ってること🎶
………………。
陽子:一本の欅から🎶
陽子:色づいてくように🎶
陽子:この街に少しずつ🎶
陽子:馴染んで行けたらいい🎶
陽子:舞い落ちる枯葉たち🎶
陽子:季節を着替えて🎶
陽子:昨日とは違う表情の🎶
陽子:青空が生まれる🎶
………………。
陽子:夢の色を教えてくれよ🎶
陽子:どれが夢なのかわからない🎶
陽子:ただの願望か 強い希望か🎶
陽子:混ざり合って 探せない🎶
陽子:どこまで手を伸ばせばいい?🎶
陽子:ずっと 何も届いてない🎶
陽子:僕は毎日 目を皿にして🎶
陽子:そんな日常 生きている🎶
陽子:見せて欲しい 夢の未来 Ah…🎶
………………。
陽子:この夏をジャムにしよう 思い出は甘くほろ苦く🎶
陽子:海の匂いがする (匂いがする)🎶
陽子:ピュア過ぎた (ピュア過ぎた)🎶
陽子:無添加の日々🎶
陽子:恋だってジャムにしよう ちょっぴり酸っぱかったけど🎶
陽子:食べ切れないくらいキスだってしたい🎶
陽子:冷蔵庫に入れよう🎶
陽子:イニシャルだけのラベル🎶
………………。
陽子:待っててくれるか? 夢叶うまで🎶
陽子:君のことを連れて行く🎶
陽子:苦しくても諦めない🎶
陽子:僕ら信じてよ WOW...🎶
陽子:ハイタッチして抱き合いながら🎶
陽子:涙を拭いて喜びたい🎶
陽子:そんな瞬間 思い浮かべて🎶
陽子:前に進もう🎶
陽子:絆とはそこにいること🎶
陽子:無理だと言うかい?🎶
陽子:叶わないと言うかい?🎶
陽子:捨てろと言うかい?🎶
陽子:諦めろと言うかい?🎶
陽子:夢を見なくちゃ生きてる意味ない🎶
陽子:「明日こそは」って頑張れる🎶
陽子:自分の足でゴールするって🎶
陽子:ここで約束しよう🎶
陽子:遠くの夢って🎶
陽子:勇気をくれるんだ🎶
陽子:一緒に歩いて🎶
陽子:一緒に辿り着こう🎶
………………。
陽子:ふぅ……、疲れた…
喉がカラカラになるまで歌った陽子は、退店の手続きを取ってお店を出る。
陽子:ありがとうございました
店:ありがとうございました~
カラオケに行った陽子です。
※前々回までの話の推敲に時間をかけすぎてかなり雑ですが、ご了承くださいm(_ _)m
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